
消費者金融は昔と今で何が変わった?法改正の影響や安心して利用するためのポイント
昔の消費者金融は、「借りたら終わり」とまで言われるほどリスクの高いサービスでした。
しかし、法律の改正により、今の消費者金融は昔とは大きく変わっているのをご存じでしょうか。
本記事では、昔と今の消費者金融の違いを比較し、安全に利用するためのポイントを解説します。
昔の消費者金融は借りたら最後?現代では何が変わったのか
消費者金融は、個人が資金を借入するためのサービスですが、その仕組みは今と昔では大きく異なります。
特に昔の消費者金融は、現在よりも金利が高く、取り立てが厳しいことが特徴でした。
そのため、一度借りると返済が困難になり、多重債務や自己破産に追い込まれるケースが多発していたのです。
現在では、法律の改正により、
- 上限利率の低下
- 取り立て行為の規制
など消費者の保護が進んでいます。
正しく使いさえすれば、非常に便利なサービスへと変貌を遂げたのです。
昔の消費者金融の特徴とは?
かつての消費者金融には、現在のように厳しい規制がなく、借金をする側にとって非常に厳しい状況が続いていました。
昔の消費者金融とはどのようなものだったのか、詳しく見ていきましょう。
高金利での貸付が当たり前だった
高金利での貸付を防ぐ法律は「出資法」「利息制限法」の2つがありますが、昔はそもそも上限が高く設定されていました。
例えば、1983年頃までは出資法の上限金利が年109.5%に設定されていたため、金利が100%を超える消費者金融もあったようです。
時代とともに出資法と利息制限法の上限金利は徐々に引き下げられていきます。
しかし、出資法の上限を超えなければ刑事罰を科せられることがないという点を利用し、利息制限法の上限(年率15~20%)以上、出資法の上限(29.2%)以下の「グレーゾーン金利」と呼ばれる違法すれすれの貸付が横行しました。
過激な取り立てが行われていた
昔の消費者金融では、取り立てが非常に厳しく、借金を返済できないと執拗な請求が行われました。
例えば、早朝や深夜に自宅を訪れる、職場に連絡を入れる、家族や親戚に返済を迫るなど、借入者の生活そのものを脅かすような手法がとられていたのです。
厳しい取り立てによって精神的に追い詰められ、最終的に自己破産を選ぶ人も昔は少なくありませんでした。
現代の消費者金融は何が変わった?
現在の消費者金融は、法律による厳しい規制のもとで運営されています。
昔行われていた高金利での貸付や過酷な取り立ては法によって規制され、消費者の保護が進んでいるのです。
金利の上限が厳しく設定された
2010年の貸金業法改正により、グレーゾーン金利が撤廃されました。
出資法と利息制限法の上限金利が最大20%に統一され、昔のような高金利の貸付はできなくなっています。
また、過去に違法な金利を支払った場合は、過払い請求を行い返還を求めることも可能となりました。
取り立てが厳しくルール化された
貸金業法では、取り立てに関しても厳格なルールを定めています。
例えば、
- 深夜・早朝の取り立て
- 勤務先への連絡
- 親族への取り立て
- 居座り
- 貼り紙・立看板等によるプライバシーの暴露
など、迷惑行為になる取り立ては現在禁止されています。
また、威圧的な言動や暴力的な取り立ても法律違反とされているため、借入者は昔のように取り立ての恐怖に怯えることなく、ルールに沿った返済を進めることができるようになりました。
総量規制により過剰な借り入れが制限された
2010年の貸金業法改正で導入された総量規制により、借入額が年収の3分の1までに制限されるようになりました。
昔のように無制限に借り入れを重ねることが難しくなり、多重債務のリスクが大幅に低減されたのです。
さらに、貸金業者は総量規制を遵守するために厳格な審査を行うようになり、収入証明書の提出を求めるケースも増えています。
借り手の返済能力を超えた貸付を制限し、多重債務に陥るリスクを抑える仕組みが整えられたのです。
安全に利用するには
現在の消費者金融は、適切に利用すれば便利な金融サービスですが、だからと言って無計画な使い方をすれば返済に苦しむことになります。
ここでは、消費者金融を安全に利用するためのポイントについて詳しく解説します。
返済能力を考慮して借りる
消費者金融を利用する前に、自分の返済能力をしっかりと把握しましょう。
返済計画を立てずに借入を行うと、想定以上に利息が膨らみ、返済が困難になりかねません。
もしも返済が滞ってしまうと、信用情報に傷がつき、将来的に住宅ローン等の審査に通らなくなる可能性もあります。消費者金融を利用する際は、計画的な借入を心がけ、返済能力を超えた無理な借入は避けることが大切です。
必要最小限の借入に抑える
消費者金融での借入は、必要最低限にとどめましょう。
借入額が大きくなるほど、返済負担が増え、利息も多く支払うことになります。
また、長期間の借入は利息が大きくなるため、できるだけ短期間で完済することを目指しましょう。
ヤミ金には絶対に手を出さない
現在の消費者金融は法律のもとで適切に運営されていますが、違法な業者である「ヤミ金」は今でも存在します。
ヤミ金は高金利での貸付を行い、返済が困難になると違法な取り立てを行うことが特徴です。
ヤミ金は、消費者金融の審査に落ちた人や、短期間で資金が必要な人をターゲットにし、「審査なし」「即日融資」などの甘い言葉で誘い込もうとしますが、絶対に手を出してはいけません。
安全に借入をするためには、違法な業者との関わりを避けることが大切です。
まとめ
昔の消費者金融は、高い金利や厳しい取り立てで知られ、「借りたら最後」と言われていました。
しかし、現在は法律が整備され、貸金業法や利息制限法によって利用者が保護されています。
それでも、無計画な借入には多重債務や自己破産などのリスクが伴います。
返済能力をしっかりと把握し、無理のない借入にとどめることが、安全に消費者金融を利用するための鍵です。
消費者金融に関して正しい知識を持ち、賢く利用しましょう。