生命保険に入れない人はどんな人?加入審査で引受けできない場合とは?
生命保険に申し込みする際は必ず審査が行われ、結果によって契約を引き受けるかの判断がおこなわれます。
生命保険に入れない人とは?
癌になった人でも入れる保険はあるか
保険申し込みの際、疑問を抱く人も少ないでしょう。
今回は、無料保険相談を行っている「保険のぷろ」が、保険に入れない人の特徴や、保険に入れない場合の対処法を解説します。
生命保険に入れない人や、審査の基準が気になる人は、ぜひ最後までご覧ください。
なぜ保険会社は加入時に審査をしているのか
保険に加入できない人は「なぜ加入する際、審査が必要なのか」と疑問に感じる人も多いでしょう。
生命保険は、多くの加入者が少額ずつ保険料を支払い、予期せぬ事態が起きた際に助け合う「相互扶助」の仕組みを基本としています。
保険金をもらうリスクの高い人ばかりが加入してしまうと、生命保険の仕組みが成り立ちません。
保険会社は健康状態や職業、障害の有無など調査し「保険に入れない人」を区分して保険料負担の公平性を保っています。
生命保険に入れない人の3つの特徴
生命保険に加入できない人には共通点があります。
ここでは、生命保険に入れない人に共通する特徴を3つ詳しく見ていきましょう。
過去の傷病歴や現在の健康状態に問題がある
保険に加入する際は、現在の健康状態、過去の大きな病気やケガを告知する必要があります。
過去に大きな病気をして再発するリスクが高い人や、現在も治療中の人は、保険金をもらう可能性が高いためです。
「過去5年間、傷病歴がある」「健康状態に問題がある」などは、生命保険に入れない人の持つ特徴として挙げられます。
死亡やケガのリスクが伴う職業に就いている
職業も生命保険の加入審査においては、重要な判断基準の1つです。
職業によって仕事中の死亡やケガのリスクが異なるためです。
生命に関わる死亡・ケガのリスクが高い職業は「危険区分」とみなされ、該当する場合には、生命保険を契約できなかったり、保険金額が制限されたりする可能性もあります。
- レーサーやテストドライバー、スタントマン
- 格闘家や格闘技指導者
- 坑内作業員
- 高所作業員
危険職種に該当するかは、保険会社によって異なります。
「自身の職業が危険職種に該当するか」「保険金額には制限があるか」など、各保険会社に確認してみましょう。
モラルリスクがある場合
モラルリスクとは保険制度を不正利用し、悪用する危険性を指します。
以下のケースは保険金を不正に受け取る可能性があるモラルリスクと見なされる典型的な例です。
- 死期が近いと知って死亡保険に申し込む
- 癌と疑われる症状があっても、がん保険に申し込む
申込者に悪意がなくても疑われるケースもあり、契約ができない場合もあります。
保険加入前に、モラルリスクに該当する行為をしていないか、心配な点があれば保険会社へ相談すると良いでしょう。
希望する生命保険に加入できなかった場合の対処法
加入審査は身体の状態や職業など様々な要素を総合的に判断するため、保険に加入できないケースもあります。
ここでは、希望する生命保険に入れない人は、どのような選択肢があるのか、具体的な対処法をご紹介します。
対処法①保障内容が類似する他の保険会社の保険を検討する
生命保険の審査は、保険会社ごとに独自の基準で行われます。
健康状態や過去の病歴が原因で希望する保険に入れない人でも、別の保険会社なら加入可能な場合もあります。
A社の医療保険審査に通らなかった場合、審査基準が異なるB社の医療保険であれば、加入可能かもしれません。
ただし、加入できたとしても「特定の病気や部位は保障の対象外」とする不担保条件が付く可能性もあります。
告知内容が原因で望んだ保険に入れない人は、他の保険会社で再度検討もおすすめです。
保険会社によって、同じ告知内容でも審査の基準が異なり、加入できる可能性もあります。
対処法②限定告知型保険や無選択型保険を選択する
希望する生命保険に入れない人は、限定告知型保険、無選択型保険を選ぶ選択肢もあります。
限定告知型保険や無選択型保険は、引受条件が緩和された保険のため、健康状態や入院歴に不安がある場合でも、加入しやすい傾向にあります。
限定告知型保険 | 通常の生命保険商品より告知項目が少ない保険 |
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無選択型保険 | 入院歴や健康状態の告知が不要な保険 |
限定告知型保険や無選択型保険は、健康状態に関わらず多くの人が加入できるため、一般的な保険商品に比べて保険料が高く設定される傾向があります。
死亡保険金や入院給付が減額され、保障内容も通常の保険商品と比べて制限がある場合もあります。
限定告知型保険や無選択型保険を選ぶ際には、通常の保険商品とは異なる点を確認し、保険料や保障内容の違いをしっかりと理解しましょう。
対処法③一定の期間が経過してから再度申し込む
生命保険や医療保険の加入審査では、「過去5年間の傷病歴」を告知する必要があります。
病気やケガをした経験や持病が原因で生命保険に入れない人は、5年が経過した後に再度申し込みを検討できます。
5年が経過すれば、過去の病歴が保険加入の審査に与える影響は、ほとんどなくなるためです。
しかし、無保険の状態が続くため、病気やケガが発生してしまった場合、医療費負担が大きくなってしまう可能性もあるでしょう。
5年の間に新たな病気やケガをしてしまうと、再度申し込みに必要な期間が長くなる可能性があるため、注意しましょう。
入れなくても問題ない?必要性が低い人の共通点
生命保険に入れない人は「無理して加入する必要があるのか」「入らなくても良いのでは」と疑問に感じる場合もあるのではないでしょうか。
ここからは、生命保険の加入優先度が低い人の共通点について解説します。
治療費や入院費が賄える十分な貯蓄がある人
医療費や入院費を十分にカバーできる貯蓄がある人は、保険加入をする必要性が低いと言えるでしょう。
高額な医療費が必要になった場合でも、貯蓄や公的健康保険制度で賄えるからです。
配偶者や親族から医療費の資金援助を受けられる人も、生命保険の必要性が低いと考えられます。
保険に加入するのが難しい人は、貯蓄がいくらあれば医療費や入院費を賄えるか、資金の目安を立ててみましょう。
扶養する家族がいない人
独身の人や、共働きで子どもがいないご夫婦など、ご家族を扶養されていない人は、生命保険の必要性は低いと考えられます。
万が一の場合に備えて、医療費や葬儀費用、ある程度の生活費を貯蓄しておけば、対応できるケースも少なくありません。
ただし、将来のことは誰にもわかりません。
現在独身でも結婚して子どもを産む、老後に介護が必要になるなどの可能性も考えられます。
生命保険が必要か判断する際は、自身の状況を客観的に把握し、将来のライフプランに合わせて、保険が必要かどうかを検討しましょう。
記事まとめ
生命保険に入れない人の特徴や、加入が難しい場合の対処法を解説してきました。
保険の必要性は貯蓄額や扶養家族の有無などによって、加入すべき商品内容が異なります。
必ずしもすべての人が、生命保険や医療保険を必要があるとは限りません。
生命保険に入れない人は、まずはご自身の状況を見つめ直し、本当に保険が必要かどうかを検討してみましょう。
以下の記事では、おすすめの無料保険相談サービスをご紹介しています。自分が入れる保険があるかどうかについて知りたい方はぜひ相談してみてください。