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猫を飼うと生涯でどれくらいの費用がかかる?フード代や医療費まで徹底解説
猫を飼うと生涯でどれくらいの費用がかかる?フード代や医療費まで徹底解説
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猫との生活を始める前に知っておきたい、生涯にかかる飼育費用の内訳や目安を詳しく解説

猫との生活を始める前に、飼育に伴う費用について理解しておくことが大切です。

猫の平均寿命は15年ほどと言われていますが、中には20年以上連れ添う猫もいるでしょう。

つまり、猫を家族に迎えるということは、10年以上の長期的な人間のサポートが必要だということです。

フード代や医療費など、継続的にかかる出費は、毎月の積み重ねでかなりの額になります。

また、初期費用や不測の事態に備えた貯蓄も必要でしょう。

そこでこの記事では、猫との生活を始める前に知っておきたい、生涯にかかる飼育費用の内訳や目安を詳しく解説します。

猫を飼うのにかかる生涯の費用はいくらくらい?

猫を飼うのにかかる生涯の費用はいくらくらい

猫を飼うことは、大きな喜びをもたらしてくれますが、同時に長期的な責任も伴います。

猫の平均寿命は15年ほどと言われていますが、中には20年以上生きる猫もいるでしょう。

そのため、猫を飼う際には、初期費用だけでなく、長きにわたる食費や医療費なども考慮しておく必要があります。

猫の平均寿命と生涯費用の関係

猫の平均寿命は約15年ですが、適切なケアを受けて健康に過ごせば、20年以上生きることも珍しくありません。

つまり、猫を飼うということは、少なくとも15年から20年以上のサポートが必要だということです。

この平均寿命を考慮すると、猫の生涯にかかる費用は、初期費用や月々の出費の積み重ねとなります。

仮に月々の出費が1万円だとしても、15年間で180万円、20年間で240万円になります。

これに初期費用や医療費などを加えると、トータルの生涯費用はかなりの額になることが予想できます。

猫を飼う際の初期費用の内訳

猫を飼い始める際には、以下のような初期費用が必要になります。

  • 猫の購入費または譲渡費用
  • ワクチン費
  • キャリーケース
  • トイレとトイレ砂
  • 食器とフード
  • ベッド
  • おもちゃ
  • ブラシやつめ切りなどのグルーミング用品
  • 首輪 など

選ぶ商品によって大きく異なりますが、合計で5万円から10万円程度は見積もっておく必要があるでしょう。

去勢をするなら去勢費用も

去勢手術は、発情行動を抑制し、ストレスを軽減するだけでなく、精巣や卵巣、子宮に関連する病気の予防にもつながります。

去勢手術の適切なタイミングは、猫の成長速度に個体差がありますが、一般的には生後6〜7ヶ月頃とされています。

この頃には骨格も十分に発達し、手術に耐えられる体力がついています。ただし、必ず事前に獣医師に相談し、健康状態を確認してもらいましょう。

去勢手術にかかる費用は、動物病院によって異なりますが、おおむね16,000円〜30,000円程度が相場です。

手術費用以外にも、術前検査や術後の薬代などが必要になる場合もあるので、トータルの費用を確認しておくことが大切です。

また、自治体によっては去勢手術の助成金制度を設けているところもあるので、事前に調べておくと良いでしょう。

去勢手術は全身麻酔を伴う侵襲的な手術ですが、健康な猫であれば、そのリスクは低いとされています。

一方で、去勢をしないことで、発情に伴うストレスや問題行動、病気のリスクが高まることも考慮する必要があります。

去勢の是非については、猫の健康状態や飼育環境、飼い主の考え方などを総合的に判断する必要がありますが、獣医師に相談しつつ、猫の一生を見据えて決めることが大切です。

去勢手術を選択する場合は、初期費用の中に去勢費用も組み込んでおくことをおすすめします。

猫の健康管理にかかる費用

猫の健康管理には、定期的な予防接種やフィラリア予防、健康診断などが必要です。

これらの費用は、地域や動物病院によって異なりますが、年間で2万円から5万円程度が相場です。

また、猫の一生の中で、病気やケガに見舞われることは避けられません。

特に高齢になると、慢性疾患の治療が必要になることも多いです。

これらの医療費は、軽度の病気であれば数万円で済むこともありますが、重篤な病気や手術が必要になると、数十万円から100万円以上かかることもあります。

そのため、日頃から健康管理に気を配るとともに、ペット保険への加入や、緊急時の医療費用を貯蓄しておくことが賢明です。

飼育費の内訳とその目安

飼育費の内訳とその目安

猫を飼育する際には、初期費用だけでなく、継続的にかかる飼育費も考慮する必要がありますよね。

飼育費は、主にフード代、消耗品費、医療費、その他の費用に分けられます。

これらの費用は、猫の種類や年齢、健康状態、飼育環境などによって異なりますが、ここでは一般的な目安を紹介します。

フード代と消耗品費

猫のフード代は、猫の年齢や体格、健康状態によって異なりますが、一般的に月々5,000円から1万円程度が目安です。

高品質のプレミアムフードを与える場合は、さらに費用が上がることもあります。

消耗品費は、猫砂やトイレシート、おもちゃ、爪とぎなどの定期的に買い替える必要のあるものが含まれます。

これらの費用は月々2,000円から5,000円程度が一般的です。

ただし、これらの費用はまとめ買いをしたり、セールを利用したりすることで、ある程度節約することができます。

医療費(予防接種、定期健診、治療費)

