MDRTやCOT、TOTって?保険営業のエキスパートの称号をわかりやすく解説

MDRやTOT、COTとは何か?入会基準や年収を分かりやすく解説

MDRTやCOT、TOTって?保険営業のエキスパートの称号をわかりやすく解説

「MDRTとは何か?」
「COTやTOTとは何を意味するの?」
と疑問に感じる方もいるのではないでしょうか。

MDRT・COT・TOTとは生命保険営業のエキスパートに与えられる称号です。

本記事ではMDRT・COT・TOTとは何か、MDRTの入会基準や保険営業マンがCOT・TOTを目指せるのかについて解説します。

「保険営業で高い年収を目指したい」「営業スキルを保険営業に活かしたい」など保険営業の仕事に興味がある人は、ぜひ最後までお読みください。

MDRT・COT・TOTってそれぞれどんな称号なの?

MDRT・COT・TOTってそれぞれどんな称号なの?

MDRT・COT・TOTとは保険営業のエキスパートに与えられる称号であり、会員資格です。

MDRT・COT・TOTでは入会基準(入会に必要な営業成績)が異なります。

COT・TOTにはMDRTに比べて高い入会基準が設けられているため、保険業界ではより価値のある称号と言えるでしょう。

ここではMDRT・COT・TOTがそれぞれどのような称号なのか解説します。

MDRTとは?

MDRT(Million Dollar Round Table)とは、世界80ヵ国に会員を持つ生命保険および金融プロフェッショナル組織です。

「Million Dollar Round Table」の名称通り、年間成績100万ドル超の営業マンが会議で円卓を囲んだのが始まりです。

なお、保険業界でMDRTと言う場合はMDRT会員を指します。

MDRT会員になるには、MDRT日本会から生命保険の専門知識と優秀な営業成績が認められ、入会を許可される必要があります。

MDRTに入会するには、MDRT日本会が定める倫理綱領を遵守し、優れた顧客対応が求められるなど厳しい審査基準のクリアが必要です。

MDRT会員は生命保険営業で一定のスキルを証明できるため「お客様からの信頼を得られる」「新規顧客を獲得しやすい」などのメリットがあります。

MDRT会員は生命保険営業に携わる者であれば、ぜひ手に入れたい称号と言えるでしょう。

参考 : 一般社団法人MDRT日本会「MDRTとは」

COT・TOTとは?

COT(Court of the Table)・TOT(Top of the Table)とは、MDRTよりもさらに高い営業成績を挙げた者に与えられる称号です。

COTはMDRT入会基準に比べて3倍以上、TOTは6倍以上の保険販売実績が必要であり、ともに保険営業でトップクラスの成績が求められます。

COT・TOT会員の人数は一般公表されていませんが、TOT会員は日本の保険募集人中、上位0.01%のみが該当すると言われています。

COT・TOTの称号は保険営業として、名実ともに大きなステータスと言えるでしょう。

参考 : 一般社団法人MDRT日本会「2025年度MDRT入会基準」

MDRTとAFP・CFPの違い

保険営業マンの名刺や保険会社のWebサイトで、AFPやCFPなどの名称を目にした方も多いでしょう。

MDRTとAFP・CFPの違いは以下の通りです。

  • MDRT : 生命保険販売のエキスパート資格
  • AFP・CFP : 幅広い金融知識を証明するFP資格

AFP・CFPとはNPO法人日本FP協会が認定するFP(ファイナンシャルプランナー)資格です。

保険や税制や年金、相続、ライフプランニングなど、お金と暮らしに関する一定の知識がある者に与えられます。

MDRTとAFP・CFPでは下記の通り、必要な専門知識やスキルや資格付与・認定団体が異なります。

資格名 会員・資格に必要な専門知識やスキル 資格付与・認定団体
MDRT ・生命保険に関する専門知識
・MDRTが定める営業成績
・MDRT倫理綱領の遵守
一般社団法人 MDRT日本会
AFP・CFP ・ファイナンシャル・プランニングを行うためのライフプラン、
金融、証券、保険・年金、ローン、 不動産、税制等の幅広い基礎知識
・NPO法人日本FP協会 会員倫理規程の遵守
NPO法人日本FP協会

