お金借りる
お金を借りられない場合の最終手段を紹介!違法貸付業者や個人融資に注意
審査落ちにつながる5つの原因
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銀行や消費者金融でお金を借りられないときでも、最終手段としてお金を用意できる方法は残されているはず

「お金が必要なのにどこでも借りられない」

すぐにでもお金が必要なのに、どこからも融資を断られてしまい途方に暮れている方もいるのではないでしょうか?

しかし、そんなときでもお金を用意できる方法はあるので、絶望し諦めてしまう必要はありません。

この記事では、お金を借りられない場合の最終手段6選を紹介しています。

また、どんなにお金に困ってもやってはいけないNG行為についても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

お金を借りられない場合の最終手段4選

お金を借りられない場合の最終手段4選

お金をどうしても借りられない場合に取れる最終手段には、以下の6種類があります。

それぞれについて詳しく解説していきます。

貴重品やブランド品を質入れする

高級時計やアクセサリー、ブランド品が身近にある場合は、質屋を利用を検討しましょう。

質屋では品物を持っていけば、即日品物の査定額の7~8割程度の金額を借り入れできます。

また、信用情報機関の照会などの審査もないので、ほかの手段では借りられない方がとる最終手段としても最適です。

ただし、質屋ではお金を借りたあと利息が発生し、定期的に支払わないと品物が質屋のものになり、取り戻せなくなるので注意しましょう。

生命保険の契約者貸付制度を利用する

生命保険の契約者貸付制度とは、生命保険を解約した際に戻ってくる解約返還金を担保にし、保険会社からお金を借りる制度です。

解約時に解約返還金が支払われる生命保険に加入していれば、審査不要で利用できるので、ほかでお金を借りられない場合の最終手段として利用できます。

保険を解約せずに借り入れできるため、生命保険の契約を残したまま、非常時に必要なお金を工面できるのが大きなメリットです。

ただし、あくまで借り入れなので当然返済の義務が発生し、金利も発生する点には留意しなければいけません。

また、返済が滞った場合には生命保険を強制解約される場合があるので、どうしても現金が必要なときの最終手段としてのみ利用するのがよいでしょう。

従業員貸付制度や給料前借を利用する

カードローンなどでお金を借りられない場合、職場からお金を借りる方法も考えられます。

代表的な方法には、従業員貸付制度と給料前借の2種類があります。それぞれについて簡単に解説していきます。

従業員貸付制度

従業員貸付制度は、勤務先からお金を借りられる制度です。福利厚生としてこの制度が設けられている場合、緊急時に30万円~100万円程度のお金を借りられます。

ただし、借りる際には使用用途を問われるので、生活費が足りないなどの理由では借り入れできない場合があります。

給料前借

給料前借は、給料日よりも前に給料を払ってもらう仕組みです。

給料前借は労働基準法により労働者に保証された権利で、非常時にお金が必要な状況に、給料日よりも早く賃金を受け取れるのがメリットです。

ただし、この制度を使うと給料を前借することになるため、給料日に受け取るお金が減り、後で困る可能性がある点がデメリットといえます。

ほかの手段でお金を借りられない場合の、最終手段として覚えておくとよいでしょう。

参照: 労働基準法

家族や友人からお金を借りる

他では借りれられないときの最終手段としては、家族や友人からお金を借りる方法も考えられます。

家族や友人からの借り入れであれば、個人情報機関の情報を照会されたり年収をチェックされたりすることがなく、ほかで借りられない場合でも貸してもらえる可能性があります。

