
女性向け保険は加入すべき?デメリットや加入の判断方法を紹介
女性向け保険は、女性特有のリスクに備える保険です。
一般の医療保険に上乗せする保険が多く、長期入院や女性特有の病気へのサポートが充実しています。
しかし、保険料が高く経済的な負担が増えるデメリットがあることも忘れてはいけません。
今回は、無料保険相談を行なっている「保険のぷろ」が、女性向け保険は必要か不要か、メリットやデメリットを踏まえて紹介(解説)します。
デメリットがないのか確認したい方や、加入すべきか迷っている方は参考にしてください。


女性向け保険とは女性特有のリスクに備える保険
女性向け保険は、妊娠・出産時の合併症や乳房・子宮・卵巣に関わる病気など、女性特有のリスクに備えた医療保険です。
30代〜50代にかけて婦人科系の病気のリスクが高まるため、特定の病気に対する保障が上乗せされています。
また、出産時には切迫早産などで長期入院が必要になる場合もあり、女性向け保険に加入しておくことで経済的な負担を軽減できます。
他にも、女性向け保険は、乳がんや子宮頸がんなど女性特有のがんへのリスクも手厚く保障する保険です。
がんは、先進医療や自由診療の範囲となる治療もあるため、高額な治療費がかかることもあります。
女性向け保険への加入は、女性が治療に専念できる環境を整えられるほか、妊娠・出産時のリスクにも備えられるため、将来的なライフプランを考える際に検討したい選択肢の一つといえるでしょう。
女性向け保険のデメリットはある?
女性向け保険は、女性のライフスタイルを支える保険ですが、デメリットとなる面もあるため、加入するかどうかはそれぞれで考える必要があると言えるでしょう
まずは、女性向け保険にはどのようなデメリットがあるのか紹介します。
デメリット①保険料が割高でも入るべきか
女性向け保険は、通常の医療保険に女性疾病特約を追加しているため、一般的な保険より割高になるデメリットがあります。
親族に女性特有の病気にかかった人がいるなど、健康への不安がある方におすすめされる保険ですが、加入する前に保険料を確認しましょう。
割高な保険料は、日々の家計を圧迫するデメリットとなるので注意が必要です。
デメリット②年齢が上がると加入が難しくなる
女性向け保険のデメリットは、年齢が上がると加入が難しくなることです。
例えば、妊娠が分かってから加入しても一定期間は保障の対象にはなりません。
持病や既往症があると加入が難しくなるケースもあります。
また、年齢が上がると、病気の発生率も高くなり、加入自体が難しくなる可能性もあります。
女性向け保険の加入はデメリットの少ない若いうちに一度検討するとよいでしょう。
デメリット③必要かどうか見極めにくい
女性向け保険ならと何も考えずに全てに加入してしまうと、すでに加入している保障と重複してしまうデメリットがあります。
また、妊娠や出産をしない予定でも、将来の健康リスクは予測しづらいため、保険が不要かどうかの判断しにくいです。
加えて、ライフステージによっても必要な保障は変わります。
自分にとってデメリットのない保険かどうかしっかりと考えましょう。
デメリット④他の医療保険やがん保険と比較しづらい
女性向け保険は、一般の医療保険に特約を付ければ似た保障を受けられるため、保障内容の違いがわかりにくく、他の医療保険と比較しづらいデメリットがあります。
たとえば、乳がんはがん保険でもカバーできる内容です。
すでに加入している保険にがん保険が含まれているなら、単純な比較も難しいというデメリットもあります。
デメリットだけではない!加入のメリットとは
女性向け保険にはデメリットもありますが、女性特有のリスクに備えられるという大きなメリットがあります。
女性向け保険は、一般的な医療保険ではカバーしきれない部分を補うのが魅力です。
ここでは、女性向け保険のメリットを見ていきましょう。
特定の病気に対する保障が充実している
女性向け保険では、乳房や子宮などのがん(悪性新生物)や乳房や子宮、卵巣などの良性新生物の疾患、妊娠や分娩、産じょくの合併症など、女性特有の病気に対する保障が手厚くなっています。
先進医療や特定疾病の保障がついたプランもあり、より充実した医療を受けられるでしょう。
妊娠や出産のリスクもカバー
