
安い生命保険を選ぶ際の注意点とは?失敗しない選び方のポイントも解説
「安い生命保険を選ぶ際に注意すべき点は?」
「保険料が安いと保障が不十分になる場合もあるの?」
安い生命保険に加入したいと考える中で、上記のような疑問を抱く方も多いでしょう。
保険料だけに注目して加入すると、必要な時に適切な保障を受けられなくなる恐れがあるため注意が必要です。
本記事では、無料保険相談を行っている「保険のぷろ」が、安い生命保険に加入する際のポイントを紹介します。
注意点も解説しているので、生命保険選びに失敗したくない方は、ぜひ参考にしてください。
保険料が安い生命保険があるのはなぜ?
毎月の支払いである保険料が安い生命保険があるのは、保険の種類や保障の仕組みなどが関係しています。
まずは、安い生命保険がある理由を4つに分けて具体的に見ていきましょう。
定期・掛け捨て型の生命保険だから
定期・掛け捨て型の生命保険は、以下の理由から安い保険料に設定されています。
- 将来お金を受け取れる貯金のような仕組みがない
- 契約満了日を迎えてもお金を受け取れない
定期・掛け捨て型は、貯蓄性がある終身保険と違い、払い込んだ保険料はすべて保障にまわる仕組みになっています。
満期を迎えても、支払った保険料は戻ってきません。
保険会社の支払いリスクが少ないため、定期・掛け捨て型は保険料が安い傾向にあります。
「貯蓄性は必要ない」「安い保険料でリスクに備えたい」と考えている方は、定期・掛け捨て型がおすすめです。
以下の記事では、掛け捨て型の特徴や選び方などを解説しているので、ぜひ参考にしてください。

保障内容がシンプル
保険料が安い理由の1つとして、保障内容のシンプルさが挙げられます。
安い生命保険は、死亡保障のみであるケースが大半です。
保障範囲が限定されると、保険会社の支払いリスクが低下するため、保険料は安い価格帯に設定されています。
一方で、入院や手術などのリスクに備える特約を追加すると、保険料が高くなります。
保険料を安く抑えたい方は、必要最低限の保障が備わった保険に加入するとよいでしょう。

適切な保障の見極めが難しい場合は、保険会社やファイナンシャルプランナーに相談するのがおすすめです。
加入者の年齢が低い
加入者の年齢が低い場合も、保険料は安くなります。若いほど病気やケガ、死亡リスクが低いからです。
20代と50代で比較すると、同じ保障内容でも月々の保険料に数千円の差額が生じる傾向にあります。
50代の方が安い生命保険に入りたい場合は、保障内容がシンプルな商品を選択しましょう。
「若いから保険は必要ない」と考える方もいますが、結婚や出産などのライフイベントを控えているなら、保険料が安くなる若い年齢のうちに入っておくのが得策です。
ネット販売を主体とする保険会社の生命保険だから
ネット販売がメインの保険も、保険料が安い傾向にあります。
ネット型の保険会社は、人件費や店舗運営費などのコストを削減できます。
運営コストが低い分、同じ保障内容でも店舗型より、保険料を安い価格帯に設定しているケースが大半です。
ネット型保険は安いだけでなく、手間が最小限でスムーズに相談から手続きを済ませられるのが魅力です。
「保険料を抑えながら十分な保障がほしい」「店舗に行く手間を省きたい」と感じる方は、ネット保険がよいでしょう。
要チェック!安い生命保険を選ぶ際の注意点
安さばかりを重視して生命保険に加入すると、万が一のときに「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまう可能性があります。
ここでは、安い保険を選ぶときに注意したい3つのポイントを解説します。
安心して保険を選ぶために、ひとつずつ確認していきましょう。
目的にあった保障内容が備わっているか
安い保険を選ぶ際は、目的に応じた保障が備わっているか確認しましょう。
生命保険には、死亡保障や医療保障などの種類があります。どの種類を選ぶべきかは、個人のライフスタイルや目的によって異なります。
独身で扶養家族がいない場合、死亡保障は最小限で問題ありません。
一方で、小さな子どもがいる家庭では、家族の生活費をカバーするための十分な保障が必要です。
保険料の安さを重視した結果、本来必要だった保障が備わっていないと、もしものときに金銭的な負担が重くのしかかります。
「何のため、誰のために保険加入するのか」を洗い出し、目的に合った保障内容が揃っているか注目してください。
保障金額は十分か
「保障金額」も、安い保険へ加入する際に注意すべき点です。安い保険の中には、保障金額が低く設定されている商品もあります。
保険料が安くても、いざというときに必要なお金を受け取れなければ意味がありません。
特に死亡保障をメインとする場合は「家族の生活費は毎月どれくらい必要か」「何年分の金額が必要か」などをシミュレーションするのが重要です。

