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消費者金融の限度額はいくら?増額方法や決まり方を解説
消費者金融の限度額はいくら?増額方法や決まり方を解説
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消費者金融の限度額に決め方はある?増額する方法や審査のコツも合わせてチェック!

消費者金融から提示された限度額が思ったより低い」「限度額ってどうやって決まるの?」

消費者金融の限度額の決め方が気になる方もいるでしょう。

限度額は、消費者金融ごとの審査基準や契約条件によっても変わるため、一概に金額が決まっているわけではありません。

本記事では、限度額に関する基本知識や、限度額の設定方法を紹介します。

限度額を増額する方法や審査のコツも紹介するため、消費者金融の限度額を詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください。

消費者金融で借り入れをする際の限度額とは

消費者金融で借り入れをする際の「限度額」とは、利用者が借りる際の上限金額を言います。

まずは、カードローンの限度額を見ていきましょう。

カードローンで借入れることができる上限金額のこと

限度額は、カードローンから借入れできる上限金額を指し、各消費者金融ごとに設定されています。

利用者は、あらかじめ設定された上限金額までしか借入れができません。

ただし、カードローンからの借入れは限度額の範囲内であれば繰り返し可能です。

借りたお金を返済すると、返済分が借入れ可能な金額として、限度額の枠が徐々に戻ります。

限度額が把握できていれば、資金調達に緊急性を要した場合にも、余裕を持って借り入れできます。

消費者金融の限度額はどう決まる?

限度額は、収入や勤務先の安定性に加え「総量規制」と呼ばれる過度な貸付を防ぐ制度を踏まえたうえで決まります。

ここからは、限度額の設定方法を紹介します。

信用情報・属性・年収により審査で限度額が決まる

消費者金融が提供する限度額は、主に申込者の信用情報・属性・年収をベースに決定されます。

個人の取引事実を管理している信用情報は、クレジットカードやローンの支払い履歴を含み、借用の際に重要視される傾向です。

支払い遅延がなかったか、過去に一時整理を行っていないかなど審査で確認されます。

審査では、申込者の職業や勤続年数、居住状況なども審査項目に該当します。

安定した職業や長年同じ会社で働いている場合は、返済能力が高いと判断され、限度額が高く設定されやすい傾向にあります。

消費者金融ごとに借入れの限度額が決まっている

限度額は、消費者金融ごとに決まっているため、審査基準や契約条件も異なります。

同じ申込者でも、消費者金融の基準によっては、限度額が上がるケースもあります。

ただし、一度にまとめて複数の消費者金融を申し込むのは避けましょう。

消費者金融では、申し込み状況も審査の判断材料になります。

複数のカードローンを申し込む場合、返済能力を疑われる可能性があります。

審査に落ちてしまうと、限度額が決まる以前の問題になりかねません。

限度額は消費者金融ごとに範囲が決まっているため、限度額を事前に確認しておくとよいでしょう。

総量規制により年収の3分の1までが限度額となる

借入れは、総量規制により年収の3分の1までが限度額とされています。

たとえば、年収が300万円の場合、借りられる額は最大100万円までです。

総量規制は過剰な借り入れを防ぐ目的があり、借りすぎによる困難を避けるために設けられています。

しかし、借入れの必要性や緊急性が高く、返済能力にも問題ない場合、総量規制の上限を超えた「例外貸付け」が適応されるケースもあります。

例外貸付けとは、借入残高の減少を目的とする場合や個人事業者が新たに事業を営む場合に適用される制度です。

総量規制の上限を超えた借入れは、誰でも利用可能なわけではない点を理解しておきましょう。

参考資料

初回限度額はどれくらいが一般的?

消費者金融が設定する初回限度額は、10〜50万円が一般的です。

信用情報や年収などは個人差があり、消費者金融の審査基準にもよりますが、最低でも10万円程度借りられる傾向にあります。

ただし、限度額は他社からの借入状況も審査対象のため、借入れ状況によっては、限度額が10万円以下になるケースもあります。

増額する方法と審査のコツ

【金融機関別】カードローン会社一覧

消費者金融で限度額を増額するには、増額申請を行わなくてはなりません。

増額申請の審査に通過するには、いくつかのコツがあります。

続いては、増額申請の審査に通過するコツを紹介します。

限度額を増額する時には再審査がある

限度額を増額するには、再審査を受ける必要があります。

再審査では、再度申込者の信用情報や収入などを確認するのが基本です。

返済トラブルはないか、収入は安定しているかなどを確認し、増額の可否を判断します。

滞りなく返済していれば問題ありませんが、返済遅延をしていると、再審査に通過できない可能性もある点に注意が必要です。

また、会社の勤務年数が消費者金融の利用と比例している場合であれば、返済能力が向上したと判断されるケースもあります。

増額申請のタイミングは収入が増えた時

増額申請をするタイミングは、収入が増えた時がおすすめです。

収入が増加すると返済能力も向上したとみなされ、限度額が増額されやすくなります。

特に、昇進や転職による収入の増加があった場合は増額申請をするチャンスです。

増額申請のタイミングとしては、収入増加後が有利ですが、安定した返済履歴も重要な要素となります。

一方で収入が減ると、利用限度額も下げられる可能性がある点にも留意しておきましょう。

次の記事はおすすめの消費者金融を紹介

限度額は、消費者金融が設定した借入れ可能な金額を指します。

限度額は、返済能力に応じて設定されるため、無理なく借り入れするための基準でもあります。

収入状況によっては限度額の増加申請もできるため、返済可能な範囲で増額申請を検討するのもよいでしょう。

次の記事では、資金調達に役立つおすすめの消費者金融を紹介します。

限度額と合わせて各消費者金融の特徴を押さえておくと、金融機関選びもしやすくなります。

借入を検討中の方は、次の記事もご覧ください。

監修者プロフィール
菱村真比古
菱村真比古
ファイナンシャルプランナー
10種の金融資格と中高の教員免許を持つ異色のファイナンシャルプランナー。NISA、住宅ローン、社会保障制度などが複雑に絡み合うライフプランを明快シンプルに紐解きます。中でも《菱村式老後資金計算法》は将来に不安を抱える子育て世代に好評。生命保険と金融サービス業界の最高水準として世界中で認知されている独立組織MDRTの正会員。『お金のエキスパート』として講演や営業マンの育成など幅広い領域で活動している。

【資格情報】
・住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー
・日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー
・生命保険協会認定トータルライフコンサルタント
・CCAA クレジットカードアドバイザー
・相続診断協会認定 相続診断士 
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