保険営業がMDRT会員になるメリットは?入会基準や年収も徹底解説
「保険営業が入会できるMDRTってなに?」
「入会するとどんなメリットが得られるのだろうか?」
保険営業への転職を検討する中で「MDRT会員」が気になっていませんか。
入会には条件があり、誰でも加入できるものではありません。
本記事では、MDRTへの入会基準や保険の営業マンが会員になるメリットを解説します。
MDRT会員の想定年収とおすすめの転職先も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
そもそもMDRTって何?
MDRTとは「Million Dollar Round Table」の略で、生命保険・金融サービスのエキスパートが集結する国際組織を指します。
1972年に設立され、世界80か国の700社以上で会員が活動しています。
MDRTに入会すると、専門性が認められた優れた人材として、高い信頼を得られるのが魅力です。
保険営業の中で最高水準の称号となるため、MDRT会員でない保険営業と差別化が可能です。
COT・TOTとは?
MDRT会員の中には、さらに上位の称号となる「COT(Court of the Table)」と「TOT(Top of the Table)」が存在します。
COT・TOT会員の称号は、MDRT会員より営業成績が高い保険営業に付与されます。
MDRT会員を基準として、必要になる保険販売実績は以下の通りです。
- COT:3倍以上
- TOT:6倍以上
COT・TOT会員数は公式で発表されていませんが、最上位のTOT会員は日本の保険営業において0.01%と言われています。
高い基準値が設けられているため、COT・TOT会員になるのはハードルが高いと言えるでしょう。
MDRTの入会基準は?難しいの?
MDRTの公式サイトには、以下の入会基準が記されています。
- 個々の登録会社の成績証明を提出する。
- 2024年度入会基準
- MDRT倫理綱領を遵守すること。
「2024年の入会基準」とは営業成績を指しており、以下からいずれか1つの基準を満たさなければなりません。
MDRT会員 | COT会員 | TOT会員 | |
---|---|---|---|
手数料 ベース |
8,155,400円 | 24,466,200円 | 48,932,400円 |
保険料 ベース |
24,466,200 円 | 73,398,600 円 | 146,797,200円 |
収入ベース | 14,124,900円 | 42,374,700 円 | 84,749,400円 |
出典:MDRT会員について「2025年度MDRT入会基準(暦の2024年)」
年収においては最低でも1412.49万円が必要です。
厚生労働省が2024年に公表した令和5年賃金構造基本統計によると、日本における保険営業の平均年収は585.9万円となっています。
調査結果と比較すると、MDRTへの入会基準は厳しいと言えるでしょう。
出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」より算出
保険営業がMDRT会員を目指すメリット
保険営業がMDRT会員になると、顧客獲得や営業スキルの向上など、ざまざまなメリットを得られます。
ここでは、MDRT会員で得られる3つのメリットを紹介します。
社会的信頼の獲得
MDRT会員で得られるメリットとして、社会的信頼を獲得しやすい点が挙げられます。
MDRT会員の称号は、優秀な保険営業として実力を証明するのに役立ちます。
顧客は「質のよいサービスが受けられる」と感じて信頼を寄せてくれるため、顧客の獲得にも良い影響を与えるでしょう。
MDRT会員の有効期限は1年間と定められており、会員期間が長期になるほど信頼性も高まります。
顧客を獲得できれば契約につなげる機会を増やせるため、営業成績の向上にも期待ができます。
保険営業としてのモチベーション維持・意識向上
MDRT会員になると、保険営業としてのモチベーションが維持しやすくなるでしょう。
MDRTは、自分たちの利益よりも顧客を優先して考える「顧客第一主義」の理念を掲げています。
理念に沿った活動を続けると、顧客からより深い信頼を得られるため、営業活動の活力につながるでしょう。
MDRT会員に入会すると、他の優秀な保険営業や金融関係の人との関わりが増えます。
情報共有や仕事の紹介などが刺激になり、営業活動やスキルアップに対する意識も向上すると考えられます。
