
ブラックOKの消費者金融はある?即日融資の審査基準と注意点を解説
過去に金融事故を起こし「ブラック」状態になった方でも、お金が必要になる場面は少なからず出てきます。
とは言え「ブラックOKの消費者金融は本当にあるのか?」「即日融資の審査でブラックOKをもらえることはあるのか?」といった疑問・不安を感じる方は少なくないでしょう。
そこでこの記事では、即日融資でブラックOKをもらうためのポイントと、消費者金融を利用する際の注意点を解説します。
ブラックOKの消費者金融をお探しの方、また審査落ちが続いてお困りの方等はぜひ参考にしてみてください。
ブラックOKの消費者金融はある?

まずは、金融機関における「ブラック」の定義と、即日融資でブラックOKをもらえる可能性がある「中小消費者金融(街金)」の特徴を解説していきます。
違法なやり方で即日融資を行う「闇金」との見分け方もまとめているので、合わせてチェックしてみてください。
そもそも「ブラック」とはどういう状態?
金融機関における「ブラック」とは、過去にクレジットカードやローンの返済遅延を起こしたり、債務整理を行ったりしたことで信用情報に傷がついている状態を指す言葉です。
消費者金融が融資の審査を行う際には必ず信用情報をチェックするため、ブラックに該当する情報が残っている場合は審査落ちのリスクが高くなります。
なおブラックには複数の種類があり、それぞれの大まかな定義・違いは以下の通りです。
申込ブラック | 短期間に複数社へ借入の申し込みを行っている状態 |
---|---|
ブラック | 年数回程度の支払い遅延がある状態 |
超ブラック | 長期の支払い遅延や債務整理、強制解約、代位弁済等の履歴がある状態 |
申込ブラックやブラックの場合、現在の収入が安定していること・返済能力が十分にあることを証明できれば即日融資を利用できる可能性があります。
一方、超ブラックの状態では即日融資の審査に通ることが難しく、大手消費者金融ではほぼ確実に落とされるでしょう。
ただし、既に遅延が解消されている場合や、債務整理から5年以上経過して現在は収入が安定している場合等、問題が解決済みであればブラックOKとなる可能性もゼロではありません。
中小消費者金融(街金)ならブラックでも即日融資OKの場合がある
ブラック状態の方は即日融資以前に借入そのものが難しい傾向にありますが、大手ではなく中小の消費者金融であれば、即日融資の審査でブラックOKとなるケースが存在します。
大手は信用情報をもとにしたスコアリングで審査しますが、中小消費者金融は“現在の返済能力”を重視する傾向にあり、スコアリングだけでなく個々の事情・状況も加味して審査するという違いがあります。
そのため、過去に金融トラブルを起こした方でも、既に問題が解決しており、かつ現在の返済能力が十分にあることを証明できれば、即日融資でブラックOKとなる可能性があるでしょう。
“闇金”の利用に注意!街金との見分け方
「ブラックOKの即日融資」「多重債務でも利用可能」等の謳い文句で集客する消費者金融の中には、「闇金」と呼ばれる悪徳業者も紛れています。
ブラックOKだからといって闇金から即日融資を受けてしまうと、法外な利息を請求されたり、悪質な取り立てを受けたりする可能性があるため、安易な気持ちで利用するのは大変危険です。
正規の消費者金融であれば、Webサイト等に賃金業の登録番号が必ず記載されています。
また金融庁の登録賃金業者情報検索サービスでも登録の有無を調べられるので、こちらに登録があることを確認したうえで利用するようにしましょう。
参照:金融庁|登録賃金業者情報検索サービス https://www.fsa.go.jp/ordinary/kensaku/
即日融資でブラックOKをもらうには