参考 : NPO法人日本FP協会 「AFP資格とは?」

AFP・CFPは生命保険に関する専門知識や営業成績を示すものではありませんが、幅広い金融知識を証明できるため、保険営業に人気の資格です。

保険代理店では入社後にAFP・CFP資格の取得を推奨している場合が多く、ぜひチャレンジしたい資格の1つと言えるでしょう。

保険代理店によっては福利厚生のため、AFP・CFPに限らず資格取得支援制度を設けている場合があります。

保険営業への転職を検討する際は資格取得支援制度の有無も確認するのがおすすめです。

MDRTの入会基準について

MDRTの入会基準について

MDRTの会員になるためには、以下の入会基準をすべて満たす必要があります。

  • MDRT倫理綱領を遵守する
  • その年のMDRT入会基準(営業成績)を満たしている
  • 登録保険会社の成績証明書を提出する

引用 : MDRT日本会「MDRT会員になるために」

MDRT会員を目指すうえで重要なのが入会基準(営業成績)です。

必要な営業成績は毎年変更され、MDRT・COT・TOTによって異なります。

営業成績は以下のいずれかを満たす必要があります。

  • 保険料ベース(顧客の支払保険料ベース)
  • 手数料ベース(保険販売手数料ベース)
  • 収入ベース(保険募集人の収入ベース)

なお、初回登録時の入会基準は手数料ベース・保険料ベースのみです。

高額収入を得ている場合でも、収入ベースの入会基準は2回目以降の登録時にのみ利用できる点に注意が必要です。

2025年度のMDRT日本会入会基準詳細

MDRT COT TOT
保険料ベース 24,466,200 円 73,398,600円 146,797,200円
手数料ベース 8,155,400円 24,466,200円 48,932,400円
収入ベース 14,124,900円 42,374,700円 84,749,400円

上記基準の通りMDRT入会には、最低でも保険料ベースで約2,400万円の営業成績が求められ、MDRT・COT・TOTともに2024年度より基準が厳しくなっています。

参考: 一般社団法人MDRT日本会「2025年度MDRT入会基準」

MDRTの会員種類と会員期間・登録期限

MDRTの会員種類は、以下の通り「成績資格会員」「成績資格終身会員」「終身会員」があります。

成績資格会員 入会基準を満たして会員登録を行い認められた者
成績資格
終身会員
通算で10回以上MDRT会員となった者(準会員の年を含む)
終身会員 成績資格会員の資格を得た後、営業成績を計上せずに会員を続ける者
(毎年の申込みと年会費納付は必要)

引用 : MDRT日本会「MDRT会員になるために」

いずれの会員種類でも、毎年3月1日までにMDRT日本会に会員登録を申込む必要があり、会員期間は承認された日から同年末日までとなります。

MDRTの年収

MDRTの年収は会員によってそれぞれ異なり公表されていません。

MDRTでは入会基準(2025年度)の1つとして、年収がおよそ1,400万円以上と定められており、MDRT会員の年収は最低でも1,400万円程度と考えられます。

これからMDRTを目指す方は、まず「年収1,400万円」が目標と言えるでしょう。

なお、厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、保険代理店で働く営業の平均年収は585.9万円です。

出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」より算出

MDRTの年収は保険営業の平均と比較しても高い年収です。

保険の営業マンはCOTなどを目指せる?

保険の営業マンはCOTなどを目指せる?

MDRTの入会基準から考えるとCOT・TOTは高い営業成績が求められます。

保険営業への転職を考える方の多くは「自分もCOTやTOTを目指せるのか」と疑問に感じるでしょう。

COT・TOTの入会基準を満たすには手数料ベース・保険料ベース・収入ベースいずれかで高い実績をあげる必要があります。

限られた時間の中で高い実績を挙げるには「いかに効率よく高額契約を獲得するか」がポイントです。

高額契約が少ない個人向け生命保険のみに注力していれば、COT・TOTを目指すのは困難と言えるでしょう。

しかし、保険料が高くなりがちな法人保険で成果を上げれば保険料、収入ともに大きく伸ばせる可能性があります。

COT・TOTを目指すのであれば法人保険を得意とする保険代理店へ転職し、法人営業のスキルを身につけるのが近道です。

当時25歳でTOTとなった社長から直接学べる!R&C株式会社は営業メンバー募集中

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本記事では、保険営業のエキスパートに与えられる称号であるMDRT・COT・TOTについて解説しました。

MDRT会員やそれ以上の称号を目指しながら働きたいと言う方にオススメなのが、本記事を提供している総合保険代理店「R&C株式会社」です。

R&C株式会社には、2024年7月時点で72名のMDRT会員が在籍しているほか、研修制度が充実しており、MDRTを目指す基盤が整っています。

何よりも当時25歳でTOTの称号を獲得した社長から、保険営業のノウハウを直接学べるのは大きなチャンスと言えるでしょう。

「MDRTを目指したい」「保険営業で高い年収を得たい」と考える方は、ぜひR&C株式会社への転職を検討してみてはいかがでしょうか。

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