60代は保険の見直しが重要!備えるべきリスクや保険の選び方を徹底解説
「60代は保険見直しを行うべき?」
「どういったリスクに備えればいいのだろう」
60代になり身体的な変化や定年退職など、あらゆる面を考慮して見直しを検討していませんか。
保険見直しを行わないと、予期せぬ事態に十分な保障を受けられない可能性もあるため注意が必要です。
今回は、無料相談を行なっている「保険のぷろ」が、60代から備えるべきリスクや見直しのポイントを解説します。
ライフステージごとで保険の選び方も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
60代は保険見直しのタイミング?
60代は、ライフステージの変化や身体的なリスクが増加する世代でもあるため、保険を見直すのに重要なタイミングと言えます。
見直しがされないまま同じプランを継続していると、保障が不足したり不要な保険金を支払い続けたりする事態になるでしょう。
ここでは、60代における加入率や平均保険料、備えるべきリスクを解説します。
加入率や平均保険料
生命保険文化センターが行った2022年度の生活保障に関する調査結果によると、60代における生命保険加入率と平均保険料は以下の通りです。
男性の場合
加入率 | 年間保険料(個人年金保険含む) | |
---|---|---|
全体 | 77.6% | 21.5万円 |
60代 | 85.8% | 21.2万円 |
女性の場合
加入率 | 年間保険料(個人年金保険含む) | |
---|---|---|
全体 | 81.5% | 16.6万円 |
60代 | 86.5% | 15.9万円 |
出典元:公益社団法人生命保険文化センター「2022(令和4)年度生活保障に関する調査」
60代は男女ともに、85%以上が生命保険に加入しているのがわかりました。
年齢を問わない全体の加入率より、5〜8%高い結果となっています。
年間保険料は全体平均に近く、60代の年間保険料を月額に換算すると、男性約1.7万円・女性約1.3万円です。
調査結果を見ても、多くの60代が保険の必要性を感じています。
今、保険に加入していない方や保障範囲が狭い方は見直しのタイミングになるでしょう。
60代が備えるべきリスク
60代が保険の見直しをする際に考慮したいリスクは、以下の通りです。
- 健康リスク
- 入院・通院リスク
- 介護リスク
- 長生きリスク
60代は、がんや糖尿病など、あらゆる病気を発症するリスクが高い傾向にあります。
60代後半になると筋肉の衰えにより転倒し、ケガをする可能性も高くなるでしょう。重大な
病気やケガを負うと、通院もしくは入院となる場合が大半です。退院しても介護が必要になってしまうケースも考えられます。
病気やケガがなく健康的に長生きすれば、老後の生活費も確保しなくてはなりません。
60代は健康面や老後資金など、あらゆるリスクを考えて見直しをするのが大切です。
60代が見直しをする時の4つのポイント
ここでは、60代が保険を見直す際に意識したい4つのポイントを解説します。見直しをスムーズに進めるためにも、ポイントを把握しておきましょう。
まずは現在の保障内容を確認
見直し時における1つ目のポイントに、現在加入中の保障内容を確認することが挙げられます。
契約書や保険証券で、以下の項目を確認しましょう。
- 保障額はどのくらいか
- 保障期間はいつまでか など
現在加入しているプランには、60代が備えるべきリスクを保障する内容となっているかチェックします。
過去に契約した保険には、介護保険がなかったり医療保険の保障が手薄かったりする可能性もあるため注意が必要です。
保障期間の終了が近づいているのであれば、新しいプランに加入しなければならないでしょう。
現在の保障内容をしっかり把握して、不足部分の補完や不要な保障を解約するのが大切です。
将来設計(ライフプラン)を把握する
将来設計を把握するのも、60代が見直しをする際に意識したい項目です。
60代になると、子どもが自立したり住宅ローンを完済したりする家庭も増えてくるでしょう。
