生命保険を解約する手順や方法を紹介!見直しの相談は保険のぷろへ
保険の見直しをして解約へ進めたいけど、デメリットが気になる
生命保険って契約の途中でも辞められるの?
上記のようなお悩みはありませんか。
生命保険の解約は損するリスクがあるため、解約の手続きをする時期はよく考えて見直しする必要があります。
今回は、保険相談を無料で行っている「保険のぷろ」が、保険の見直しで解約したときに起きるデメリットを解説します。
解約手続きの手順や注意点も詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
そもそも生命保険は契約の途中で辞められるの?
手続きを行えば契約期間の途中であっても、生命保険は解約することができます。
生命保険の途中解約や、解約返戻金について詳しく解説します。
解約は手続きをすればいつでも可能
生命保険は、契約満期を迎える前でも解約が可能です。
保険会社に契約を辞めると伝え、解約処理に必要な書類を提出し、問題なく受理されれば解約が完了します。
生命保険を辞めてもペナルティや違約金などは発生しませんが、今まで支払ったお金も戻ってはきません。
なお、生命保険の種類によっては、解約返戻金をもらえる可能性があります。
解約返戻金について
解約返戻金とは、生命保険の解約後に契約者へ支払われるお金で、契約により有無が異なります。
解約返戻金がもらえる保険 |
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解約返戻金をもらえないケースが多い保険 |
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万が一に備える貯蓄型保険の終身保険や養老保険などは、契約を辞めるとお金が受け取れます。
解約返戻金の金額は、設計書や保険証券に記載される返戻率により異なり「払込保険料×解約返戻率」で算出が可能です。
一方、保険料の安い定期保険や医療保険などは、貯蓄性はなく解約後にお金をもらえない場合が大半です。
なお、解約返戻金の額は、契約していた保険の種類や保険料、契約期間に基づき決定されるため、一律ではありません。
見直しによる生命保険の解約で起こるデメリット6つ
保険見直しで生命保険を辞めると発生するデメリットを6つ紹介します。
元本割れや新しく保険に入るときのリスクなど詳しく解説しているので、保険見直しのときにぜひ活用してください。
解約のデメリット①契約していた全ての保障が受けられなくなる
保険を解約すると、契約にあった以下のような保障が全てなくなります。
- 死亡保障
- 医療保障
- がん保障
- 就業不能保障
保険会社により異なりますが、契約解約日をもって保障もなくなるケースが大半です。
解約した保険の保障は元へ戻せないので、辞めた直後に入院したとしても、保障は一切受けられません。
解約のデメリット②元本割れのリスクがある
契約期間満了の前に保険を解約すると、元本割れするリスクが高くなります。
なかでも、契約してからすぐ辞めてしまうと、解約返戻金の金額が少なかったり受け取れなかったりする可能性があります。
解約返戻金の金額は契約期間中に確認できるため、解約すると自身にどれくらい返金されるのかをチェックしてから見直しするのがおすすめです。
解約のデメリット③先に払い込みした保険料の未経過分は返金されない可能性がある
契約期間内で解約すると、先に払い込みした保険料は返金されない場合があるため、見直しのときは自身の支払い方法も確認しましょう。
生命保険の支払方法には、以下の方法があります。
支払い方法 | 支払いのタイミング |
---|---|
月払 | 1ヶ月に1回 |
半年払 | 1年に2回 |
年払 | 1年に1回 |
特に、半年払や年払の場合、先払いした未経過分の保険料が返金されないと大きく損するため、解約時期をよく検討する必要があります。
なお、2010年4月施行の保険法により、未経過分となる保険料は契約者へ返されるようになりました。
参照:公益財団法人 生命保険文化センター|「保険法」で、生命保険の契約はどうかわったの?
