終身保険
赤ちゃんのための終身保険ガイド|メリット・デメリットから選び方まで
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赤ちゃんのための終身保険ガイド


赤ちゃんが生まれると、ご家族にとって「万が一」に備える意識が高まります。

「何かあった時、十分な準備ができているだろうか?」という不安を解消するために、終身保険に注目するパパ・ママが増えています。
でも、難しい言葉や仕組みに戸惑う方も多いのではないでしょうか。

この記事では 「終身保険ってなに?」 から 「赤ちゃんに本当に必要?」 まで初心者でもやさしく理解できる内容で解説します!

終身保険とは?赤ちゃんに必要とされる理由

終身保険は、契約者が亡くなるまでずっと保障が継続する生命保険です。一度加入すれば、保障は一生涯守られます。
赤ちゃんに加入する理由としては、将来の資産形成・教育資金・万一の備えなど、さまざまな目的があります。

  • 将来の学費や独立資金として活用できる
  • 低年齢ならではの安い保険料で加入できる
  • 持病のリスクが出る前に健康状態が良い時に契約できる
  • 一生涯の保障が受けられる

赤ちゃんの終身保険|メリットまとめ

若いうちからの加入は家計にもやさしい

赤ちゃんのうちに加入すると、毎月の保険料がとても低く抑えられます。また、健康状態で加入できなくなるリスクを避けることができます。
  1. 保険料がずっと安く設定される
  2. お子さまが将来、持病や障害を持ってもそのまま保障継続
  3. 受取人を変更して資産移転にも活用できる
  4. 必要に応じて積み立てとして解約返戻金を受け取れる

終身保険の保険料イメージ(赤ちゃん〜親世代で比較)

年齢月額保険料
(保険金額:500万円)
60歳払済までの総支払額
0歳(赤ちゃん)約3,000円〜4,500円約180万円〜270万円
20歳約5,000円〜6,500円約240万円〜312万円
40歳約9,000円〜11,500円約216万円〜276万円

※あくまでイメージです。保険会社や商品、保険金額によって異なります。

将来の用途が多い

  1. 大学進学資金・留学費用など教育資金の一部に
  2. 結婚資金
  3. 社会人になった時のスタート資金
  4. 将来、本人の老後資金の準備ができる

デメリット・注意点もしっかり理解しよう

元本割れのリスク

終身保険は長期積み立て商品の特性があり、契約から数年で解約すると「解約返戻金」が保険料払込総額を下回る可能性があります。
10年以上の長期運用を前提に考えましょう。

利回りは高くない

銀行預金や学資保険より返戻率は高いことが多いですが、株式や投資信託等の運用商品と比べると利回りは控えめです。
「確実性」と「貯蓄性」のバランスを見て判断しましょう。

資金の自由度はやや制限あり

保険料支払いがまとまった期間続くため、万一の時にしか基本的には保険金が出ません(中途解約時の手数料・元本割れリスクも注意)。

  1. 学資保険やジュニアNISAなど他商品とも比較して検討しましょう
  2. 家計のバランスを見て、無理なく支払い続けられる金額を設定

選び方のチェックポイント

1. 払込期間と保険料設計

終身保険は「10年払済」や「60歳払済」など、期間を選べます。
「払済」とはその年齢・期間まで保険料を支払えば、その後は保険料不要で保障は一生続くという意味です。

払込期間特徴メリットデメリット
短期(10年/15年等)短期間で完了し、早期に保障確定
  1. 将来の家計負担が軽減
  2. 早く積み立て終えられる
  1. 毎月の支払い負担がやや大きい
長期(60歳/65歳払済等)月々の支払いが低め
  1. 支払い負担が分散
  2. 無理のない保険料設定がしやすい
  1. 総支払い額が増える場合も

2. 返戻金と保障額の比較

  1. 同じ条件でも返戻率(戻ってくるお金の割合)は保険会社によって異なる
  2. ネット型・大手・共済など複数社でシミュレーションをして比較しましょう
  3. 3. 付加できる特約の内容

    1. 「医療特約」や「災害特約」なども、ニーズに合わせて確認を
    2. 必要なオプションのみ選ぶことでコスト最適化
    3. 4. 相談時はここをチェック!

      • 家計に無理なく支払える金額か
      • 万が一の「保障」と「貯蓄」のどちらを重視したいか
      • 教育資金・独立資金の予定にマッチしているか
      • 比較見積もりができるか
      • 契約書の内容や解約返戻金条件を丁寧に説明してくれるか

      赤ちゃんの終身保険 FAQ

      学資保険とどう違うの?

      学資保険は進学時期ごとに教育資金を受け取れる貯蓄性商品が中心です。
      終身保険は万一の保障+将来の資産形成という二つの機能を併せ持つ点が大きな違いです。

      最適な加入タイミングは?

      保険料が最も安い「0~1歳」時がおすすめですが、家計や今後のプランをよく相談して決めましょう。

      子ども名義と親名義、どちらが良い?

      契約者や被保険者の名義によって税金や手続きの影響が異なります。基本的には親が契約者/赤ちゃんが被保険者とするパターンが一般的ですが、将来的に子どもへ名義変更も可能です。

      詳細は保険会社・専門家に確認をおすすめします。

      まとめ|赤ちゃんの終身保険は「備え」と「資産づくり」両方の役割

      赤ちゃんの終身保険は、“何かあった時の家族の安心”と“将来の資産作り”の両方を叶えます。

      1. 保険料を安く抑えられる
      2. 途中で資金が必要になった場合は解約返戻金で対応できる
      3. 教育資金・独立資金・老後の備えに活用
      4. 「元本割れ」や「利回り」には注意が必要

      保険の選び方や家計設計に迷ったときは、ぜひ複数の保険会社や相談窓口で見積もり・シミュレーションを依頼してみましょう。
      大切なお子さまの将来に役立つ納得の保険選びをサポートします!

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      監修者プロフィール
      菱村真比古
      菱村真比古
      ファイナンシャルプランナー
      10種の金融資格と中高の教員免許を持つ異色のファイナンシャルプランナー。NISA、住宅ローン、社会保障制度などが複雑に絡み合うライフプランを明快シンプルに紐解きます。中でも《菱村式老後資金計算法》は将来に不安を抱える子育て世代に好評。生命保険と金融サービス業界の最高水準として世界中で認知されている独立組織MDRTの正会員。『お金のエキスパート』として講演や営業マンの育成など幅広い領域で活動している。

      【資格情報】
      ・住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー
      ・日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー
      ・生命保険協会認定トータルライフコンサルタント
      ・CCAA クレジットカードアドバイザー
      ・相続診断協会認定 相続診断士 
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