家族がいる場合は話し合いのもと、無理のない範囲で必要な金額を見極めましょう。
適切な保障金額の考え方について
適切な保障金額は、以下の項目を含めて算出しましょう。
- 残された家族が1ヵ月に必要とする生活費
- 生活費の保障期間(年単位)
- 子どもの教育費
- 葬儀代
- 遺品整理費用
独身であれば自分の葬儀代や遺品整理費用だけで十分と言えます。扶養家族がいれば、年単位の生活費や子どもの教育費も加わります。
必要な保障金額は、生活スタイルや家族構成によって異なるため、自分の状況にあてはめて計算してみてください。
他の保険商品と比較・検討したか
「安いから」と他社と比較しないまま、最初に見つけた保険へすぐ加入するのは避けましょう。
同じような保障内容でも、保険会社によって保険料や特約の有無は異なるからです。
比較せずに加入してしまうと「もっと安いのがあった」「他社のほうが手厚い保障だった」と後悔を生みかねません。
複数社の商品を比較すれば、保障や金額など適切な保険が見つかりやすくなります。
保険ショップや無料相談サービスでプロの意見を聞くのもおすすめです。
迷ったときは自分だけで判断せず、専門家へ相談して、自分にぴったりの選択肢を探しましょう。
保険料の負担をなるべく抑えたい人が知っておくべきポイント
保険料を安く抑えたいなら、把握しておきたいポイントがあります。
必要な保障を確保しながら、安い生命保険に加入するためのポイントを解説するので、保険選びの参考にしてください。
特約は必要最低限にする
保険料を安くするには、特約を必要最低限にするのが重要です。
生命保険には、基本的な保障に加えて、以下のような特約が付けられます。
- 先進医療特約
- 傷害特約
- 入院一時金特約
- 生活習慣病入院特約 など
参考:公益財団法人 生命保険文化センター「生命保険の種類(主契約・特約・その他)」
特約は多種多様で、たくさん付けるほど保険料も高くなっていきます。
保障を手厚くできる一方で、経済的な負担は増すため、保険料を安く抑えたい場合は特約は最小限に留めるのがおすすめです。
複数の保険商品を比較する
安い生命保険に加入したいなら、必ず複数の商品を比較しましょう。
保障内容に大差がなくても、商品によって月々の保険料は異なります。
比較をする際には、単に保険料が安いかどうかだけでなく、更新時の保険料の変化や解約返戻金の有無なども確認しましょう。
商品の比較には、保険比較サイトや資料請求サービスを活用するのが有効です。月々数千円の節約につながるケースもあるので、ぜひ実践してみてください。
ライフプランに応じた保険金額に設定する
保険料の負担を下げたいときは、ライフプランを考慮した保険金額に設定しましょう。
保険金額を高く設定すれば将来に対する安心感はありますが、毎月の保険料も上がります。
一方で金額を低くしすぎると、いざというときに保障が足りず、金銭的に困ってしまう可能性があります。
収入状況や家族構成など考慮し、今後の生活費を計算して保険金額を決めましょう。
必要な金額を明確にできれば、安い生命保険でも過不足のない保障を受けられます。
保険やお金の専門家に相談する
保険コンサルタントやファイナンシャルプランナーなど、専門家に相談するのも、保険料負担を抑えるポイントの1つです。
専門家に相談すれば、ライフスタイルや将来の計画をもとに、保険料を安く抑えつつ、無駄のない保険プランが提案してもらえます。
自分では気づかなかった無駄な特約を見直したり、必要な保障金額を明確にできたりします。
相談は無料でできるサービスも多いうえ、訪問やオンラインでの対応も充実しているため、積極的に利用してみましょう。
自分に合った保険が見つかるだけでなく、家計全体の見直しにもつながります。
記事まとめ
安い生命保険は、毎月の保険料を抑えながらも、十分な保障を受けられます。
ただし、選び方を間違えると、保障に不足が生じる可能性もあるため注意が必要です。
保障金額を計算したり複数社の商品を比較したりして、自分に合ったプランが見つかるよう心がけてください。
生命保険選びに失敗したくない方は、専門家に相談するのもおすすめです。
保険料を抑えつつ、過不足のない商品を提案してもらえるため、積極的に利用してみてください。
以下の記事では、おすすめの無料保険相談窓口をご紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