妊娠・出産に伴う合併症などに対応できるのも、女性向け保険の特徴です。
たとえば、切迫早産や帝王切開の際の入院費は、長期間になる可能性もあります。
入院費用はベット代などもかかるので、公的な出産一時給付金だけでは、賄いきれない場合も。
安心して出産できる女性向け保険は、妊娠・出産のデメリットをカバーしてくれるでしょう。
個室や少人数の部屋を希望するなら入るべき
女性特有の病気を治療するときは、プライバシーを守りたいと考える方も少なくありません。
女性向け保険は、入院給付金を手厚くすることで、個室や少人数の部屋を選びやすくできます。
個室などの差額ベット代は、特別療養環境室料と呼ばれ、公的医療保険が適用されません。
自費で払う金額は入院が長引けば長引くほど高くなるデメリットがあるので注意しましょう。
長期の入院にも対応できる
切迫流産や早産の危険があると、出産予定日の1〜3ヶ月前から安静入院をすることがあります。
長期入院は経済的な負担が大きく、家族にとっても大変です。
女性向け保険は通常の医療保険より保障が手厚くなっているので、長期入院のデメリットにも備えられるでしょう。
加入が必要か迷った時の判断方法
医療保険でもカバーできるのに、女性向け保険を上乗せする必要があるのだろうか、また女性向け保険のデメリットが大きいのではと迷う方もいますよね。
ここでは、女性向け保険の加入が必要か迷った時の判断方法を紹介します。
保障内容と貯蓄型など商品の違い
貯蓄型の保険は解約時に戻ってくるお金がある一方で、掛け捨て型に比べて保険料が高くなる傾向があります。
将来的な資金計画も考慮し、自分にとって必要な保障と支払える保険料のバランスを確認しましょう。
加入を検討する際は、病気や入院のリスクだけでなく、ライフプランや経済状況に応じた選択をすることが大切です。
女性向け保険がデメリットとならないよう判断しましょう。
妊娠・出産前に入るべきかどうか
妊娠してから加入できる保険もありますが、妊娠が分かってからの加入は、さまざまな制限がかかる場合もあります。
事前に加入をしておくと、妊娠・出産で入院や手術があった場合にもスムーズに利用できるでしょう。
また、女性向け保険の中には妊娠中でも加入できるものがあります。
加入条件などを先に確認しておくとよいでしょう。
妊娠や出産は病気ではない
正常の分娩は病気ではないので、健康保険や女性向け保険は対象外です。
基本的に、出産にかかる費用は自己負担となります。
その代わり、加入している健康保険から出産育児一時金が支払われます。
女性向け保険は病気のときに使える保険です。
妊娠や出産のためにと加入するなら、どのような場合に支払われるかを確認しましょう。
女性向け保険に加入する目的をはっきりとさせる
保険に加入をする場合は、女性向け保険だけに限らず、加入する目的をはっきりとさせることが大切です。
- 女性特有の病気になった親族がいるから、対象の病気の保障を手厚くしたい
- 妊娠・出産に不安を感じるので、生活保障や保障が充実した保険に加入したい
- 検査や通院が長引くと負担が大きくなるので保障したい
ライフステージの変化によっても必要な保障は変わるので、その都度、デメリットがないよう保障を見直しましょう。
がん保険など二重保障していないか
医療保険に新たに女性特約をつける場合は、がんなどの保障内容が重複していないか確認する必要があります。
女性特約のついた医療保険に新たに加入する場合は、重複の心配は少ないですが、今までの保険に追加する場合は注意が必要です。
デメリットが生じないよう加入するときに確認しましょう。
これらデメリットを踏まえて保険加入に迷っている方はプロにご相談がおすすめ
この記事では、女性向け保険のデメリットやメリットを見てきました。
女性向け保険は、保険料の負担やプランよってはデメリットが出てくるため、何を選んでよいのか悩む方も少なくありません。
メリット・デメリットを理解したうえで、自分に必要な保障を見極めることが大切です。
どの保険が最適かわからない場合は、保険を専門に取り扱う「保険のぷろ」に相談してみましょう。
自分のライフスタイルや将来のリスクに合った保険を提案してもらえます。
「保険のぷろ」では、あなたの状況に合わせた最適な女性向け保険を選ぶサポートをしています。