
生命保険に毎月いくら払ってる?平均負担額や生命保険料を抑えるポイントを解説
生命保険の契約や見直し時に「みんな、保険料って毎月いくら払ってる?」「我が家の払ってる保険料は一般的?」と気になる方もいるのではないでしょうか。
生命保険の商品や特約は幅広く、一般的な平均負担額がいくらか把握しつつ、自分に合った保障を検討する姿勢が大切です。
そこで今回は、無料保険相談を行なっている「保険のぷろ」が、生命保険平均負担額がいくらか紹介し、毎月の生命保険料を抑えるコツについて解説します。
一般的に毎月いくら払ってるのか気になる方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
生命保険に毎月いくら払ってる?平均保険料について
生命保険に毎月いくら払ってるかは、それぞれの状況によって大きく異なります。
ここでは一般的に保険料をいくら払ってるか、負担額を男女別と世帯年収別に分けて解説します。
「2022(令和4)年度生活保障に関する調査」年間払込保険料(全生保)を元に作成
【男女別】生命保険に毎月いくら払ってる?
公益財団法人生命保険文化センターが2022年度に公開している調査結果によると、生命保険料の男女別平均負担額は以下の通りです。
平均年間払込保険料 | 平均月間払込保険料 | |
---|---|---|
全体 | 17万9,000円 | 約1万5,000円 |
男性 | 20万6,000円 | 約1万7,000円 |
女性 | 16万0,000円 | 約1万3,000円 |
男女では月間約3,800円、年間4万6,000円ほど負担額に差があります。
また、年間の生命保険料負担額分布は以下の通りです。
全体 | 男性 | 女性 | |
---|---|---|---|
12万円未満 | 39.50% | 33.00% | 44.10% |
12~24万円未満 | 30.20% | 29.10% | 31.00% |
24~36万円未満 | 13.30% | 15.70% | 11.60% |
36~48万円未満 | 4.40% | 6.20% | 3.10% |
48~60万円未満 | 1.90% | 2.50% | 1.40% |
60万円以上 | 3.30% | 4.50% | 2.40% |
わからない | 7.50% | 8.90% | 6.40% |
男女ともに、生命保険料の年間負担額として最も多いのは12万円から24万円未満の範囲です。
月額に換算すると1万円から2万円未満となり、この層で男女ともに半数以上を占めています。
【世帯年収別】生命保険に毎月いくら払ってる?
公益財団法人生命保険文化センターが公開したデータによると、2022年度における生命保険料の世帯年収別平均負担額は以下の通りです。
世帯年収 | 平均年間保険料 | 平均月間保険料 |
---|---|---|
300万円未満 | 13万4,000円 | 約1万1,000円 |
300~500万円未満 | 16万9,000円 | 約1万4,000円 |
500~700万円未満 | 18万2,000円 | 約1万5,000円 |
700~1,000万円未満 | 22万1,000円 | 約1万8,000円 |
1,000万円以上 | 27万4,000円 | 約2万2,000円 |
上記を見ると、生命保険料の負担額は世帯年収に比例して増える傾向にあります。
一般的にいくら保険料を払ってるかを把握しつつ、自身の状況に合った保障内容を検討しましょう。
独身・既婚・子持ちで異なる保険料の違い
公益財団法人生命保険文化センターが公開したデータによると、2022年度における生命保険料の家族構成別平均負担額は以下の通りです。
家族構成 | 平均年間保険料 | 平均月間保険料 |
---|---|---|
未婚 | 16万5,000円 | 約1万3,000円 |
既婚・子どもなし | 19万6,000円 | 約1万6,000円 |
既婚・末子未就学児 | 19万4,000円 | 約1万6,000円 |
既婚・末子小学生 | 18万6,000円 | 約1万5,000円 |
既婚・末子中学生、高校生 | 19万0,000円 | 約1万5,000円 |
既婚・末子短大・大学・大学院生 | 20万9,000円 | 約1万7,000円 |
既婚・子どもすべて卒業(未婚) | 17万7,000円 | 約1万4,000円 |
既婚・子どもすべて卒業(既婚) | 16万3,000円 | 約1万3,000円 |
上記によると、既婚で子どもがいる世帯の方が生命保険料は高くなっています。
万が一の際で生活費や教育費など、子どもに関する経済的な保障を手厚くするためと考えられるでしょう。
生命保険の種類別にみる保険料の特徴
生命保険には様々な種類があり、加入している保険によって負担する金額も、受けられる保障も大きく異なります。
