消費者金融
無職でも消費者金融で借りられる?ニートや失業者がお金を借りる方法とは
無職でも消費者金融で借りられる?ニートや失業者がお金を借りる方法とは
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無職は消費者金融の審査に通らない?安定した収入があると認められるケースを解説

相談者A
相談者A

無職で収入がないけれど、急ぎでお金が必要になったから資金を調達したい

相談者B
相談者B

消費者金融の審査に通るか不安……

などと悩んでいませんか。

無職の方が消費者金融でお金を借りるのは難しいのですが、必ずしも不可能ではありません。

条件を満たしていれば、働いていなくても審査を通過できる可能性があります。

本記事では無職だと借入が困難な理由や、消費者金融の審査基準を詳しく解説します。

給与以外の収入を申告してお金を借りる方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

無職でも消費者金融でお金を借りられる?

無職でも消費者金融でお金を借りられる?

無職の方が消費者金融からお金を借りるのは、困難なのが現状です。

ここでは、無職の方が審査通過できない主な理由を解説します。

【結論】基本的に審査通過は難しい

無職の場合、基本的に消費者金融の審査は通過できないケースが大半です。

消費者金融は貸金業法に基づき、申込者の返済能力を確認する義務があります。

審査の結果、安定した収入がないと判断されると、借入はできません。

無職や失業中の方は収入が安定していないため、審査に通らない可能性が高くなっています。

仮に審査を通過しても、収入がなければ返済は困難になるでしょう。

支払いが滞ると信用情報に影響し、今後のローン契約やクレジットカード利用を制限される可能性もあります。

なお「審査不要」「誰でも借りられる」と甘い言葉で宣伝する業者には注意が必要です。

違法な貸付の可能性が高く、法外な金利や厳しい取立てを受けるリスクがあるため注意しましょう。

参考:内閣府|第287回消費者委員会本会議_資料1-9
https://www.cao.go.jp/consumer/iinkai/2018/287/doc/20181129_shiryou1_9.pdf

消費者金融が定める主な借入条件

消費者金融が定める主な借入条件

消費者金融は、主に申込者の情報や信用情報を見て審査を実施します。

借入に必要な条件を確認しましょう。

申込者の基本情報

消費者金融の審査では、以下の基本情報が確認されます。

  • 年齢
  • 年収
  • 雇用形態
  • 借入総額は総量規制の範囲内か(年収の1/3)

年齢制限は多くの場合20歳〜70歳前後で、安定した収入を得ているのが条件です。

年収が少ないと返済能力に問題ありと判断され、審査に影響を与える可能性があります。

なお、貸金業法の「総量規制」により、消費者金融が貸し付けられる金額は年収の1/3までと決められています。

雇用形態も重視され、正社員や公務員のように収入が安定している方は審査に通りやすいでしょう。

アルバイトやパート、個人事業主でも審査は可能ですが、収入の安定性は厳しくチェックされます。

参考:日本貸金業協会|1.お借入れは年収の3分の1までです
https://www.j-fsa.or.jp/association/money_lending/law/annual_income.php

信用情報の確認

消費者金融が確認する信用情報は、主に以下のポイントです。

  • カードローンやクレジットカードの支払い履歴
  • ローンの申し込み履歴
  • 返済遅延の有無
  • 何社からも借りていないか

信用情報とは、過去のクレジットカードやローンの利用履歴を記録したもので、信用情報機関に保管されています。

支払いや返済の延滞履歴があると、信用力が低いと判断されて審査に影響を与えるでしょう。

すでにいくつかの金融機関からお金を借りている方も、資金繰りに困っている印象を与え、審査落ちする可能性があります。

信用情報は自分でも確認できるため、心当たりのある方は事前にチェックしておくと安心です。

関連記事:カードローンの申し込みで確認される信用情報とは?審査への影響を解説!
https://www.randcins.jp/fin/cardloan/credit-info/

消費者金融が重視する「安定した収入」とは?