モチベーションや意識が向上し、やりがいを感じながら仕事に取り組める点はMDRT会員で得られるメリットと言えるでしょう。
会員限定の研修会へ参加ができる
会員限定の研修会へ参加できるのも、保険営業がMDRT会員になるメリットです。
MDRTでは「会員への研鑽活動」として、こまめに研修会を開催しています。
マーケティングやセールスプロセスなど、保険営業として高めたいスキルを習得する機会があるため、成績や年収の向上によい影響を与えると言えます。
専門性が高まり、より高い成果を上げられれば、COTやTOTの上位会員を目指すことも可能です。
3つの会員資格
MDRTの公式サイトによると、会員制度には3つの会員資格が設けられています。
会員資格と認定基準は以下の通りです。
種類 | 認定基準 |
---|---|
成績資格 会員 |
入会基準を達成して会員として登録し、承認された者 |
成績資格 終身会員 |
通算10回以上会員となった者。(準会員の年も含める) |
終身会員 | 成績資格会員の資格を取得した後、成績を計上せずに会員を続ける者。 毎年の申込み手続きや年会費は必要。 |
引用:MDRT日本会「MDRT会員になるために」
初年度の登録は、成績資格会員と認定されます。
準会員の年も含め、成績資格会員として通算10回以上の認定を受けた場合、成績資格終身会員となります。
なお、準会員制度は1996年に終了しており、3種類の会員資格に変更されました。
認定を受けるには、毎年3月1日までにMDRT本部へ申込む必要があります。
日本では、8,901名(※)の保険営業が登録されていますが、会員資格の割合は公表されていません。(※2024年4月22日時点)
保険営業として高い信頼を得たい方は、成績資格終身会員を目指すとよいでしょう。
得られる年収
MDRTに登録されている保険営業の平均年収は、公式から発表されていません。
MDRTは入会基準の1つとして「年収1412.49万円」を掲げているため、平均年収は高水準だと考えられるでしょう。
MDRT会員との交流や会員限定の研修などでスキルを高めれば、年収1,400万円以上を安定的に稼ぐ可能性も十分にあると言えます。
実際、3~6倍のさらに高水準な年収が必要なCOT・TOT会員の保険営業も存在するため、得られる年収に上限はないと考えられます。
MDRTは、高収入を目指したい方にとって最適な環境と言えるでしょう。
【52名在籍】R&C株式会社でMDRT会員を目指しませんか?保険営業メンバー募集中!
52名(※)の保険営業が活躍している総合保険代理店「R&C株式会社」では、保険営業メンバーを募集しています。(※2023年時点)
R&C株式会社はMDRT会員を目指せる環境が整っているのが特徴です。ここでは、転職におすすめなR&C株式会社の魅力を紹介します。
MDRTにおける最上位のTOT会員が在籍している
R&C株式会社の代表取締役は、当時25歳でTOT会員に認定されました。その後、弱冠35歳にしてMDRT終身会員(TOT)に認定。
TOT会員は、日本の保険営業で0.01%しかいないと言われている希少な存在です。
R&C株式会社で保険営業として入社すれば、最高峰のスキルを直接学べるため、自身の営業スキル向上に役立つでしょう。
営業スキルが上がれば、MDRT会員の入会基準「年収1412.49万円」にも到達可能です。
保険営業全員が年収1,000万円のビジョンを掲げる
R&C株式会社では、保険営業全員が年収1,000万円のビジョンを掲げています。
未経験でもビジョンが達成できるよう、保険営業に特化した教育プログラムを実施したり、金融関係も学べる勉強会を開催しています。
実際、R&C株式会社では175名中47名の保険営業が年収1,000万円を達成済みです。
MDRTへの入会を目指す方にとって最適な環境が整備されているため、最速でMDRT会員を目指せます。
まとめ
MDRTは、生命保険・金融のプロフェッショナルが集まる世界的な組織です。
保険営業がMDRT会員になると、顧客獲得やモチベーションの維持など、さまざまなメリットを得られます。
入会基準は「年収1412.49万円」と高水準ですが、営業スキルを身に付ければ達成可能な範囲と言えるでしょう。
R&C株式会社は、MDRT会員における最上位のTOT会員が社長を務めています。
最高峰のスキルを間近で学べるため、高い営業スキルを習得できるでしょう。
MDRT会員を目指す方に最適な教育環境やサポート体制が整っているため、R&C株式会社を転職先の1つとして検討してみてください。