ただし、明確な借りる理由がないと納得してもらえないので、説得方法を工夫する必要があるでしょう。

また、返済できない場合には金銭トラブルに発展し、人間関係に亀裂が入る可能性が高い点には気を付ける必要があります。

それでもどこからも借りられない場合は働いて稼ぐ

それでもどこからも借りられない場合は働いて稼ぐ

ここまでに紹介した方法でもお金を用意できないのであれば、割り切って働いて稼ぐのがよいでしょう。

ここからは、お金がすぐに必要な場合に、おすすめのお金の稼ぎ方を紹介していきます。

身の回りの物をフリマアプリなどで売る

お金を借りられない場合、自宅にあるブランド品、家電、時計、宝石、本、CD、DVDなどをフリマアプリで売ることを検討しましょう。

フリマアプリであれば、リサイクルショップよりも高値で売却できる可能性があり、現金化もスピーディーに行えます。

コレクションとして集めているものを手放すのはつらいかもしれませんが、お金がどうしても必要な状況であればそうも言っていられないでしょう。

お金を借りられないときの最終手段としては、高く売れる商品の売却も検討してみてください。

日払いOKのアルバイトをする

緊急にお金が必要な場合、日払いで給料を払ってくれるアルバイトをするのも一つの手段です。

アルバイトをする時間が確保できるようであれば、即日収入を得られる日払いのアルバイトは非常に助かります。

お金を借りた場合とは違い、稼いだお金は返す必要がないので、後で返済する苦労がないのも日払いのアルバイトのメリットです。

勤務先が副業OKであれば、追加で仕事をし稼ぐのも一つの手段です。

ただし、1日で稼げる金額は限られており、まとまった金額を近日中に用意しなければいけない場合には、アルバイトでは間に合わない可能性もあります。

在宅ワークで稼ぐ

副業として在宅ワークをする手段もあります。スキルがないと稼げないと思われがちですが、仕事の種類によっては特別な技術がなくても稼げます。

クラウドソーシングサイトに登録すれば、アンケートや口コミ、データ入力な、特別なスキルがなくても取り組める仕事が多数見つかります。

これらの仕事は単価が低く、大きな金額を稼ぐのは難しいかもしれませんが、空いた時間にコツコツと取り組むことで確実に稼いでいけるでしょう。

夜のお仕事なら高い給料を稼げる

女性の場合は、水商売で高い給料を稼ぐのもいいでしょう。

時給が高いため短期間で高収入を得られるので、借金返済などまとまったお金が必要な際に向いています。

水商売に抵抗がある人もいるでしょうが、高収入を得るための最終手段としてとらえておくのもいいかもしれません。

本当に苦しいときの最終手段として公的融資制度や支援制度を知っておこう

本当に苦しいときの最終手段として公的融資制度や支援制度を知っておこう

お金を借りられない場合の最終手段として、公的融資や支援制度を知っておくと役立つ場合があるでしょう。

いざというときのために知っておきたい制度として、以下の4つが挙げられます。

  • 生活福祉資金貸付制度
  • 母子父子寡婦福祉資金貸付金
  • 生活サポート基金
  • 求職者支援資金融資制度

それぞれについて簡単に紹介するので、使える制度がないか確認してみてください。

生活福祉資金貸付制度

生活福祉資金貸付制度は、低所得者や高齢者、障害者の生活を経済的に支える目的の貸付制度です。

全国の社会福祉協議会が窓口となり、それぞれの世帯に合わせた資金の貸し付けを行います。

貸し付け対象となる世帯は以下の3通りです。

対象者 貸し付け対象
低所得世帯 世帯年収が市町村民税非課税程度で、資金の貸し付けによって生活できると判断できる世帯
障害者世帯 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた方がいる世帯
高齢者世帯 65歳以上の高齢者の属する世帯

