保険募集人(保険営業)の平均給料を経験値・年齢・性別に徹底解説!

保険募集人の平均給料や給与の仕組みは?経験・年齢・性別に分けて徹底解説

保険募集人(保険営業)の平均給料を経験値・年齢・性別に徹底解説!

保険募集人への転職を考える中で気になる項目の1つとして、給料相場が挙げられます。

「どのくらいの給料がもらえるのか」「給与の仕組みはどうなっているのか」など、転職前に把握しておきたいのではないでしょうか。

本記事では、保険募集人の平均給料や給与形態を解説します。

雇用形態によって給与の仕組みが変わるため、保険募集人への転職を検討している人はぜひ最後までご覧ください。

保険募集人の給料相場【新卒・転職】

保険募集人の給料相場【新卒・転職】

2023年度のハローワーク求人統計データでは、保険営業の平均賃金は「25.3万円」となっています。

出典:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag(日本版O-NET)」

新卒の場合、入社後半年〜2年間は研修期間として扱われるケースが多いため、給料は低めに設定されるのが特徴です。

営業未経験者での転職も同様に、営業スキル習得のため研修を設けられるのが大半で、給料は20万円前後になる傾向があります。

一方で営業経験者が転職するときは、経験年数や前職の実績を考慮し給料が決められるため、未経験者での転職より高額になる場合が多いでしょう。

即戦力としての期待値もあり、20万円後半になるケースも稀ではありません。

保険募集人の給料は成果報酬型であるため、成績次第では新卒や未経験者の転職でも平均以上の給料を得るのも可能です。

保険募集人の平均給料

保険募集人の平均給料

2024年に厚生労働省が公表した年賃金構造基本統計調査では、保険営業に携わる社員の平均給料は39.1万円となっています。

職業を問わない全体の平均給料は20.5万円であるため、保険募集人の給料は高水準と言えるでしょう。

ハローワーク求人統計データの25.3万円よりも実際の平均給料が高いのは、保険募集人の給与が成果報酬型である点が関係していると考えられます。

以上を踏まえ、保険募集人の平均給料を「年齢別」「男女別」に分けて詳しく解説します。

出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」より算出

年齢別

保険募集人を含めた保険業・金融業の年齢別で平均月収を表にまとめました。

年齢 平均月収
〜19歳 16.97万円
20~24歳 22.97万円
25~29歳 28.15万円
30~34歳 34.49万円
35~39歳 40.11万円
40~44歳 45.07万円
45~49歳 46.99万円
50~54歳 46.65万円
55~59歳 46.05万円
60~64歳 33.14万円
65~69歳 32.41万円

出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」より算出

営業経験が少ないと考えられる20代前半までの平均給料は、23万円以下です。

研修に時間をかける点や、スキル不足により契約を獲得できない点が関係していると考えられます。

一方で経験年数が長く、営業スキルを兼ね備えていると思われる30代後半からは、40万円を超えている傾向にあります。

高い営業スキルの習得にしたがって、成約率が向上したりノルマを達成しやすくなったりするからと考えられるでしょう。

もちろん、保険募集人の中には経験が浅くてもスキルを習得したことで、月収100万円以上を得ている人もいます。

未経験で保険募集人に転職・就職しても、確かな実力が付けば高い給料を得ていけるでしょう。

男女別

次は、保険募集人を含めた保険業・金融業の男女別で平均月収を見ていきましょう。

性別 保険業界 全体
男性 49.75万円 20.9万円
女性 30.61万円 19.9万円

全体の平均年収と比較すると、保険募集人は高収入を得られる仕事と判断できます。

よい営業成績が残せると、月収100万円も達成可能です。

契約が取れれば天井なく稼げるため、保険募集人は高い収入を得たい人におすすめの職業です。

出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」より算出

給与の仕組み【雇用形態・インセンティブ】

給与の仕組み【雇用形態・インセンティブ】

保険募集人の給与は成果報酬型であるのが基本です。

ここでは雇用形態別の給与形態と、インセンティブの相場を解説していきます。

雇用形態

保険募集人の給与形態は以下の通りです。

雇用形態 給与形態
正社員 基本給+インセンティブ制
業務委託 完全歩合制

正社員として保険募集人に就職した場合は「基本給+インセンティブ制」になるのが大半です。

毎月固定の基本給が支給されるため、完全歩合制より安定した給料を得られます。

営業スキルがない未経験者は、一定の収入を得られる正社員のほうが安心して働けるでしょう。

一方、完全歩合制は基本給がなく、成果分の報酬だけが支給されます。

契約獲得数が0件の場合は収入も0円となるため、営業スキルのない未経験者にとって業務委託の保険募集人は、リスクが高い働き方と言えるでしょう。

未経験で保険募集人を目指すなら、基本給がある正社員への就職がおすすめです。

経験が長く高い営業スキルを持っている人は、業務委託の保険募集人でも安定した給料を得られるでしょう。

インセンティブ

保険募集人のインセンティブ相場は、契約保険料の20〜30%といわれています。

ここでモデルケースを見てみましょう。

  • 基本給22万円
  • インセンティブ割合30%
  • 販売するのは4万円の保険商品

10件の契約が取れた場合、基本給22万円+インセンティブ12万円=34万円となります。

契約数が増えていけば比例してインセンティブも上がっていくため、実力次第で高収入を得るのが可能です。

正社員の場合、基本給とインセンティブで一定の収入を確保しつつ、高い給料も目指していけるでしょう。

次のページ:転職先の選び方・年収アップにおすすめの会社一覧を紹介

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保険募集人の平均給料は、職業を問わない全体の平均と比較して約8万円高い39.34万円です。

成果報酬型であることから、実力次第で天井なく稼いでいけるため、高収入を目指す人に最適な職業と言えます。

次の記事では、保険募集人への転職を検討している人に向けて、転職・就職におすすめの保険会社を紹介しています。

年収1,000万円超えやキャリアアップが目指せる会社を厳選しているので、本記事と併せてぜひ参考にしてください。

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