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アコムのおまとめローンのメリットは?申込方法や注意点と併せて解説
アコムのおまとめローンのメリットは?申込方法や注意点と併せて解説
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アコムのおまとめローンについて、メリットや「おすすめできる人の特徴」などを紹介

アコムのおまとめローンは、複数の借入を一本化することで返済負担の軽減が可能な商品です。

しかし、おまとめローンを利用するにあたって「どうやって申し込むの?」「メリットやデメリットをもっと詳しく知りたい」という人も多いでしょう。

そこでこの記事では、アコムのおまとめローンについて申し込みの流れや具体的なメリット・デメリット、さらに「アコムのおまとめローンが向いている人の特徴」も紹介します。

アコムのおまとめローンは、特性を理解して利用すれば様々なメリットがあります。この記事を参考に、効率的なローンの返済を実現しましょう。

アコムのおまとめローン(借換え専用ローン)の基本情報

アコムのおまとめローン(借換え専用ローン)の基本情報

アコムのおまとめローンは、消費者金融やクレジットカードで借り入れている人を対象にした借り換え専用のローンです。

基本情報をまとめると、次のようになります。

商品名 借換え専用ローン
用途 貸金業者債務(消費者金融・クレジットカードのキャッシング)の借り換え
※元金分のみ
借入可能額 1万円~300万円
金利 年7.7%~18.0%
遅延損害金 年20%
返済期間(返済回数) 最長12年3ヵ月(1~146回)
返済方式 元利均等返済方式
担保・連帯保証人 不要
返済額 借入額の2.0%以上または1.5%以上
※千円単位
返済サイクル 毎月払い
在籍確認 原則なし

消費者金融やクレジットカードの借入(キャッシング)を対象に、借り換えが可能です。

アコムのおまとめローンで複数の借入を一本化すれば、返済負担が軽くなり、無理のない支払いができるようになります。

申し込みの流れ

アコムのおまとめローンを利用するときは、以下の流れで手続きを行います。

  1. 申し込み
  2. 審査
  3. 契約・借入

申し込みはインターネットや自動契約機、電話などで可能です(既にアコムを利用中の場合は電話が必要)。詳しくは、下記を参照してください。

インターネット申し込み 公式サイト「借換え専用ローン(おまとめローン)」
自動契約機 公式サイト「店舗・ATM検索」
電話(フリーダイヤル) 0120-70-1000

審査時間はケースバイケースで、早ければ即日、遅ければ数日以上かかります。

審査結果を確認し、その内容に同意すれば契約は完了です。契約後は利用者名義のもと、アコムから借入先へ直接振り込まれます。

申し込み時の必要書類

アコムのおまとめローンで必要な書類は、次の通りです。いずれも有効期限内のもの(収入証明書は最新のもの)が必要です。

本人確認書類(以下のいずれか)

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • パスポート
  • 保険証※

※自動契約機で保険証を提出する場合、アコムから郵送物を受け取るか、住民票の写しもしくは公共料金の領収書を添付する。

収入証明書(以下のいずれか)

  • 源泉徴収票
  • 給与明細書
  • 市民税・県民税額決定通知書
  • 所得証明書
  • 確定申告書・青色申告書・収支内訳書

収入証明書は、アコムでの借入が50万円になるときか、他社を含めた借入総額が100万円を超えるときに必要です。

提出方法は、スマホアプリ・Webか、自動契約機のいずれかになります。

アコムでローンをまとめるメリットとデメリット

アコムでローンをまとめるメリットとデメリット

申し込みにあたって気になるのが、アコムのおまとめローンにどのようなメリット・デメリットがあるかです。

具体的なメリット・デメリットを把握し、自分にとって本当に必要なものか見極めましょう。

メリット

アコムのおまとめローンのメリットは、次の4つが挙げられます。

  • 返済額を減らせる場合がある
  • 返済管理が楽になる
  • 総量規制にかかわらず利用できる
  • 在籍確認が原則ない

それぞれ詳しく解説します。

返済額を減らせる場合がある

アコムに限らず、おまとめローンの利点は「まとめることで金利を下げられる可能性がある」点です。金利が下がれば利息は減り、月々の返済額も少なくなります。

金利が下がる理由は、借入額と金利の関係性にあります。ローンの借入額が高ければ高いほど、金利は低くなるのが原則です。

つまり、少額を複数社で借りるより、一本の高額なローンを1社で借りたほうが金利は抑えられます。

例えば、3社からそれぞれ40万円を年利18%で借りるより、1社から120万円を15%で借りるほうが、利息総額も月々の返済額を少なくできます。

3社からそれぞれ20万円を借りた場合 1社から60万円を借りた場合
金利 18% 15%
毎月の返済額 1万2,100円×3=3万6,300円 3万4,460円
利息総額 15万6,598円×3=46万9,794円 38万5,136円

