保険代理店に転職・就職するなら取得すべき資格5選!営業担当者に求められる能力とは

保険代理店へ転職や就職を検討している方の中には、どのような資格を保有すべきか気になっている方もいるのではないでしょうか。
保険代理店の業務には高い専門性が求められ、キャリアアップのために資格取得は有効な手段です。
そこで本記事では、保険代理店で働く上で役立つ・必要な資格や資格取得における注意点、求められる能力やスキルを紹介します。
保険代理店への転職や就職を考えている方やどのような資格があるのか気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
保険代理店で活躍中の営業マンに聞いた!保有すべき資格5選
保険代理店へ転職や就職を考えるなら、どのような資格を保有すれば良いか把握しておく必要があります。
保険業界において資格はキャリアアップに役立つだけでなく、取得しなくては業務ができないケースもあるためです。
ここでは保険代理店の営業担当者目線より、保有すべき資格を5つ紹介します。
生命保険募集人
保険代理店の業務に必要な資格には、まず生命保険募集人が挙げられます。
生命保険募集人資格は、生命保険の販売に必要な資格です。
生命保険業界では業界共通の教育制度を設けており、段階別に以下6つの試験を用意しています。
課程 | 概要 |
---|---|
一般課程試験 | 基礎知識修得が目的 |
専門課程試験 | 専門知識・周辺知識修得が目的 |
応用課程試験 | 応用力や実践力の養成が目的 |
生命保険大学課程試験 | より高度かつ専門的な知識習得が目的 |
外貨建て保険販売資格試験 | 外貨建て保険の販売に必要 |
変額保険販売資格試験 | 変額保険の販売に必要 |
一般課程試験に合格しなくては生命保険募集人として登録できず、生命保険の販売自体ができません。
保険会社や代理店向けの試験であり入社前には受験できませんが、前もって勉強しておくと良いでしょう。
損害保険募集人
損害保険募集人は、損害保険募集人として働くために必要な資格です。
損保一般試験と損保大学課程の2段階に分かれており、営業活動をするには損保一般試験への合格が必要です。
損保一般試験は以下の2種類に分かれています。
種類 | 概要 |
---|---|
基礎単位 | 代理店登録や募集人届出に必要 |
商品単位 | 自動車保険、火災保険、傷害疾病保険の販売に必要 |
「基礎単位のみ」「自動車保険単位のみ」などと単位別に受験可能ですが、損害保険を扱うならすべての単位で合格を目指すべきです。
主に生命保険募集人として活動するとしても、顧客と話をする中で損害保険のニーズを聞くケースは多々あります。
生命保険と損害保険両方を扱う保険代理店への就職や転職を考えるなら、損害保険募集人資格の取得も視野に入れると良いでしょう。
FP技能検定2級以上
FP(ファイナンシャル・プランニング)技能検定は、日本FP協会が実施する国家検定です。FPは私たちの「お金」に関する悩みを解決する専門家です。
資格取得によって「ファイナンシャル・プランニング技能士」を名乗れるようになり、顧客からの信頼を得やすくなります。
顧客から保険以外の資産設計や資金計画に関する相談を受けられれば、新たなビジネスチャンスにつなげられるでしょう。
FP技能検定1〜3級の3段階があり、それぞれに学科試験と実技試験があります。3級からでも受験は可能ですが、保険募集人に期待される専門性の高さとしては不十分です。
実際に保険会社や代理店の募集要項では2級以上が必須になっているケースが多く、2級以上を目指すのがおすすめです。
投資診断士
投資診断士は、一般社団法人投資診断協会が運営している民間資格です。
投資に必要な知識全般を把握し、投資を検討している方に対して助言やサポートを提供します。
資格取得には投資診断研修を受講し、認定試験で一定の成績を収めなくてはいけません。
研修では代表的な貯蓄型投資商品に関してのみでなく、近年注目されている仮想通貨や確定拠出年金、NISAなども学びます。
保険商品の中には変額保険や外貨建て保険など投資性が高い商品もあります。
投資性が高い商品の販売において投資診断士資格を持っていれば、顧客から信頼を得やすいでしょう。
トータルライフコンサルタント(TLC)
トータルライフコンサルタント(TLC)は、FPサービスに必要な生命保険や関連知識を専門的なレベルで習得している旨を証明する資格です。
生命保険業界の共通教育課程「生命保険大学課程」に合格したうえで、一定条件を満たす場合に付与されます。
ただし生命保険大学課程は専門性の高い試験であり、受験するには応用課程まで合格している必要があります。
