
骨折に備えるなら医療保険の特定損傷特約もおすすめ!給付金請求の流れも紹介
「骨折やひびでも医療保険の給付金はもらえる?」
「医療保険でも骨折のリスクに備えられる?」
と疑問に思った経験はありませんか。
結論、骨折やひびによって医療保険の給付金をもらえる可能性はあります。
しかし、入院や手術を行ったか、骨折箇所により保障範囲外となるケースもあるので、契約内容をよく確認が大切です。
今回は、無料保険相談を行なっている「保険のぷろ」が、骨折やひびに対する医療保険の保障について解説しています。
骨折リスクへ備えたい方におすすめの保険も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。


骨折やひびで医療保険の給付金はもらえる?
医療保険の給付金は骨折やひびが原因でもらえるケースがあります。
ただし、契約内容や怪我の状態次第で、保障範囲外となる可能性も考慮すべきでしょう。
どのようなケースで給付金がもらえるか、また医療保険の特定損傷特約について紹介します。
給付金がもらえる可能性があるケース
医療保険で保障対象となりやすいのは、手術や入院を伴う骨折やひびの状況です。
通院のみの治療では、給付金がおりないケースが多いです。
ただし、特定損傷特約を付加していると、カバーする範囲が広いので給付金をもらえる確率が高まります。
特約については、次の章で詳しく解説します。
医療保険の特定損傷特約について
特定損傷特約とは、特定の怪我をした際に、治療費を保障するオプションです。
特約はご自身の健康状態やライフスタイルに合わせて、必要な保障をカスタマイズできる保険の追加オプションのようなもので、主契約にプラスすることでさらに保障を手厚くできるものです。
商品により内容は異なりますが、特定損傷特約は主に骨折や脱臼、靭帯損傷などを保障範囲としており、給付金や一時金を受け取ることができます。
保障範囲は商品によって異なりますので、ご注意ください。
特約の魅力は、通常ではカバーしきれない通院治療も保障対象となる点です。
一方、特定損傷特約と似た通院特約は、病気や怪我による手術、入院後の通院をカバーするもので、通院のみの治療は範囲外となります。

骨折やひびのリスクにしっかり備えたい方は、保険内容を見直し、付加を検討してみるとよいでしょう。
【注意点】骨折箇所によっては保障範囲外となるケースも
医療保険や特定損傷特約に加入していても、骨折箇所が保障範囲から外れると、給付金はおりません。
例えば、軟骨は医学的に骨でなく別の組織なので、軟骨を負傷しても給付金はもらえないケースがあります。
保険内容により対象の範囲が異なるので、契約時によく確認しましょう。
なお特約は、突然起こった事故による怪我を対象としている商品が大半です。
日常的な動作による疲労骨折や、骨粗しょう症を含む疾患による骨折は、保障されない可能性が高くなります。
骨折に対する保険はどれがおすすめ?医療保険と損害保険の違いとは
医療保険と損害保険の違いを、下記の表にまとめました。
骨折の保障範囲 | 加入条件 | 被保険者 | |
---|---|---|---|
医療保険 | 入院や手術を伴う骨折のみ | ・健康状態の申告が必要 ・健康状態が悪いと加入できない場合もある | 契約者本人 |
損害保険 (傷害保険) | 突発的な怪我による骨折 | 健康状態に関係なく加入可能 | 複数人のケースも対象 (家族傷害保険) |
骨折やひびに関して、損害保険だと手術や入院していなくても、給付金が支払われるケースも多く見られます。
医療保険と損害保険について、それぞれの特徴を詳しく解説します。
医療保険の特徴
医療保険とは、病気や怪我で入院や手術が必要になった際の費用を補償するための保険です。
契約内容に基づき給付金をもらえるので、高額な医療費による負担軽減が可能です。
なお医療保険は、特約によってオプションのように保障の追加ができます。
特約の追加により、医療保険では範囲外となる通院治療のみの骨折もカバーされます。
ただし、特約は主契約の医療保険と一体であるため解約した場合、特約も解約となり、保障がなくなる点に留意が必要です。
特約を付加する際は、主契約である医療保険の内容を確認しながら、過剰な保障とならないよう慎重に検討しましょう。
損害保険(傷害保険)の特徴
損害保険とは、火災や交通事故など事故にあった際の、経済的な負担に備えられる保険です。
火災保険や地震保険、自動車保険など、損害保険にはさまざまな種類があります。
損害保険の1つである傷害保険は、怪我の治療にかかった費用をカバーする保険です。
骨折やひびなど怪我をした際、手術や入院の有無に関係なく保障されます。
さらに、骨折やひびによってギプスの装着が必要となった際には、ギプスの装着期間を通院日数とする「みなし通院」としてカバーする商品もあります。
ただし疲労骨折や、病気が原因の骨折は、突発的な事故による怪我でないため、保障の範囲外となる点に注意が必要です。
傷害保険は、骨折やひびを含む怪我のリスクへ備えたい方におすすめです。
骨折した際に保険金を請求する流れ
骨折した際に、医療保険の給付金をスムーズに受け取るための請求手順を解説します。
手続きを誤ると給付金がおりないケースもあるため、よく確認しましょう。
それぞれのステップでの注意点も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
1.保険会社の窓口へ連絡
最初に加入している保険会社へ骨折の状況を伝えて、給付金請求に必要な書類を送ってもらうように依頼します。
保険会社に連絡する際は、本人確認を円滑に進められるよう、保険証券を用意しておきましょう。
また、事前にいくら受け取れるのかを把握し、安心して治療に専念できるよう準備するのも大切です。
保険証券が手元になくても、氏名や生年月日などでも本人確認ができます。
なお、骨折時の状況や治療について詳しく説明しておくと、保険会社の担当者も把握しやすく、手続きがスムーズに進みます。
保険金の請求がおりない原因にならないよう、申請期限も必ず確認しておきましょう。
請求に必要な書類を揃えて提出
骨折した際の請求に必要な書類は、主に以下の通りです。
- 給付金の請求書
- 医師の診断書
- 医療費用の領収書
- 本人確認書類
保険会社や商品、骨折した際の状況により、提出書類は異なるので、保険会社からの指示に従って準備しましょう。
書類に不備があると差し戻されるので、手続き完了までに時間がかかってしまいます。
手続きを円滑に進められるよう、押印や署名の漏れはないか、書類の添付忘れはないかなどしっかり確認するようにしてください。
口座に振り込まれた給付金を確認
保険金振り込み完了の連絡を受けたら、請求した金額が正しく振り込まれているかを確認するようにしましょう。
医療保険の給付金は、提出書類がすべて不備のない状態で受理されてから、原則5日間以内に振り込まれるケースが大半です。

口座へ給付金が振り込まれるタイミングは、保険会社や商品によって異なるので、事前に確認しておくとスムーズです。
記事まとめ
医療保険のみの契約は、手術や入院を伴わない骨折は保障範囲外となります。
事故での骨折やひびに備えるなら、医療保険の特定損傷特約や損害保険に入るのがよいでしょう。
保険会社や商品によって保障範囲となる骨折箇所が異なるため、契約内容をよく確認し、備えたいリスクにあった保険を選びましょう。
「医療保険を検討したい」と考える方は以下の記事も参考にしてください。
