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カードローンはやめた方がいい?利用するメリットやデメリットを解説
カードローンはやめた方がいい?利用するメリットやデメリットを解説
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カードローンはやめた方がいいと言われる理由は?上手な利用方法も紹介

相談者A
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カードローンでお金を借りるのはやめた方がいいと言われるのはなぜ?

相談者B
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リスクをカバーできる利用方法は?

カードローンでの借り入れを考えるなかで、やめた方がいいとの声に不安を感じ、躊躇する方もいるのではないでしょうか。

本記事では、カードローンでお金を借りるのはやめた方がいいと言われる理由を解説します。

メリット・デメリットに加え、低リスクな使い方も紹介します。

安全にカードローンを使いたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

カードローンの利用をやめた方がいいと言われる理由

カードローンの利用をやめた方がいいと言われる理由

カードローンは手軽にお金を借りられる便利な個人融資サービスな反面、やめた方がいいとの声があるのも事実です。

ここでは、カードローンでの借り入れはやめた方がいいと言われる理由を、具体的に解説します。

金利が他のローンと比べると高い

他のローンと比較して高金利な点が、借り入れにカードローンを使うのはやめた方がいいと言われる理由です。

カードローンは、マイカーローンや住宅ローンなどを始めとしたローンよりも金利が高く設定されています。

各ローンの金利相場を、以下の表にまとめました。

ローンの種類 金利
カードローン 3~18%
マイカーローン 1~10%
住宅ローン 1.5~2.5%

カードローンにおける金利相場は、以下のように借り入れ先でも金利が異なります。

  • 消費者金融:18%前後
  • 銀行カードローン:15%前後

一方、住宅ローンやマイカーローンは金利が1~3%と、低い水準に抑えられているのが特徴です。

同じ金額を借りた場合でも、カードローンのほうが利息負担は大きくなるでしょう。

さらに、返済が長期化すると総返済額が増え、家計に大きな負担を与えます。

カードローンは高金利で利息の負担が重いため、利用をやめた方がいいと言われています。

住宅ローンやマイカーローンにも影響を及ぼす恐れがある

カードローンはやめた方がいいと言われる理由の1つに、住宅ローンやマイカーローンの審査に通過しにくくなる恐れがある点も挙げられます。

カードローンでお金を借り入れると、信用情報に取引履歴が記録されます。

高い借り入れ残高があると、金融機関から滞納リスクを危惧され、ローンの審査に不利になるのも事実です。

実際、カードローンの返済が遅れたり滞納したりすると、信用情報に「延滞情報」が登録されます。

信用情報が保存されている5年間は、新たなローンを申し込んでも審査に通らないケースが大半です。

住宅や車の購入など、将来大きな買い物を検討している場合は、カードローンでお金を借りるのをやめた方がいいと言えるでしょう。

どうしてもお金が必要なときは、借り入れ額を最小限に留めるのが賢明です。

カードローンのメリット・デメリット

カードローンのメリット・デメリット

カードローンには、メリットとデメリットが存在します。

デメリットはやめた方がいいと言われる理由とも関係しているので、ぜひ参考にしてください。

メリット

カードローンのメリットは、以下の通りです。

  • 審査が比較的早い
  • 使い道が自由
  • 保証人や担保が不要

銀行や消費者金融では、最短で即日審査が可能な場合もあり、急な出費に対応できる点が魅力です。

住宅ローンやマイカーローンとは異なり、資金の目的が限定されません。

旅行や生活費の補填など、必要な場面で気軽に利用できるのもカードローンのメリットと言えるでしょう。

カードローンは基本的に個人の信用で融資を受けられるため、保証人や担保が不要です。

滞納して通知が来ない限り、家族や周囲に借り入れがバレる心配もありません。

やめた方がいいと言われる一方で、カードローンは急な出費や一時的な資金不足をカバーするメリットがあるのも事実です。

デメリット

カードローンにおけるデメリットは、以下の通りです。

  • 金利が高い
  • 返済が長期化しやすい
  • 信用情報に影響が出る

カードローンは他のローンと比べて高金利であるため、返済総額が多額になるリスクがあります。

さらに、月々の返済を少額に設定していると、返済期間が長くなり結果的に支払い総額が増える可能性もあり得るでしょう。

滞納してしまった場合は信用情報に傷がつき、クレジットカードや他のローン審査が通りにくくなる場合もあります。

返済が遅れると金融機関からの督促通知が届き、家族や職場に借り入れを知られるリスクも高まります。

デメリットを考慮すると、計画的に返済できない方は、カードローンでお金を借りるのをやめた方がいいと言えるでしょう。