このように状況に応じて、生活に必要な資金や学費など、必要な資金を借り入れることができます。

利子については、連帯保証人を立てる場合には無利子、連帯保証人を立てない場合には年利1.5%となります。

参照: 福祉の資金(貸付制度) | 全国社会福祉協議会 

母子父子寡婦福祉資金貸付金

母子父子寡婦福祉資金貸付金は、20歳未満の子供がいるシングルマザーもしくはシングルファザーが借り入れできる支援金です。

資金の種類には事業開始資金・修学資金・医療介護資金など、さまざまな種類があり、状況によっては生活資金の借り入れも可能です。

申請の際には、最寄の地方公共団体の福祉担当窓口に問い合わせる必要があります。

ひとり親の方であれば利用できるので、ほかでお金を借りられないときに、最終手段として問い合わせてみるのもいいでしょう。

参照: 母子父子寡婦福祉資金貸付金制度 | 男女共同参画局

生活サポート基金

生活サポート基金は、多重債務の方や債務整理の経験がある方、銀行などからお金を借りられない方のために、貸し付けを行う一般社団法人です。

無料で相談でき、生活費・家賃・税金・公共料金などの支払いで悩んでいるときに、必要に応じて融資を受けられます。

営利目的の団体ではないので、金利は年12.5%以内と多くのカードローンと比較し非常に安い水準となっています。

借入の際には審査に通過する必要がありますが、審査基準はカードローンなどとは異なり、生活再建の見込みがあれば借入可能です。

参照: 一般社団法人生活サポート基金, 参照 生活再建ローンのご案内 | 融資事例

求職者支援資金融資制度

求職者支援資金融資制度はハローワークで職業訓練を受け、給付金を受けている方が利用できる貸し付け制度です。

職業訓練を受けている最中、月10万円の給付金が支給されますが、それだけでは生活費が足りないときに利用できます。

職業訓練期間中、月額5万円もしくは月額10万円を追加で借り入れでき、年利は3.0%と非常に良心的です。

現在、ハローワークで職業訓練を受けており、お金が足りずに困っている場合は、ハローワークの窓口でこちらの融資制度について問い合わせてみてください。

参照:求職者支援制度のご案内 |厚生労働省, 求職者支援資金融資のご案内

生活保護の受給も検討しよう

生活保護の受給も検討しよう

お金を借りられない状況で、何らかの手段でお金を稼ぐのも難しく、生活の維持ができないのであれば生活保護も利用も検討しましょう。

生活保護はすべての日本国民に対して認められた権利です。生きていくのが困難なほどに困窮しているのであれば、受ける権利があります。

居住地域や世帯人数、世帯構成員の年齢などをもとに、生活に必要な最低限度の費用を毎月受け取れます。

生活保護を受けるためには、自治体の福祉事務所に相談し、面談を受けに行きましょう。

どこからもお金を借りられなくても絶対にやってはいけないこと

どこからもお金を借りられなくても絶対にやってはいけないこと

お金に困っておりどこからもお金を借りられない状況では、冷静さを失ってしまい、通常ではありえない行動をとる恐れがあります。

しかし、そのような状況でも、絶対に手を出してはいけない行動が存在します。

ここでは、お金に困ったときにやってはいけない4つの危険な行動と、その理由について詳しく解説していきます。

ヤミ金や違法業者から借入する

銀行や消費者金融でお金を借りられないときに、最終手段として「ブラックOK」「審査なし」などとうたう、ヤミ金や違法業者から借りてしまう方がいます。

しかし、これらの業者は違法運営されており、利用するとますます苦しい状況に追い込まれる可能性があります。

法外な利息を請求され利用されたり、返済が滞った際に恐喝や嫌がらせなど厳しい取り立てをされる可能性が高いです。

ほかでお金を借りられないときに、これらの業者は魅力的に見えるかもしれませんが、利用のリスクが高すぎるので近づいてはいけません。

SNSでの個人間融資を申し込む

個人間融資とは、ほかでお金を借りられない人のために、SNSで「#個人間融資」などのタグを使い、融資の募集が行われています。

消費者金融などでの借り入れを断られた場合、最終手段として個人間融資の書き込みが魅力的に見えてしまう場合があるでしょう。

しかし、個人間融資は個人を装った闇金である場合が多く、利用するとトラブルに巻き込まれる可能性が高いので、利用してはいけません。

借り入れしてしまうと、返済の際に10日で3割などの法外な利息を請求され、借り入れが雪だるま式に膨れ上がり、返済が難しくなってしまいます。

さらに返済が滞った際には、しつこい連絡などの嫌がらせをされたり、提出した住所や顔写真などの個人情報をさらされたりなどの被害を受ける可能性があります。

こうした被害を避けるためにも、ほかで借りられない場合でも個人間融資の利用は絶対に避けるべきです。

クレジットカード現金化を利用する

クレジットカードの現金化とは、ショッピング枠を現金に交換することを指します。

現金化の際には、クレジットカード現金化業者に指定された商品を、ショッピング枠を使って購入します。

その後、現金化業者がその商品を買い取ることで、手元に現金が入る仕組みです。

しかし、クレジットカードの現金化には以下のようなリスクがあり、利用をおすすめできません。

  • 支払った金額よりも手元に入る金額のほうが小さいので損をする。
  • 後日現金化に使用した金額の請求が来るので、返済に苦しく可能性が高い。
  • クレジットカード会社の規約に違反するので、ペナルティが発生する場合がある。

これらのリスクを考慮すれば、クレジットカードの現金化は決しておすすめできるサービスではないことがよく分かるでしょう。

フリマアプリ・ネットオークションで現金を買う

フリマアプリやネットオークションには、現金が売られている場合があります。

クレジットカードの現金化のために利用されるもので、たとえば10万円の現金が13万円で売られているなどのケースが挙げられます。

現金が喉から手が出るほど欲しい状況だと、最終手段としてこういった、出品された現金を購入してしまう可能性があるでしょう。

しかし、この場合出品者は闇金などの違法業者の可能性が高く、利用すると個人情報が出品者に伝わり悪用される恐れがあります。

法外な金利での借り入れを案内されたりなど、闇金を利用しているのと変わらない状況に追い込まれる可能性があるのです。

闇金に問い合わせるのと比べ、気軽に利用しやすいように感じるかもしれませんが、非常にリスクが高いので絶対に手を出すべきではありません。

記事まとめ

記事まとめ

銀行や消費者金融でお金を借りられないときでも、最終手段としてお金を用意できる方法は残されています。

お金を稼ぐ方法や、公的融資制度や支援制度を利用する方法もあるので、ほかのカードローンで審査落ちした場合には利用を検討してみましょう。

またお金がなく追い詰められている際には、闇金やSNSでの個人化人融資が魅力的に見えてしまうこともあると思いますが、これらは非常に危険なので絶対に利用しないようにしてください。

本記事を参考に今の状況に合った方法を見つけ、厳しい状況を乗り越えていただければ幸いです。

監修者プロフィール
菱村真比古
菱村真比古
ファイナンシャルプランナー
10種の金融資格と中高の教員免許を持つ異色のファイナンシャルプランナー。NISA、住宅ローン、社会保障制度などが複雑に絡み合うライフプランを明快シンプルに紐解きます。中でも《菱村式老後資金計算法》は将来に不安を抱える子育て世代に好評。生命保険と金融サービス業界の最高水準として世界中で認知されている独立組織MDRTの正会員。『お金のエキスパート』として講演や営業マンの育成など幅広い領域で活動している。

【資格情報】
・住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー
・日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー
・生命保険協会認定トータルライフコンサルタント
・CCAA クレジットカードアドバイザー
・相続診断協会認定 相続診断士 
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