学生でも消費者金融の利用は可能！申し込み前に条件や注意点をチェック

「学生でも消費者金融は利用できる？」
「消費者金融の申し込み条件は？」

学生の中には、消費者金融からの借入が可能か気になる方もいるでしょう。

消費者金融を利用するには、年齢制限を満たす必要があります。

本記事では、学生が消費者金融を利用する際の条件を解説します。

学生におすすめな大手消費者金融も紹介するので、資金調達を検討中の方はぜひ最後までご覧ください。

学生は消費者金融でお金は借りられる？

学生は年齢や収入の安定性などを満たしていれば、消費者金融でお金を借りられます。

学生が消費者金融を利用する際の条件から見ていきましょう。

年齢条件を満たしていて一定の安定した収入があれば可能

学生でも、各消費者金融が定めた年齢条件や収入などの審査条件を満たしていれば借り入れられます.

年齢制限は、消費者金融によって多少異なるものの、高校を卒業している18〜20歳を条件としているケースが一般的です。アルバイトであっても、毎月収入を得ていれば安定した収入と認められます。

ただし、消費者金融によっては、給与明細や源泉徴収票などの収入証明書類の提出を求められる可能性があります。アルバイト開始直後だと、収入証明書類を受け取れないため、アルバイト開始後2〜3ヶ月経ってから申し込むのがおすすめです。

「満18歳～」は一部、基本は20歳以上が貸付け対象

法律上は18歳から成人となるため、親の許諾なく消費者金融の契約は可能になります。18歳未満が借りられないのは、民法によって「未成年者取消権」が定められており、保護者の同意を得ずに結んだ契約は取り消しが可能だからです。

しかし、実際に18歳から借りられる消費者金融は少なく、20歳以上を条件としていているケースが多い傾向です。

20歳以上が多い理由は、2022年の法改正まで20歳以上からが成人だった名残と考えられます。また、返済能力や判断能力という面を考えても、ある程度社会経験を積んだ20歳以上のほうが消費者金融のリスクは少なくなります。

学生ローンなら18歳から借りられる場合が多い

18～19歳でお金を借りたい場合、学生ローンが選択肢として挙げられます。文字通り学生向けに特化した消費者金融で、大学生や専門学生であれば18歳から借りられる傾向があります。

また、学生時に契約していれば、卒業後も利用できるケースが少なくありません。本人の判断のみで借りられ、親バレの心配もほぼありません。

ただし、大手消費者金融と利便性が低く、審査や借入、返済の手続きが面倒な場合があります。また、借りやすいからといって使いすぎると破産するリスクもあるため、注意が必要です。

高校生は原則カードローンからの借入はできない

原則として、高校生は消費者金融も学生ローンも利用できません。定時制高校生や高等専門学校生も同様です。

理由は、高校生は基本的に自立しておらず、親の収入に頼る割合が大きいためです。

仮に高校生相手に貸付を行っている消費者金融は、多額の利子をつけて融資をしている「闇金」の可能性があります。トラブルを防ぐため、関わらないようにしましょう。

学生が消費者金融を利用する際の注意点

学生が消費者金融を利用する際は、借入限度額や審査条件などを確認する必要があります。

利用前に確認しておきたい注意点を見ていきましょう。

必ず審査がある

消費者金融をはじめ、金融機関からの借入で審査は必ず行われます。

審査を実施する目的は、主に以下があげられます。

• 申し込み者の返済能力を確認するため
• 貸し倒れリスクを防ぐため
• 総量規制の範囲内であるか確認するため

※総量規制…年収の1/3を超える貸付を禁止する制度。

すでに多額の借入があったり、返済を滞納していたりすると、審査に通らない可能性が高くなります。

「審査なし」「100％融資」といった宣伝をしている業者はヤミ金なので、絶対に借りないようにしましょう。

在籍確認や親に知られたくない場合には事前に電話で確認

消費者金融では、貸付け前に在籍確認を行うのが一般的です。

アルバイト先への在籍確認が不安な場合には、事前に在籍確認の方法を問い合わせるのがおすすめです。事前に消費者金融へ相談すると、電話の時間帯を調整してもらえたり、書類での審査に切り替えてもらえたりします。

親バレを防ぐためには、郵送物がないかを確認するのもおすすめです。カードレスで契約できるなど、郵送物が原則なしの消費者金融なら、親バレのリスクを大きく下げられるでしょう。

借りすぎには要注意

学生が消費者金融を利用する際は、借りすぎに注意が必要です。

借入限度額は収入に応じて決められるものの、限度額分すべて借りてしまうと返済不能になる恐れがあります。

学生の場合、収入と返済のバランスを掴めないケースも多く、消費者金融の利用は慎重さが重要です。

学生にもおすすめの大手消費者金融

大手消費者金融の中には、学生でも利用できるものがあります。

ここでは、学生にもおすすめの大手消費者金融として3社を紹介します。

アコム

アコムは20歳以上の学生であれば、アルバイトをしている場合でも借り入れが可能です。

アコムはインターネットから簡単に申し込みができ、審査もアプリで行われます。

電話による在籍確認を実施していないため、アルバイト先への問い合わせが気になる場合も利用しやすいでしょう。

30日間の無利息期間もあるため、利息を抑えやすい点も特徴です。

プロミス

プロミスは、大手消費者金融では唯一18歳以上から借りられます。

審査は最短3分と早く、早ければ申し込み後の即日融資も可能です。

オンライン申し込みが簡単で、アプリを使った借り入れ手続きが進められます。

アコムと同様に、原則として電話による在籍確認を実施していません。審査結果によって電話が必要な場合は、申込者同意のうえで行われます。

アイフル

アイフルは、満20歳以上の学生が利用できる消費者金融です。

アルバイトをしている学生でも、安定した収入があれば借り入れできます。申し込みは24時間対応しているので、即日融資を受けられるケースもあります。

アイフルでは書類による在籍確認を採用しているため、原則として電話での在籍確認はありません。

公式サイト内には借入が可能かどうかを判断する「1秒診断」もあるので、事前に利用するのもおすすめです。

学生でも消費者金融で借入は可能！安心できるところで借りよう

消費者金融は、18歳以上の大学生や専門学生であれば利用可能です。

ただし、学生は会社員と比較して返済能力が低いため、借入には慎重な対応が求められます。

学生が消費者金融を利用する際は、借り過ぎに注意し、返済計画もしっかり立てることが重要です。信頼できる金融機関を選び、節度をもって利用しましょう。

菱村真比古

ファイナンシャルプランナー

10種の金融資格と中高の教員免許を持つ異色のファイナンシャルプランナー。NISA、住宅ローン、社会保障制度などが複雑に絡み合うライフプランを明快シンプルに紐解きます。中でも《菱村式老後資金計算法》は将来に不安を抱える子育て世代に好評。生命保険と金融サービス業界の最高水準として世界中で認知されている独立組織MDRTの正会員。『お金のエキスパート』として講演や営業マンの育成など幅広い領域で活動している。

【資格情報】
・住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー
・日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー
・生命保険協会認定トータルライフコンサルタント
・CCAA クレジットカードアドバイザー
・相続診断協会認定 相続診断士