【20代】がん保険の選び方とは?5つのステップに分けて解説!
昨今の日本では、3大疾病の1つであるがん (悪性新生物) に罹患した際に備えて、がん保険が注目を集めています。
それに伴い、多くのがん保険商品が市場に出回り、がん保険加入を検討する方の選択肢も増加。
しかし、がん保険の選び方に関する記事や説明などはいまだに少なく、選び方に戸惑うことや困惑することは少なくありません。
さらに、がんは年代によって罹患する確率や重症化のリスクなどが大きく異なってくるため、ご自身の年代にあったがん保険の選び方を実践する必要があります。
こちらの記事では、20代の方に焦点を合わせてがん保険の選び方について、5つのステップに分けつつわかりやすく解説していきます。
20代のがん保険選び方は?
20代のがん保険選び方を5つのステップに分けて考えましょう。
- 20代の選び方ステップ① がん保険の保障期間を決定する
- 20代の選び方ステップ② がん保険の商品タイプを決定する
- 20代の選び方ステップ③ 診断給付金の給付金額や条件を決定する
- 20代の選び方ステップ④ 入院・通院や治療保障の有無・金額を決定する
- 20代の選び方ステップ⑤ 保障内容や、支払保険料の確認をする
ここからは、20代の方が「がん保険」加入を検討する場合の選び方について詳しく検討していきましょう。
20代の選び方ステップ① がん保険の保障期間を決定する
がん保険は、主に「定期タイプ」と「終身タイプ」の2種類。
まずは、この2種類からどちらのタイプかを決定しましょう。
定期タイプ | 一定期間保険料を支払うことで、一定期間の保障を担保。更新の度に、保険料が上がる場合が多い。 |
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終身タイプ | 生涯の保障を担保。保険料は生涯同額の場合が多い。 |
20代の方は直近でがんに罹患する確率が低いかつ将来が長い、さらに一生涯の保障を続けようとする場合、終身タイプの方が定期タイプよりも支払う保険料が低くなるため、終身タイプを選ぶことをおすすめします。
20代の選び方ステップ② がん保険の商品タイプを決定する
次に、がん保険の商品タイプを決定しましょう。
がん保険の商品には、大きく分けて以下のような3つのタイプがあります。
商品タイプ | 内容 |
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治療給付金タイプ | がんの治療を受けた際に、給付金が支払われるがん保険 |
入院給付金タイプ | 入院した際に、給付金が支払われるがん保険 |
診断給付金タイプ | がんと診断された際に、給付金が支払われるがん保険 |
上記の3タイプを組み合わせたり、一部の保障を追加するなども可能である場合が多いです。
20代の方には、診断給付金タイプがおすすめです。
このように言える理由は主に以下の3つです。
1つ目は、診断給付金の使用用途の広さ。診断給付金は、がんと診断された際に受け取ることのできる給付金であるため、使用用途は自身で決定することが出来ます。
2つ目は、近年のがん治療は入院治療から通院治療に移行してきているという点です。このため、入院給付金タイプよりも診断給付金タイプの方が通院時の交通費などにも利用でき、有用であると言えるでしょう。
3つ目は、20代の方は基礎体力が高い傾向にあるため、大規模な治療が必要な場合が少なく、治療費が比較的低く抑えられる可能性が高いという点です。また、今現在20代の方が年齢を重ねるころには、さらなる治療法が確立されていることが期待できます。そのため、診断給付金タイプの方が、給付金を受け取った際の恩恵をより受け取ることが出来るでしょう。
20代の選び方ステップ③ 診断給付金の給付金額や条件を決定する
がん保険の保障期間や保険商品を決定した後には、診断給付金の給付金額について考えましょう。
診断給付金の保障金額
診断給付金の保障金額は、50万円や100万円など被保険者もしくは契約者の判断で選ぶことが出来ます。
こちらは、がんに罹患した場合に受け取ることのできなくなる給与などの金額の大きさや、その他の保障金額とのバランス、または月払保険料などでご自身で判断するのが良いでしょう。
診断給付金の給付条件
診断給付金の給付条件は、直近におけるがん罹患の確率が低い20代の方にとって非常に重要と言えます。
給付条件には、主に「初回限定タイプ」と「無制限タイプ」に分けられます。
初回限定タイプ | がんと診断された初回のみ診断給付金が給付されるタイプ |
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無制限タイプ | 無制限で診断給付金が給付されるタイプ、「2年に1回」や「3年に1回」などの制限に注意 |
20代の方は、今後の人生が長く、さらにがんは再発する確率の高い病気であるため無制限タイプのがん保険に加入することがおすすめであると言えます。
20代の選び方ステップ④ 入院・通院や治療保障の有無・金額を決定する
診断給付金のタイプと金額を決定した後は、入院・治療保障の有無や保障金額を決定しましょう。
入院・通院保障
入院保障を決定する際には、ご自身の加入している生命保険や医療保険などとの兼ね合いを考慮する必要があります。また、給付金額の計算方法は入院回数や入院日数によるなど様々であるため、ご自身の希望する金額がどのように払われるかを考慮する必要があります。
20代の方が近々がんに罹患しても入院日数は短い傾向にあり、さらに将来的には医療がより発達していくと考えられるため入院日数は短くなっていくことが期待できます。
一方で、がん治療における通院日数は相対的に増加。通院保障は、入院する必要が生じるがんに罹患した際に支払われるタイプと、日数によって支払われる2パターンがあります。
今後は、ますますがん治療の通院化が進むと見られているため、通院保障が付与されているタイプがより安心であると言えるでしょう。
治療保障
治療保障は、がんに伴う治療方法の保障をしてくれるものです。具体的には、ホルモン剤治療の費用のカバーや放射線治療のカバーなどがあります。
がんの治療によく用いられる療法は、三大療法と呼ばれる「手術療法」、「化学療法 (抗がん剤・ホルモン剤治療)」、「放射線療法」。
そのため、手術給付金、抗がん剤・ホルモン剤治療給付金、放射線治療給付金などが備わっているがん保険を選ぶことが安心です。
20代の選び方ステップ⑤ 保障内容や、支払保険料の確認をする
最後に加入を考えているがん保険の保障内容や支払保険料などの確認を入念に行いましょう。
がん保険は被保険者に万が一のことが起こった場合のものです。
そのため、当初の予算から大幅にオーバーした保険料になっているケースなどは、加入を検討しているがん保険のプランを見直すことをおすすめします。
そのために、ご自身の中で妥協することのできる保障内容を外すことや、がん保険を提供している会社そのものを変えて改めて見直してみるといったことが重要となるでしょう。
20代におすすめのがん保険選び方5選
以下に、20代におすすめのがん保険選び方をまとめました。
こちらを参考に20代の方はがん保険を考えてみてはいかがでしょうか。
- 20代の方におすすめの選び方①:「終身タイプ」がおすすめ
- 20代の方におすすめの選び方②:診断給付金タイプがおすすめ
- 20代の方におすすめの選び方③:診断給付金は給付無制限タイプがおすすめ
- 20代の方におすすめの選び方④:通院保障と三大療法に対する保障付きが安心
- 20代の方におすすめの選び方⑤:月払保険料を確認して、無理のない範囲にしよう
まとめ
ここまで20代の方が加入するがん保険を選択する際の選び方について解説してきました。
がん保険の選び方は、年代によって大きく異なります。
そのため、20代の方はがん保険の選び方に注意し、ご自身に必要なものをがん保険で保障するようにしましょう。
疑問などがある場合は、プロへの相談がおすすめ
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