
【5分で読める!】生命保険の解約返戻金って何?かかる税金について学ぼう
「生命保険の解約返戻金って何?」「解約返戻金に税金はかかるの?」
生命保険を契約中または新規加入を検討している方の中には、上記のような疑問を持つ方も多いでしょう。
今回は、無料保険相談を行っている「保険のぷろ」が、生命保険の解約返戻金はいくら貰えるのか、解約返戻金にかかる税金の種類、解約時の注意点について、どこよりも簡単に解説します。
生命保険の解約返戻金とは?
生命保険を契約中に解約すると、解約返戻金が受け取れる場合があります。
ただし、すべての保険で解約返戻金が発生するわけではなく、支払った保険料の全額が戻るわけでもありません。
保険会社は契約者の支払った保険料の一部を積み立て、その一部が解約返戻金として支払われます。
解約返戻金の計算方法
解約返戻金の金額を考えるうえで「返戻率」の理解が重要です。
返戻率とは
返戻率 = (解約返戻金額 ÷ 払込保険料総額) × 100
返戻率が100%を超えると、支払った保険料総額より多くの金額を受け取れますが、100%未満では損をすることになります。
通常、契約年数が長くなるほど返戻率は上昇し、短期間で解約すると低くなる傾向にあります。
解約返戻金額の確認方法
契約時の設計書や保険証券に返戻率が記載されています。
例えば、オリックス生命の「終身保険RISE[ライズ]」では、15年の払込期間中は返戻率が100%未満ですが、20年以上経過すると100%を超える設計になっています。
解約返戻金にかかる税金
解約返戻金が支払った保険料総額を上回ると、税金がかかる可能性があります。税金の種類は契約者と受取人の関係によって異なります。
解約返戻金にかかる税金の種類
契約者 (保険料負担者) | 保険金受取人 | 税金の種類 |
---|---|---|
A | A | 所得税 |
A | B | 贈与税 |
契約者と受取人が同じ場合は所得税が課税され、一時所得または雑所得として扱われます。
契約者と受取人が異なる場合は贈与税の対象になりますが、年間110万円の基礎控除内であれば課税されません。
また、解約返戻金が払込保険料を下回る場合には、税金はかかりません。
生命保険を解約する際の注意点
生命保険を解約する際にはいくつか注意点があります。
一度解約してしまうと、同じ条件での新規加入が難しい
解約すると保障が終了し、新たに保険へ加入する際に健康状態の変化や年齢の影響で条件が不利になる可能性があります。
また、一部の保険では解約後一定期間は再加入できないこともあります。
解約する前に必ず返戻率を確認する
解約のタイミングによっては、大きく損をする可能性があるため、返戻率と金額を事前に確認しましょう。
記事まとめ
生命保険の解約返戻金は、契約内容や解約のタイミングによって大きく異なります。
解約する前に返戻率や税金の影響を確認し、慎重に判断することが重要です。保険に関する不安がある場合は、専門家に相談するのがおすすめです。
本記事を提供する「保険のぷろ」でも、無料保険相談を受け付けております。好きな場所・時間から相談できるオンライン相談も可能ですので、ぜひご利用ください。