借り入れする際は、金利の低いカードローンを選択し、計画通りに返済するのが重要です。

借り入れはやめた方がいい?低リスクで上手に利用する方法

借り入れはやめた方がいい?低リスクで上手に利用する方法

やめた方がいいと言われるカードローンですが、リスク管理すれば、家計の助けになります。

ここでは、カードローンを低リスクで上手に使う方法を紹介します。

返済計画を立てる

カードローンの上手な使い方として、シミュレーションツールで返済計画を立てる方法があります。

計画を立てずに借り入れすると、利息が想定以上に膨らみ、返済が長期化するリスクを生みます。

長期化すれば総返済額の負担が重くなり、余計に家計を苦しめる状態になるでしょう。

借り入れ前には、金融庁や金融広報中央委員会が提供するインターネット上のシミュレーションツールで返済計画をしっかり立てるのがおすすめです。

シミュレーションツールでは、以下の項目を入力すれば、毎月の返済額を見積もれます。

  • 借り入れ金額
  • 金利
  • 返済期間

毎月の返済額が把握できると、返済期間を調整したり借り入れ額を見直したりと適切な判断が可能になります。

シミュレーションツールは、金融機関の公式ホームページで提供されているケースが多いため、積極的に役立てるといいでしょう。

やめた方がいいと言われるカードローンも、返済計画をしっかり立てれば上手に利用できます。

毎月の返済可能額を計算にする

毎月の返済可能額を計算するのも、やめた方がいいと言われるカードローンを上手に使う方法の1つです。

毎月どの程度の金額を返済にあてられるか正確に計算するために、まずは現在の収入と支出を詳細に見直しましょう。

食費費や固定費など、生活において必要不可欠な支出を優先して確保し、自由に使える金額を把握すると、返済可能な範囲が明確になります。

月5万円の余裕がある場合、すべてを返済にあてるのではなく、一部は貯蓄や予備費に残すのが理想的です。

返済可能額を高く見積もると家計を圧迫するだけでなく、追加で借り入れが必要になる恐れがあります。

滞納すれば信用情報にも傷がつくため、無理に見積もるのはやめた方がいいでしょう。

あらゆるリスクを避けるためにも、余裕のある返済額を設定するのが大切です。

借り入れは必要最低限の金額に抑える

カードローンを上手に使うには、借り入れ額を必要最低限に抑えるのも有効です。

必要以上に多く借りると、総返済額が膨らむだけでなく、返済期間も長期化するリスクが高まります。

結果として、家計全体に大きな負担がのしかかってしまうでしょう。

「予備として多めに借りておこう」「また借り入れするかもしれない」など、無計画にカードローンでお金を借りるのはハイリスクと言えます。

借り入れの際は、お金の使用目的を明確にし、具体的な金額をしっかりと算出するのが大切です。

滞納や返済期間の長期化など、トラブルを避けるためにも決めた金額以上の借り入れはやめた方がいいでしょう。

金利の低いカードローンで借り入れる

リスクを抑えるためには、低金利の借り入れ先でお金を借りるのもおすすめです。

金利が低いカードローンを選択するのは、返済負担の軽減に重要なポイントです。

借り入れ先が高金利だと利息の割合は増え、総返済額が大幅に膨らむ危険性もあります。

20万円を借り入れた場合のモデルケースを見てみましょう。

金利15% 30,000円
金利18% 36,000円

金利が3%違うだけで、年間6,000円の差が生じます。

滞納して返済期間が延びれば、利息の負担はさらに広がるため、高金利のカードローンはやめた方がいいと言えます。

銀行カードローンは、消費者金融より金利が安く設定されているケースが多いので、候補の1つに入れるのもよいでしょう。

なかには、無利息期間を設けているところもあるため、利用を検討してみてください。

記事のまとめ

記事のまとめ

カードローンは、高金利なうえ他のローン審査に影響があるため、やめた方がいいと言われています。

一方で、正しく使えば低リスクで利用できる魅力があります。

保証人不要で気軽に借りられるメリットもあるため、一概にやめた方がいいとは言えないのも事実です。

ローリスクでカードローンを使いたい方は、本記事で紹介した利用方法を参考にして計画的に利用しましょう。

監修者プロフィール
菱村真比古
菱村真比古
ファイナンシャルプランナー
10種の金融資格と中高の教員免許を持つ異色のファイナンシャルプランナー。NISA、住宅ローン、社会保障制度などが複雑に絡み合うライフプランを明快シンプルに紐解きます。中でも《菱村式老後資金計算法》は将来に不安を抱える子育て世代に好評。生命保険と金融サービス業界の最高水準として世界中で認知されている独立組織MDRTの正会員。『お金のエキスパート』として講演や営業マンの育成など幅広い領域で活動している。

【資格情報】
・住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー
・日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー
・生命保険協会認定トータルライフコンサルタント
・CCAA クレジットカードアドバイザー
・相続診断協会認定 相続診断士 
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