「生保協会認定FP」とも呼ばれる業界最高峰の資格であり、取得により顧客からの信頼アップが期待できるでしょう。
保険代理店でキャリアアップを目指すなら、トータルライフコンサルタント取得も視野に入れて継続的に勉強していく姿勢が大切です。
資格取得に関する注意点
保険代理店での活躍に資格取得は有効ですが、挑戦にあたって気を付けておきたいポイントがあります。
ここでは、資格取得に関する注意点を2つ解説します。
有効期限について
資格取得を検討するにあたっては、各資格の有効期限に注意が必要です。
有効期限が設定されている資格も多数あり、気づかないまま期限切れになってしまうと営業活動に支障が出てしまいます。
たとえば、損害保険募集人の資格は5年6ヵ月以内に更新が必要です。
更新されず認定が失効した単位の商品は販売できず、顧客への提案もできなくなります。
生命保険募集人は有効期限がなく、損害保険募集人にはあるため勘違いしないように気を付けないといけません。
その他にも取得した資格の有効期限は忘れずチェックし、うっかり失効させてしまわないようにすべきです。
資格更新のために知識習得が必要な場合も
資格によっては、更新のために新たな知識習得が必要な場合もあります。更新にあたって毎回試験を受けなくてなならない資格もあるためです。
たとえば、損害保険募集人の場合は毎回更新する単位を受験し合格しなくては認定が失効します。
試験に合格するためには、毎回最新情報をチェックしなければいけません。
保険やその他の金融商品は関連法令が定期的に改正され、顧客ニーズも時代の変化とともに変わります。
知識の定期的なアップデートは、顧客に求められ続けるためには必要な習慣です。
保険代理店で営業活動をするなら継続的な学習が必要であるため、定期的に試験を受けて最新知識を吸収していきましょう。
保険代理店でキャリアアップするには?資格以外に必要なスキル
保険代理店で活躍するためには、資格取得に限らず提案力やヒアリング力などの能力を磨いていく必要があります。
ここでは、保険代理店でキャリアアップするため資格以外に必要なスキルを紹介します。
提案力・営業スキル
保険代理店で活躍するためには、提案力や営業スキルを身に付ける必要があります。
顧客に提案して契約へと結び付ける力がなければ、どれだけ頑張っても収入が増えず仕事を続けるのも難しくなっていくかもしれません。
保険は無形商品であり、食品や衣類などの有形商品と比べて顧客が内容をイメージしにくい点が特徴的です。
商品の特徴や約款の内容などを誰にでも分かりやすく説明できる能力は、提案において欠かせないと言えます。
保険契約は年単位の長い期間に及ぶケースが多く、顧客と良好な関係を構築、維持していくスキルも必要でしょう。
ヒアリング能力・共感性
保険代理店での営業活動においては、ヒアリング能力や共感性も求められます。
顧客のニーズを引き出すには、まず顧客の考えを引き出す必要があるためです。
顧客から情報を引き出し最適な提案へつなげるには、高いヒアリング能力が欠かせません。
ただしヒアリングが上手であっても、最初から十分な話を引き出せるケースは少ないでしょう。
相手から話をしてもらうため、まずこちらに対して心を開いてもらう必要があります。相手の話や考え方に対して共感する姿勢が重要です。
自己研鑽力
保険代理店でキャリアアップしていくうえで、自己研鑽力は重要な要素です。
保険商品や関連法令は定期的に改正されていき、常に知識のアップデートが求められるためです。
資格の中にも定期的な更新のために継続的な学習が求められる種類はあります。
常に顧客から求められる保険代理店であり続けるには、継続して新たな知識やスキルを吸収していく必要があるでしょう。
忙しい中でも向上心や知的好奇心を持って自己研鑽を継続できる方なら、保険代理店の仕事に適していると考えられます。
記事まとめ
保険代理店への転職や就職を考えるなら、役立つ資格が多数存在します。
生命保険募集人や損害保険募集人は必須であり、投資性の高い商品を扱うならFP技能検定や投資診断士への挑戦も検討するべきです。
キャリアアップを目指すのであれば、トータルライフコンサルタントの取得も視野に入れると良いでしょう。
ただし有効期限が設定されている資格もあり、場合によっては更新のために新たな知識を吸収する必要もあります。
保険代理店で活躍するには資格取得の他にも自己研鑽を重視して、提案力やヒアリング力を高めていく姿勢が大切です。
保険代理店への転職・就職を成功させるためには、必要な資格だけでなく平均年収に関しても調べておくのがおすすめです。
そこで次の記事では保険代理店における営業担当者の平均年収について解説します。
保険代理店の収入について気になる方は、こちらもぜひご参照ください。