ここでは生命保険と医療保険の特徴や保障内容の違いを分かりやすく解説していきます。
両者の主な違いは、以下の通りです。
生命保険 | 医療保険 | |
---|---|---|
保障の対象 | 被保険者の死亡や高度後遺障害 | 病気やケガの治療 |
保険金の支払われ方 | 基本は一括支給(毎月分割の場合もあり) | 商品によって異なる(日数や回数に応じて支給) |
生命保険と医療保険には、「終身」と「定期」の2タイプで分けられます。
終身 | 定期 | |
---|---|---|
主な特徴 | 保障が一生涯続く | 保険期間が決まっている |
保険料 | 比較的高い | 比較的低い |
解約返戻金 | あるケースが多い | ないケースが多い |
終身保険は保障が一生涯続き解約返戻金がある「貯蓄型」、定期保険は保障期間が決まっており解約返戻金はない「掛け捨て型」の一種です。
貯蓄性がある終身保険は、定期保険よりも保険料が高い傾向があります。
「一般的に毎月いくら払ってるか」はあくまで参考程度にし、自身の状況をしっかりと把握し、必要な保障を検討しましょう。
毎月の保険料を抑えるための見直しポイント
生命保険料は、家計も考えて無理のない範囲に設定するのが大切です。
ここでは、毎月の生命保険料を抑えるための見直しポイントについて解説します。
現在のライフステージに必要な保障について改めて考える
生命保険を見直す際には現在のライフステージに必要な保障も改めて考える必要があります。
生命保険は年単位で契約する商品です。
長期にわたって契約を続ける間に、就職や結婚、出産、マイホーム購入などライフステージは変化していきます。
自分や家族の状況が変化すれば、必要な保障内容も変わります。
例えば、子育て段階では将来の教育費を準備する必要がある一方で、子どもが独立した後に手厚い保障は必要ないかもしれません。
ライフステージの変化に合わせて保障内容を見直せば、家計に無理なく必要以上の生命保険料の支払いを避けられます。
ただし「周りは生命保険をいくら払ってる?」と意識しすぎて、本当に必要な保障を削ってしまってはいけません。

ライフステージの変化に合わせて、定期的に保険の専門家へ相談すると良いでしょう。
保障額に過不足ないかをチェック
生命保険料を抑える上では「一般的に毎月いくら払ってる?」と保険料を気にするだけでなく、保障額の過不足の確認も大切です。
保険料の抑制ばかりを追求しても、保障額が十分でなければ契約の意味が薄れてしまうためです。
一方、必要以上に高い保障額で契約していれば、無駄な保険料を支払い続ける事態にもなります。
例えば死亡時に必要な費用が2,700万円程度であれば、死亡保険金は3,000万円で十分でしょう。
死亡保険金を5,000万円に設定しておけば安心感は増しますが、毎月の保険料負担は大きくなってしまいます。
一方、同様のケースで死亡保険金を2,000万円に設定すると毎月の保険料負担は抑えられますが、保障が不十分になる可能性もあります。
また医療保険においても、入院時に必要な日額がいくらか、あらかじめ計算して入院給付金をいくらにするか設定すると良いでしょう。
保障額の過不足チェックは、毎月支払ってる保険料の見直しにおいても十分な保障の準備においても重要だと言えます。
保障が必要な期間はいつまでなのかを確認
生命保険料を抑えるには「一般的にいくら払ってるの?」と比較するだけでなく、必要な保障期間を検討することも重要です。
終身保険は保障が一生涯続く貯蓄性のある商品ですが、その分保険料は高めに設定されています。
必要な保障期間について考えて契約期間がある保険を選べば、最低限の備えをしつつ保険料も抑えられます。
例えば生命保険の死亡保障が必要な期間は、家族構成やライフプランによって多種多様です。
子どもの大学卒業や独立までの期間で十分であれば、一生涯保障の終身保険ではなく、 定期保険を選ぶ選択肢もあります。
ただし定期保険の場合、多くの商品で更新時に保険料が上がる点に注意が必です。
更新のタイミングごとに保障内容を見直し、必要以上の保険料負担を避ける姿勢が大切です。
記事まとめ
生命保険料の平均負担額は、毎月1万3,000円~1万7,000円程度です。
「一般的に毎月いくら払ってる?」にとらわれすぎず、家計の負担にならない範囲で生命保険を契約する考え方が大切です。
毎月の生命保険料を抑えるには、ライフプランやライフステージに合わせた保障額や保障期間の見直しをおすすめします。
必要な保障額と保障期間を考え、生命保険を検討しましょう。
しかし生命保険の商品や特約は幅広く、どのような商品を選択すべきか判断に悩むケースも少なくありません。
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