https://www.jili.or.jp/knows_learns/q_a/life_insurance/118.html
しかし、2010年4月より前に加入した保険では、上記は適用されないため、見直しのときに契約時期も確認しましょう。
解約のデメリット④保障を受けられない期間が発生するケースも
契約中である保険の解約手続き後に、新しい保険へ加入すると手続きが完了するまで保障を受けられない期間が生まれます。
保険未加入期間にケガや病気で入院した場合、公的医療保険対象外の治療を受けると全額負担となるため、家計の負担となるでしょう。
なお、新しい保険に加入しようと手続きを行っても、健康状態によっては加入できない場合があります。
生命保険の見直しで保険を辞める場合は、新しい保険に加入できたタイミングで手続きを進めるようにしましょう。
解約のデメリット⑤生命保険に入れない可能性がある
保険の見直しを行い「今は健康だから保険は必要ない」と解約し、必要になったら再加入しようと考える方も多いでしょう。
しかし、生命保険は健康状態により加入の可否が決められるので、病気を患い健康状態に不安のある状態では、加入できない可能性があります。
生命保険へ加入しにくくなる条件は、以下の通りです。
不健康になると保険に入りにくいため、解約はよく検討するようにしてください。
解約のデメリット⑥新たな保険に加入するときには保険料が高くなる場合も
保険料は、健康状態のほか年齢によって金額が決められるので、新しい生命保険へ入るときに、料金が上がる可能性もあります。
特に40歳以降は、同じ契約内容であっても保険料が上がるケースはよく見受けられます。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
全体 | 20.6万円 | 16.0万円 |
20代 | 11.9万円 | 9.6万円 |
30代 | 19.9万円 | 14.0万円 |
40代 | 22.4万円 | 18.6万円 |
50代 | 25.5万円 | 19.0万円 |
60代 | 21.2万円 | 15.9万円 |
70代 | 16.4万円 | 13.0万円 |
引用:公益財団法人生命保険文化センター|2022(令和4)年度生活保障に関する調査
https://www.jili.or.jp/files/research/chousa/pdf/r4/2022honshi_all.pdf
さらに、再加入のタイミングで病気になったりケガをしたりするリスクが高くなった方も、以前より保険料が高くなるでしょう。
契約期間の途中で辞めない限り金額が上がらない保険も多いので、保険料を安くしたい方は継続するようにしてください。
見直し後の解約手続き手順と注意が必要な点
保険を解約するときの手続き手順と方法、注意が必要な事項を解説します。
保険見直しで解約を考えている方は、ぜひ役立ててください。
手順:生命保険を辞めるときに必要な手続き
生命保険を辞めるときは、以下の順番で手続きを行います。
- 電話やネットで保険会社に解約したい旨を伝える
- 保険会社から送付される書類を受け取る
- 本人確認書類や請求書など、必要書類を準備し保険会社へ送付する
- 書類の不備がなく受理されれば解約が完了する
基本的には書類による手続きですが、インターネットによる申請のみで完了する場合もあります。
生命保険を解約するときの注意事項
保険を辞めるときに、注意が必要な点は以下の通りです。
生命保険の解約手続きは代理人では行えないため、契約者本人が対応するようにしてください。
契約期間満了の前に保険を辞める場合は、解約返戻金の金額が払った保険料よりも低くなるケースが大半です。
なお、払い続けた保険料の総額より解約返戻金が高くなる場合は、課税対象となる可能性があります。
支払った保険料と顔役返戻金の差分が50万以上ある場合は、所得税がかかるので忘れずに手続きをしましょう。
記事まとめ:無料相談を利用してプロと検討を
生命保険は、保険期間中であっても契約者本人によって手続きを行えば、自分の好きなタイミングで辞められます。
ただし、再加入するときに金額が高くなるほか、新しく加入できない場合もあるので、見直しのときにはデメリットを踏まえてよく検討しましょう。
なお、保険のぷろでは、お金に対する深い知識を持ったファイナンシャルプランナー(FP)が無料相談を行っています。
生命保険の見直しはもちろん、資産運用の相談にも対応しており、ライフプラン設計も可能です。
「生命保険を辞めたいけど、プロと相談してから検討したい」と考えている方は、保険のぷろによる無料相談をぜひ活用してください。