猫の医療費は、予防接種や定期健診、病気やケガの治療費などが含まれます。

予防接種は、年に1回から2回必要で、1回あたり5,000円から1万円程度です。

また、定期健診は年に1回から2回が推奨されており、1回あたり5,000円から1万円程度かかります。

病気やケガの治療費は、その内容によって大きく異なります。

軽度の病気であれば数千円から数万円で済むこともありますが、大きな病気や手術が必要な場合は、数十万円から100万円以上かかることもあります。

そのため、ペット保険に加入したり、緊急時の医療費用を貯蓄したりしておくことが大切です。

その他の費用(ペットシッター、トリミングなど)

猫を飼育する上で、その他にもペットシッターやトリミングなどの費用が発生することがあります。

ペットシッターは、旅行や出張などで家を空ける際に利用します。

利用料金は、シッターの経験や地域によって異なりますが、一般的に1日あたり3,000円から5,000円程度です。

トリミングは、長毛種の猫などで定期的に必要になることがあります。

トリミングの料金は、猫の大きさや毛の量、サロンによって異なりますが、1回あたり5,000円から1万円程度が一般的です。

これらの費用は、飼い主のライフスタイルや猫の特性によって異なるので、自分の状況に合わせて検討することが大切です。

猫の飼育費用を抑えるコツ

猫の飼育費用を抑えるコツ

猫の生涯には多額の費用がかかりますが、工夫次第で飼育費用を抑えることは可能です。

ここでは、計画的な買い物、定期的な健康管理と予防、ペット保険への加入など、飼育費用を抑えるためのコツを紹介します。

計画的な買い物

猫の飼育費用を抑えるためには、計画的な買い物が重要です。

フードや猫砂などの消耗品は、まとめ買いをすることで、割引価格で購入できることがあります。

また、ペットショップだけでなく、オンラインショップやホームセンターなども比較してみると、よりお得に購入できる場合があります。

ただし、あまり大量に購入すると、保存期間が短い商品では劣化の可能性があるので注意が必要です。

また、猫の好みに合わない商品を大量に購入するのは避けましょう。

定期的な健康管理と予防

定期的な健康管理と予防は、長期的に見ると医療費の節約につながります。

年に1回から2回の定期健診で、早期に病気を発見し、適切な治療を行うことで、病気が重くなることを防ぐことができます。

また、予防接種や定期的な駆虫も、感染症や寄生虫から猫を守るために重要です。

これらの予防措置は、短期的には費用がかかりますが、長期的に見ると医療費の節約になります。

ペット保険への加入

ペット保険は、月々の保険料はかかりますが、病気やケガの治療費を補助してくれるため、大きな医療費が発生した際の経済的な負担を軽減できます。

特に、高齢の猫や持病のある猫を飼育している場合は、ペット保険への加入を検討する価値があります。

ただし、ペット保険の内容は会社によって異なるため、補償内容や支払い条件などを十分に比較検討することが大切です。

また、保険料は猫の年齢によって異なることが多いので、早めの加入がおすすめです。

記事まとめ

記事まとめ

この記事では、猫との生活を始める前に知っておきたい、生涯にかかる飼育費用の内訳や目安を詳しく解説しました。

猫を家族の一員として迎え入れるのは、とても幸せなことです。

でも、そのためには生涯にかかる費用を把握し、計画的に準備することが大切ですね。

困ったことがあれば、獣医師やブリーダー、他の飼い主など、周りの人々に相談することも大切です。

愛情と責任を持って、猫との素敵な暮らしを始めましょう!

監修者プロフィール
菱村真比古
菱村真比古
ファイナンシャルプランナー
10種の金融資格と中高の教員免許を持つ異色のファイナンシャルプランナー。NISA、住宅ローン、社会保障制度などが複雑に絡み合うライフプランを明快シンプルに紐解きます。中でも《菱村式老後資金計算法》は将来に不安を抱える子育て世代に好評。生命保険と金融サービス業界の最高水準として世界中で認知されている独立組織MDRTの正会員。『お金のエキスパート』として講演や営業マンの育成など幅広い領域で活動している。

【資格情報】
・住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー
・日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー
・生命保険協会認定トータルライフコンサルタント
・CCAA クレジットカードアドバイザー
・相続診断協会認定 相続診断士 
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