
消費者金融の督促状を無視すると起こりうるリスクとは?対処法も紹介

消費者金融から督促状が届いたけれど、どうすれば良い?

督促を無視すると、職場や家族に借金が知られてしまうの?
消費者金融から督促状が届き、上記のように悩む方もいるでしょう。
返済が滞った際に消費者金融から送付される督促状は、無視すると損害遅延金の発生や信用情報が悪化するなどのリスクを招く可能性もあります。
本記事では、消費者金融から送付される督促状について解説します。
督促状が届いた際の対処法も紹介するので、どうすべきかお困りの方は参考にしてください。
消費者金融から来る督促状とは?
消費者金融の督促(とくそく)状とは、借りたお金を期日までに返済できなかった際に、返済を促すための通知です。
返済期限を過ぎてから、電話やSMS(ショートメールサービス)に応じない場合、数日以内に自宅へ郵送されます。
督促状に記載されている内容の一例は、以下のとおりです。
- 融資金額
- 未払いの元本金額
- 利息遅延損害金
- 支払い期限
督促状に支払いを強制する法的な効力はないため、すぐ差し押さえにはなりません。
消費者金融の督促が職場にくることはある?
原則として、職場に督促の連絡は来ませんが、例外なケースもあります。
貸金業法では、消費者金融が債務者の職場に督促する電話をかけたり、訪問したりするのを厳しく制限しています。
第二十一条
三 正当な理由がないのに、債務者等の勤務先その他の居宅以外の場所に電話をかけ、電報を送達し、若しくはファクシミリ装置を用いて送信し、又は債務者等の勤務先その他の居宅以外の場所を訪問すること。
引用:e-Gov 法令検索「貸金業法第二十一条」
https://laws.e-gov.go.jp/law/358AC1000000032#Mp-Ch_2-Se_2
債権者である消費者金融が行う督促の流れは、以下のとおりです。
- 電話やSMSで連絡する
- 督促状・催促状を送る
- 一括返済の請求をする
- ブラックリストに記載する
- 裁判所から差し押さえの通知を送る
例外として、債務者が意図的に連絡を無視し続け、自宅への連絡も一切つかない状況が長期間続いた場合は、職場に連絡せざるを得なくなります。
債権者は職場へ連絡する際、債務者のプライバシーを考慮して、会社名や借金の事実を知られないように対応してくれます。
ただし、勤務先に複数回にわたって連絡があった際は、周囲に何らかのトラブルを疑われる可能性があるのも事実です。
消費者金融の督促を無視した時のリスクとは?
消費者金融からの督促を無視すると、遅延損害金発生や信用情報に事故情報が記録されるなど、リスクがあるのも事実です。
消費者金融から督促の連絡を避けられたとしても、借金がなくなるわけではありません。
督促を無視すると起こりうるリスクを解説するので、参考にしてください。
遅延損害金が発生する
返済期日を守らず支払いが遅れると、多くの消費者金融では遅延損害金が発生します。
遅延損害金は、通常の利息より高い年率20%前後の金利が設定される消費者金融が多くみられます。
出典:日本貸金業協会「上限金利について」
https://www.j-fsa.or.jp/association/money_lending/law/maximum_interest_rate.php
遅延損害金の計算式とモデルケースは以下のとおりです。
<計算式>
借入残高×遅延損害金利率÷365日×滞納日数
<100万円の借入を30日滞納し、年率20%の金利が適用された場合>
100万円×20%÷365日×30日=16,438円
損害遅延金は日割りで加算されるため、放置するほど返済額が増えてしまいます。
本来支払うべき金額に追加した費用がかかり、経済的な負担も増えるため、注意しましょう。
信用情報に事故情報として記録が残る
督促を無視して2〜3ヶ月返済しないと、信用情報に事故情報として記録される「ブラックリストに載る」状態となります。
信用情報に傷がつくと受ける影響は、以下のとおりです。
- 新たにローンが組めない
- クレジットカードの利用・新規契約ができない
- 賃貸住宅の契約ができない場合がある
- 携帯電話端末を分割購入できない場合がある
信用情報が削除されるまでは5年以上かかるため、日常生活にも支障をきたします。
出典:株式会社日本信用情報機構「「開示結果の見方」のよくある質問」
https://www.jicc.co.jp/faq/detail/a095i000000LtgCAAS
訴訟・財産差し押さえのリスクがある
督促を無視し続けると、消費者金融は裁判所を通じて訴訟し、財産が差し押さえられるケースもあります。
差し押さえの対象は、以下のとおりです。
- 給料の手取り4分の1(※)
- 現金・預貯金
- 生命保険
- 自動車・バイク
- 貴金属・骨とう品
- 土地・建物
差し押さえは、給料や預金を対象とするケースが多くみられます。
※出典:e-Gov 法令検索「民事執行法施行令第二条」
https://laws.e-gov.go.jp/law/355CO0000000230
給料から差し引かれたり、預金が引き出せなくなったりすると、生活にも影響を与えるため、督促は無視せず消費者金融や弁護士へ相談しましょう。
消費者金融から督促が来たときの対処法は?
消費者金融から督促が来た際、以下の2点を意識しましょう。
- 忘れていた場合はすぐに支払う
- 支払えない場合は消費者金融に相談する
返済日を忘れていたり、口座残高が不足していたりするだけであれば、督促状が届いた時点ですぐ支払いを済ませるのがおすすめです。
支払い忘れが返済遅れの理由だった場合、早期に対応すると信用情報に傷がつくリスクを最小限に抑えられます。
督促状で指定された期日までに支払いができれば、訴訟や差し押さえに発展しません。
督促が来ても支払いが難しい場合には、速やかに消費者金融へ連絡して相談するのが大切です。
返済が困難な状況なら正直に伝えれば、一時的に返済額を減らしたり、利息のみの支払いを認めてくれたりするケースがあります。
無視すると、最悪の場合は訴訟になる可能性もあるため、誠意をもって対応しましょう。
消費者金融からの督促を受けないためにしっかり返済日を守ろう
消費者金融からの督促は、借入金の返済が期日までにできなかった場合に送付される通知です。
放置すると遅延損害金の発生や信用情報の悪化、最終的には財産差し押さえに発展する可能性もあります。
督促を受けないためには、日頃から返済期日をしっかりと守るのが重要です。
返済が難しい場合は、消費者金融に連絡し、返済日や返済金額などを相談しましょう。
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