これまで教育費やローン返済にあてていたお金が浮けば、老後資金の貯蓄に向けて個人年金保険への加入も可能になります。
また、生命保険や医療保険などの保障額を増やす検討できます。
加入状況や保障内容が大幅に変更できるため、見直す際にはライフプランも重要視しましょう。
がん保険や医療保険を充実させる
60代が保険を見直す際は、がん保険や医療保険の保障を充実させるのも大切です。
60代になると病気のリスクが高まる傾向にあります。若い頃に加入した契約内容のままだと、十分な保障を受けられないケースが考えられるでしょう。
がん保険や医療保険が不十分になると保険金が足りず、病気になっても適切な治療を受けられなかったり、入院中の収入に困ったりする恐れもあります。
10年以上前のプランは、最新の医療に対応していない場合もあり得るため、見直す際には注意が必要です。
介護のリスクについても考える
介護のリスクを考慮するのも、60代の見直しに重要なポイントです。
60代はケガや病気により、介護が必要になるリスクが高まります。介護保険においては公的な保障もありますが、民間の介護保険がないと介護サービスを利用する際の負担額は重くのしかかるでしょう。
金銭的な問題により介護サービスの利用を控えれば、家族が介護する負担も大きくなります。
60代で保険を見直す際は、今後より必要性が高まっていく介護保険の加入も検討しましょう。
ライフステージ別!最適な保険の選び方
保険の見直しでは、ライフステージを意識して過不足のないプランを選びましょう。
ここでは、60代が見直すときに想定されるライフステージをもとに、最適な保険の選び方を解説します。
独身の場合
独身の60代が見直しを行う場合、以下の保険加入を検討しましょう。
- がん保険
- 医療保険
- 介護保険
主に病気のリスクをメインに備えるのがおすすめです。
将来的に介護が必要になった場合、介護サービスを利用する点も考慮します。
死亡後の保険料は不要ですが、葬儀費用を賄えるだけの保障は生命保険につけておきましょう。
独身の場合は、死亡後に受け取る保障は最低限にし、病気や介護の保障が充実するよう見直しを行うのがポイントです。
子なし夫婦の場合
60代の子なし夫婦が見直す際は、以下の保険へ加入するとよいでしょう。
- がん保険
- 医療保険
- 介護保険
- 個人年金保険
独身の場合と同様、病気や介護のリスクに備えるのが大切です。加えて、2人分の老後資金を補填するため、貯蓄型の個人年金保険へ加入しましょう。
仕事を退職したあと、収入が公的な年金だけでは、十分な生活が送れない可能性もあるからです。
生活費に困らないためにも、見直しの際には、老後資金を準備できる貯蓄型の保険加入を検討するのがおすすめです。
子あり夫婦の場合
独立前の子どもがいる60代夫婦は、以下の保険を中心に見直しを行いましょう。
- 生命保険
- がん保険
- 医療保険
- 介護保険
健康面のリスクが高まるため、独身や子なし夫婦のケースと同様、がん・医療・介護保険は重要となっています。
さらに、自身が死亡したときに残された家族が生活に困らないよう、死亡保険への加入は必須と言えます。
子どもたちの生活を守るために、十分な保険金が受け取れるプランに加入するよう、見直しを進めていきましょう。
記事まとめ
60代は、健康面や介護面などのリスクが高まるため、保険見直しを行う重要なタイミングです。
60代の加入率は、男女ともに85%以上と全体平均より高く、多くが保険の必要性を感じていると言えるでしょう。
保険の選び方は、独身や子どもの有無など、世帯状況によって異なるため見直しする際は注意が必要です。
60代から将来のリスクに備えたい方は、本記事で紹介した4つのポイントを参考に見直しを行ってみてください。
「どこから見直したら良いのかわからない」「自分だけで判断するのは不安」という方は、保険やお金についてのプロに相談することをおすすめします。
以下の記事では、おすすめの無料保険相談窓口を口コミとともに紹介しているので、ぜひ参考にしてください。