※返済回数は46回で統一。
※あくまでシミュレーションであり、実際の返済とは異なる可能性があります。
シミュレーション参考:ご返済シミュレーション(借入金額・利息計算)|アコム

ただし、実際に金利を減らせるかは、既存の借入状況やアコムの審査結果にも左右されるので注意しましょう。

返済管理が楽になる

複数ある借入を1つにまとめることで、月々の返済管理が楽になるというメリットもあります。

複数社から借りていると、返済日や返済額がバラバラになり、「いつまでに・いくらを・どのように支払うか」が複雑化します。借入先を一本にまとめれば、支払いを忘れて遅延損害金が発生するようなことはありません。

うっかりミスをなくすためにも、おまとめローンで返済状況をシンプルにしておきましょう。

総量規制にかかわらず利用できる

総量規制とは、貸金業者の貸付を「顧客の年収の3分の1」までとする規制です。このルールにより、消費者金融やクレジットカードでの借入には上限が設けられます。

ただし、総量規制にはいくつかの例外があり、その1つが「借入残高を段階的に減らすための借り換え」です。おまとめローンはこれに該当するため、総量規制に関係なく借りられます。

すでに年収の3分の1まで借りている状況でも、おまとめローンなら問題なく審査に通過可能です。

在籍確認が原則ない

ローンの審査では、申込者に収入があるのか確認するために、勤務先へ在籍確認を行うのが一般的です。

しかし、アコムのおまとめローンは「在籍確認は原則なし」と明言しており、職場に電話される心配はありません。

Q 勤務先に在籍確認の電話がかかってきますか?
A 原則、実施しません。もし実施が必要となる場合でも、お客さまの同意を得ずに実施することはありませんので、ご安心ください。

参照:借換え専用ローン(おまとめローン)「よくあるご質問」|アコム

「在籍確認は絶対に避けたい」という人でも、アコムのおまとめローンは安心して利用できます。

デメリット

アコムのおまとめローンには以下のようなデメリットもあるので、事前に覚えておきましょう。

  • 銀行ローンやクレカのショッピング枠は借り換えられない
  • 金利は他社と比べると少し高め

それぞれ詳しく解説します。

銀行ローンやクレカのショッピング枠は借り換えられない

アコムのおまとめローンでは、借り換え対象は「消費者金融」や「クレジットカードのキャッシング」に限定されています。

銀行カードローンの借入やクレジットカードのショッピング枠は対象外なので、これらをまとめたいときには使えません。

下記のように、銀行ローンやショッピング枠に対応しているおまとめローンもあるので、そちらを検討しましょう。

銀行やクレカのショッピング枠に対応しているおまとめローンの例

  • アイフル「おまとめMAX・かりかえMAX」
  • 東京スター銀行「スターワン乗り換えローン」
  • オリックス・クレジット「ORIX MONEYおまとめローン」

金利は他社と比べると少し高め

アコムのおまとめローンは、ほかの大手消費者金融と比べるとやや高めの金利設定となっています。

下記は、大手消費者金融のおまとめローン金利を比較したものです。アコムは最低金利・最高金利ともに若干高めになっています。

会社名 金利
アコム「借換え専用ローン」 年7.7%~18.0%
アイフル「おまとめMAX・かりかえMAX」 年3.0%~17.5%
プロミス「おまとめローン」 年6.3%~17.8%
レイク「レイク de おまとめ」 年6.0%~17.5%
SMBCモビット「おまとめローン」 年3.0%~18.0%

ただし、実際にどのくらいの金利になるかは審査によって決まります。各社で審査基準は異なるため、アコムより他社のほうが低金利とは限らない点に注意しましょう。

利用時の注意点

利用時の注意点

ここまで解説した通り、アコムのおまとめローンはメリットとデメリットの両方があります。損せず活用するためには、ポイントを押さえた使い方が大切です。

ここからは、アコムのおまとめローンを利用するにあたって覚えておきたい注意点を紹介します。

返済期間が長いと損!なるべく早く返済すべき

おまとめローンは、借入額が高いことや「返済負担の軽減」という目的から、返済期間が長くなりやすいローンです。

一方で、ローンの返済期間が長期に及ぶと利息も積み上がっていくので、支払い総額は高額になってしまいます。返済負担を軽減したいがために利用を検討しているのであれば、このようなリスクを冒すことは本末転倒でしょう。