続いて、消費者金融の即日融資でブラックOKをもらうためのポイントを解説していきます。
現在は返済能力が十分にあることを証明する
中小消費者金融では、“現在の返済能力”の有無が即日融資の審査結果を左右する重要な要素となっています。
過去に金融事故を起こしている場合でも、現在は問題が解決しており、かつ安定した収入があることを証明できれば、即日融資の審査でブラックOKとなる可能性は十分にあるでしょう。
消費者金融が返済能力の有無を判断するポイントとしては、以下のような点が挙げられます。
- 正社員・契約社員・派遣社員等の安定した雇用形態に就いている
- 毎月一定額の収入がある(最低でも月収15万円以上が目安)
- 勤続年数が1年以上ある
- 他社借入の件数・残高が少ない 等
他社からの借入が複数ある場合は評価がマイナスに傾きやすいため、借入残高が少ないものから完済する・おまとめローンで一本化する等の対応を行いましょう。
また源泉徴収票や給与明細、在籍確認が取れる職場情報等をしっかり提出できると、即日融資でもブラックOKをもらえる可能性が高まります。
借入希望額を少額に設定する
ブラック状態の場合、消費者金融から「貸し倒れのリスクが高い人物」と判断されやすいため、高額の即日融資を希望しても審査に通らない可能性が高いでしょう。
まずは10万円程度までの少額融資を申し込み、「ブラックOKがもらえた」という実績を作るのがおすすめです。
また借入返済の実績を積むことで消費者金融からの信用が回復し、より好条件での融資を期待できるようになるといったメリットもあります。
金融事故を起こしてから一定期間を開けて申し込む
金融事故の記録は永久的に残るわけではなく、問題解決から5年~10年程度で信用情報から抹消されます。
そのため、例えば自己破産したばかりで即日融資の審査に通ることは難しいものの、5年以上経過した後であればブラックOKとなるケースも出てくるでしょう。
信用情報は個人でも取り寄せることができるので、金融事故の履歴が消えているかどうかを事前に確認したうえで消費者金融に申し込むことをおすすめします。
社内ブラックになっている金融機関の利用を避ける
ブラック状態の1つとして、金融機関ごとに独自管理している「社内ブラック」というものがあります。
これは、過去にその金融機関で延滞や債務整理等のトラブルを起こした人物をまとめたデータのことで、信用情報と異なり半永久的に記録が残るのが特徴です。
そのため、例えばA社で長期延滞を起こした過去がある場合、仮にその問題が解決していたとしても、A社から新たに即日融資を得ることは非常に難しくなります。
消費者金融に申し込む際は、過去にトラブル歴のない業者を選んで新規利用を始める方がブラックOKをもらいやすいと言えるでしょう。
消費者金融の即日融資を利用する際の注意点

ここからは、消費者金融の即日融資を利用する際のポイント・注意点を解説していきます。
Web上で手続きが完結するかどうかを確認
即日融資を利用する際は「来店不要」「Web完結OK」の消費者金融を選ぶのがおすすめです。
スマホやパソコンから申し込み・審査・契約・振込までを完結できる業者であれば、書類郵送等の手間を省いて短時間で融資を受けることができます。
ただし、ブラック状態で消費者金融を利用する場合は、窓口で現在の状況等を詳しく説明できた方が柔軟に審査してもらえる可能性が高まります。
スピード重視の場合はWeb完結型、審査対応の柔軟性を重視する場合は窓口利用を検討してみましょう。
即日融資OKでもタイミングによっては翌日以降の対応になる
「即日融資OK」と記載されていても、営業時間のギリギリに申し込んだり、提出書類に不備があったりした場合は翌営業日以降の対応となる可能性があります。
特に、銀行振込にて即日融資を受ける場合は、消費者金融だけでなく銀行の営業時間も関係してくるので注意が必要です。
確実に即日融資を受けたいのであれば、平日の午前中~お昼頃までに消費者金融へ申し込みを済ませておくようにしましょう。
どうしても即日融資が難しい場合の選択肢
中小消費者金融に相談してもブラックOKをもらえないという場合は、以下の手段を検討するのも1つです。
- 親や親戚・有人から借りる
- 質屋に品物を預けてお金を借りる
- 生命保険の契約者貸付制度を利用してお金を借りる
- 国や自治体が行う公的な融資制度を利用してお金を借りる 等
公的融資制度は基本的に利率が低めに設定されているので、生活に困窮しているという状況であれば1度相談してみると良いでしょう。
どのような状況であっても、違法なやり方で融資を行う闇金の利用だけは避けることが大切です。
記事まとめ

- 中小消費者金融は審査対応が柔軟なため、即日融資の審査でブラックOKとなる可能性がある
- 即日融資でブラックOKをもらうには、現在の返済能力が十分にあることを証明する必要がある
- 消費者金融からブラックOKをもらうことが難しい場合は自治体等を頼るようにし、闇金の利用は絶対に避ける
以下の記事では、ブラックでも審査OKのおすすめの消費者金融を紹介しています。
Web完結型の消費者金融も掲載しているので、即日融資を希望している方はぜひチェックしてみてください。