消費者金融が重視する「安定した収入」とは?

消費者金融が審査で重視する「安定した収入」とは、毎月一定であり、継続的に得られる見込みのある収入です。

無職でも給与以外の収入源があれば、消費者金融の審査に通る可能性は高まります。

給与以外の安定した収入とは何なのか、具体的にみていきましょう。

無職でも年金や不動産収入等があれば審査に通ることも

消費者金融によって基準は異なりますが、年金や不動産収入が安定収入と認められるケースも存在します。

無職でも申し込みできるのか、ホームページや問い合わせ窓口で確認してみるとよいでしょう。

ここでは、年金収入と不動産収入について詳しく解説します。

年金収入

定年退職後に給付される公的年金で生活している方は、形式上「無職」でも定期的な収入があるとみなされます。

消費者金融各社の基準によりますが、年金は安定収入として認められるケースも多く、年金受給者であれば審査に通る可能性があります。

年金を収入として申し込む場合は「年金証書」や「年金通知書」を用意しましょう。

ただし、借入できる年齢は上限があるため、事前に確認が必要です。

多くの消費者金融では上限年齢を60代後半〜70代前半に定めています。

また、消費者金融によって年金だけの収入では申し込めない場合もあります。

大手カードローンのプロミスでは「年金受給者は収入が年金のみだと借入不可」としており、年金以外の収入源が必要です。

一方、レイクは「収入が年金のみの方でも申し込み可能」と明言しています。

年金受給者は他の収入状況や年齢によって取扱いが異なるため、各社の条件を確認してください。

不動産収入

無職でもアパートや駐車場などの不動産収入が定期的にある方も、審査を通過できる可能性があります。

プロミスでは「不動産収入があれば、収入証明書類を提出して審査を通過できる場合がある」と公式に解説しています。

ただし、収入が継続性・安定性を備えているかどうかは厳しく審査されるでしょう。

不動産収入の場合、長期の賃貸契約で毎月安定した家賃収入があれば、審査で有利になります。

一方、空室が多く収入変動の大きい場合は、確実な収入とみなされない場合もあります。

無職でも不動産による定期収入がある方は、不動産の賃貸借契約書や家賃送金明細書などの収入証明を用意して申し込むとよいでしょう。

参考:日本貸金業協会|1.お借入れは年収の3分の1までです
https://www.j-fsa.or.jp/association/money_lending/law/annual_income.php

次の記事では審査が甘い消費者金融を紹介

次の記事では審査が甘い消費者金融を紹介

無職の方が消費者金融の審査を通過してお金を借りるのは、基本的に困難です。

審査は、申込者の収入や信用情報などから返済能力を判断するため、必ず実施されています。

年金や不動産収入など継続的な収入があると判断されれば、審査に通る可能性もあります。

無職でも収入源がある方は、比較的審査を通過しやすい消費者金融を探してみるとよいでしょう。

ただし「審査不要」とうたう業者は違法な貸付のリスクがあるため、利用すべきではありません。

急ぎ資金が必要で、審査が甘い金融機関をすぐに知りたい方は、次の記事をぜひ参考にしてください。

カードローンで審査が甘い会社はある?即日融資で借入するときのコツ

監修者プロフィール
菱村真比古
菱村真比古
ファイナンシャルプランナー
10種の金融資格と中高の教員免許を持つ異色のファイナンシャルプランナー。NISA、住宅ローン、社会保障制度などが複雑に絡み合うライフプランを明快シンプルに紐解きます。中でも《菱村式老後資金計算法》は将来に不安を抱える子育て世代に好評。生命保険と金融サービス業界の最高水準として世界中で認知されている独立組織MDRTの正会員。『お金のエキスパート』として講演や営業マンの育成など幅広い領域で活動している。

【資格情報】
・住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー
・日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー
・生命保険協会認定トータルライフコンサルタント
・CCAA クレジットカードアドバイザー
・相続診断協会認定 相続診断士 
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