
消費者金融で年収を偽って申告するリスクを徹底解説
「収入が低いと審査に通らないかも…」
「嘘の年収を申告すれば、希望額を借りられるのでは?」
と考えていませんか?
しかし、消費者金融に虚偽の年収を申告と審査落ちや一括返済の請求、さらには詐欺罪に問われる可能性もあります。
この記事では、消費者金融に嘘の年収申告がバレる理由やリスク、正しい借入方法について解説します。
消費者金融に嘘の年収を申告してもバレる!その理由は?

ここでは、消費者金融に噓の年収を申告するとバレる理由を紹介します。
嘘がバレる理由①収入証明書の提出を求められる
収入証明書とは給与や事業収入など、どれだけ安定した収入を得ているかを示す各種書類の総称です。
以下に該当する場合は消費者金融から収入証明書の提出が求められるため、虚偽の申告は明るみに出るリスクがあります。
- 借入希望額が50万円を超える場合
- 借入希望額と他社借入額の合計が100万円を超える場合
- 年齢が19歳以下の場合
- 前回収入証明書を提出してから3年経過している場合
消費者金融は利用者の返済能力を正確に把握するため、源泉徴収票や給与明細といった公式書類を用いて実際の収入を確認します。
嘘がバレる理由②信用情報機関のチェックでバレる
信用情報機関は利用者の過去の借入状況や返済履歴を管理しており、虚偽の年収申告が露見する大きな要因となります。
融資する消費者金融側は借入希望者の年収3分の1までしか貸し付けることができないという法律「総量規制」に従っており、例えば年収1,000万円の方は最大300万円まで借りられる仕組みです。
仮に虚偽の年収を申告して実際よりも高い借入額を希望した場合、信用情報には過去の借入金額や返済パターンが記録されているため、実際の借入残高と照らし合わせたときに虚偽申告が発覚してしまいます。
さらに、総量規制は複数の金融機関での借入残高を合算して適用されます。
そのため、他社での借入情報も信用情報に反映され、虚偽の申告が容易に疑われることが通常です。
以上の理由から、信用情報機関のチェックによって虚偽の年収申告は自動的に指摘され、信用失墜や審査の通過が困難になるリスクが極めて高いといえます。
嘘がバレる理由③勤務先の情報が一致せずバレる
申込時に提供した勤務先情報と実際の状況が一致しなければ、在籍確認で年収の虚偽が発覚するリスクが高くなります。
消費者金融は申込内容の信憑性を担保するために、勤務先への在籍確認や連絡を実施することが一般的です。
例えば、電話で在籍確認を行った際に実際の給与水準や勤務状況が申告内容と大きく異なる場合、担当者は虚偽申告の疑いから追加の証明書類を要求するかもしれません。
消費者金融で嘘の年収がバレたときのリスク

ここでは、消費者金融で嘘の年収がバレたときのリスクを紹介します。
虚偽申告のリスク① 審査に落ちる
申込審査において虚偽の年収が発覚した場合、審査に落ちる可能性が高くなるのはもちろん、以降その消費者金融からの融資を受けることは困難になるでしょう。
信用情報に傷がつくと住宅ローンやカーローン、教育ローンなど将来の重要な融資すら受けられなくなり、生活全体に深刻な悪影響を及ぼすことが考えられます。
信用を守るためにも、虚偽申告は絶対に避けるべきです。
虚偽申告のリスク② 他社の借入も難しくなる
一度虚偽の年収申告が信用情報に記録されると、他社からの借入れが著しく難しくなります。
なぜなら、信用情報機関が利用者の借入履歴や返済実績を詳細に管理しており、総量規制の観点から年収に基づく借入可能額が自動的に算出されるためです。
例えば虚偽の申告によって不自然な借入上限が設定されると、他の金融機関もその情報を参照し、実際の返済能力と乖離していると判断します。
結果として新規の融資申請時に審査担当者が厳しくチェックし、他社での借入れも断られてしまうリスクが高まるのです。
虚偽申告のリスク③ もし借入ができても一括返済の請求や詐欺罪に問われる可能性がある
虚偽の年収申告が発覚した場合、仮に融資が実行されたとしても金融機関から一括返済を求められたり、詐欺行為で逮捕されたりする危険性があります。
特に、アリバイ会社を利用して勤務実態のない会社に勤めているように装った場合、「嘘の申告により金融機関からお金を騙し取ろうとした」と判断され、詐欺罪と見なされる可能性が高いです。
消費者金融側は、過去の事例をもとにアリバイ会社のリストを共有しているため、どのような手口を使っても発覚する可能性が高く、虚偽の申告をしても長くは持ちません。
年収が不安なときに借り入れる方法は?

年収が低いために借入を断られるのではないかと不安な方でも、適切な方法を選べば融資を受けられる可能性があります。
ここでは、年収が不安なときに借り入れる方法を紹介します。
少額融資を申し込む
消費者金融の審査では申込者の返済能力を重視するため、大きな金額を借りようとするとその分リスクが高くなり、審査が厳しくなる傾向にあります。
逆に、借入額が少なければ審査のハードルが下がり、融資を受けやすくなるといえます。
例えば、消費者金融の審査では50万円以上の借入を希望すると収入証明書(源泉徴収票や給与明細など)の提出が必要になるケースが多いですが、10万円程度の少額融資であれば収入証明書なしで借りられる場合もあります。
したがって、最初は少額を借りて信用を築き、その後必要に応じて増額を申請するのも一つの方法です。
消費者金融以外の借入先も検討する
消費者金融の融資は申込者の年収や信用情報をもとに審査が行われるため、一定の基準を満たさないと借入が難しくなります。
しかし、年収を重視しない「質屋を利用する方法」や「手持ちのクレジットカードのキャッシング枠を活用する方法」があります。
質屋を利用する
バッグや時計、貴金属などの価値のある品物を担保に預けることで、年収に関係なくお金を借りることが可能です。
審査が不要で、返済が困難な場合も品物が没収されるだけなのでブラックリストに載る心配もありません。
クレジットカードのキャッシング枠を利用する
すでにクレジットカードを持っている場合、キャッシング枠が設定されていれば審査なしで即時に借入が可能です。
消費者金融での借入が難しい場合は、質屋やクレジットカードのキャッシング枠を活用することで、年収に左右されずに資金を確保する方法もあることを覚えておきましょう。
まとめ

消費者金融で噓の年収を申告すると、収入証明書の提出や信用情報機関のチェック、勤務先情報の確認などで発覚する可能性が高いことが分かりました。
嘘がバレると審査に落ちるだけでなく他社での借入も難しくなり、最悪の場合は一括返済の請求や詐欺罪に問われるリスクもあります。
年収に不安がある場合は少額融資を申し込んだり、質屋やクレジットカードのキャッシング枠を活用したりするなど、正しい方法で借入を検討しましょう。