したがって、おまとめローンの利用後は、できるだけ早期の完済を目指すことをおすすめします。収入に合わせた返済計画を立てつつ、余裕があるときは繰り上げ返済も積極的に行いましょう。

カードローン契約数が多いと不利!不要なものは解約する

おまとめローンにおいても、これまでの借入履歴は重要な審査ポイントとなります。中でも、カードローンの契約数が多い場合、アコムの審査を通過できないかもしれません。

現状借り入れていないカードローンでも、契約していれば将来的に追加借入が可能です。アコムからしてみれば、「借り換え後に他社借入を行い、返済状況を悪化させるリスクがある」とみなせます。

そのため、契約しているカードローンは少ないほうが審査で有利です。現在使っていないカードローンでも、アコムへの申し込み前に解約しておくことをおすすめします。

アコムのおまとめローンがおすすめな人の特徴

アコムのおまとめローンがおすすめな人の特徴

アコムのおまとめローンを申し込むか迷っている人は、次の3点が自分に当てはまっているかどうかで検討してみましょう。

  • なるべく早くおまとめしたい人
  • 銀行のおまとめローンに落ちた人
  • 返済期間を長く取りたい人

上記の特徴に当てはまる人は、アコムのおまとめローンに向いています。それぞれ詳しく見ていきましょう。

なるべく早くおまとめしたい人

一般的に、ローンの審査期間は消費者金融だと早く、銀行だと遅くなります。おまとめローンも例外ではなく、銀行だと融資実行まで数日~数週間は必要です。

おまとめローンは通常のローンと比べて審査に時間がかかるものですが、消費者金融なら最短即日で審査が完了するケースもあります。

実際にどのくらいで借り換えられるかはケースバイケースですが、なるべく早くおまとめしたい人は、アコムのような消費者金融を使うと良いでしょう。

銀行のおまとめローンに落ちた人

銀行のおまとめローンに落ちた人も、アコムのおまとめローンはおすすめです。なぜなら、ローンの審査は銀行より消費者金融のほうが通過しやすいからです。

つまり、銀行の審査に落ちた人でも、アコムのおまとめローンなら借り換えられる可能性があります。

銀行は金利相場が低いものの、審査は厳しい傾向です。銀行で借り換えられなかったときの次善策として、アコムのおまとめローンを利用しましょう。

返済期間を長く取りたい人

アコムのおまとめローンは、ほかの消費者金融系おまとめローンより返済期間が長めとなっています。

以下は、大手消費者金融のおまとめローンにおける最長返済期間を比較したものです。アコムはSMBCモビットに次いで長くなっています。

会社名 最長返済期間
アコム「借換え専用ローン」 12年3ヵ月(1~146回)
アイフル「おまとめMAX・かりかえMAX」 10年(120回)
プロミス「おまとめローン」 10年(120回)
レイク「レイク de おまとめ」 10年(120回)
SMBCモビット「おまとめローン」 13年4ヵ月(160回)

返済期間が長いと利息総額は増えますが、月々の返済額は少なくできます。当面の支払いを抑えたい人は、アコムのおまとめローンでゆっくり返済していくのも選択肢の1つです。

記事まとめ

記事まとめ

アコムのおまとめローンは、借入先の一本化によって返済負担を減らせる商品です。複数の借入に悩まされている人であれば、おまとめローンを使うことで大幅な負担軽減につながります。

一方で、借り換え対象が消費者金融のローンに限られるなど、デメリットも存在します。自身の状況に照らし合わせ、メリット・デメリットを見極めながら利用することが肝心です。

慎重に検討を重ねつつ、アコムのおまとめローンを活用して経済状況を改善しましょう。

監修者プロフィール
菱村真比古
菱村真比古
ファイナンシャルプランナー
10種の金融資格と中高の教員免許を持つ異色のファイナンシャルプランナー。NISA、住宅ローン、社会保障制度などが複雑に絡み合うライフプランを明快シンプルに紐解きます。中でも《菱村式老後資金計算法》は将来に不安を抱える子育て世代に好評。生命保険と金融サービス業界の最高水準として世界中で認知されている独立組織MDRTの正会員。『お金のエキスパート』として講演や営業マンの育成など幅広い領域で活動している。

【資格情報】
・住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー
・日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー
・生命保険協会認定トータルライフコンサルタント
・CCAA クレジットカードアドバイザー
・相続診断協会認定 相続診断士 
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