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カードローンは少額なら在籍確認なしになる?借入額と審査の関係性を解説
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少額でも在籍確認は必要?「電話連絡なし」のカードローンならあり

「少額でもカードローンを借りたいけど、在籍確認の電話は避けたいなぁ…」

「会社に在籍確認の電話がかかってくるのが不安で、カードローンの申し込みをためらってしまう。」

このようなことでお悩みではありませんか?

カードローンを利用する際、気になるのが「在籍確認」です。

結論から言うと、たとえ少額融資でも在籍確認なしで借入できるカードローン業者は存在しません。ただし、電話連絡なしで借り入れることは可能です。

この記事では、カードローンが少額融資でも在籍確認なしにはならない理由や、電話連絡なしで借りられるカードローンなどを解説します。

ぜひ最後までご覧いただき、カードローン選びの参考にしてください。

カードローンは少額でも「在籍確認なし」にはならない

カードローンは少額でも「在籍確認なし」にはならない

結論からいえば、消費者金融や銀行のカードローンを利用する際、たとえ少額の借入であっても在籍確認なしにはなりません。

なぜ少額の利用であっても、在籍確認が必ず実施されるのでしょうか?

ここでは在籍確認が行われる理由や、どうしても在籍確認なしで借入したい場合にどうすればよいのかについてお伝えします。

在籍確認が実施される理由

金融機関が在籍確認をするのは、利用者の返済能力の確認が義務となっているからです。

消費者金融やクレジットカード会社では、貸金業法に基づいて在籍確認が義務付けられています。この法律では借り手の収入状況を正確に把握し、返済能力を超えた貸付を防ぐことが定められています。

また、銀行は貸金業法の適用外ですが、一般社団法人全国銀行協会が定めた「銀行による消費者向け貸付けに係る申し合わせ」に基づいて在籍確認を実施しています。

このように、消費者金融やクレジットカード会社は貸金業法に基づき、そして銀行は業界団体の申し合わせに基づき、顧客の返済能力を確認するために在籍確認を行っているのです。

在籍確認や審査なしで借り入れる方法はある?

在籍確認や審査なしでお金を借りたい場合は、一般的なカードローンとは異なる方法を利用する必要があります。

ここでは、3種類の方法を紹介していきます。

クレジットカードのキャッシング枠を使う

すでに持っているクレジットカードにキャッシング枠が付帯されていれば、ATMなどですぐに現金を引き出せます。

限度額の範囲内であれば、必要な時に必要なだけお金を借りることができ、カードローンと同じように手軽に利用できます。

ただし、キャッシング枠がない場合は新たに審査を受ける必要があり、すぐにお金を借りることはできません。

質屋を利用する

ブランド品や貴金属など、価値のあるものを担保にお金を借りる方法です。 質屋では、品物の価値に基づき貸付額を決めるため、審査は行われません。

手元に現金化できる商品がある場合には、有効な資金調達方法となるでしょう。

配偶者貸付を活用する

配偶者貸付とは、配偶者の収入を合算して、お金を借りることができる制度です。配偶者貸付を活用すると、本人の審査や在籍確認なしで借入できます。

たとえば、奥さんが専業主婦で収入がない場合でも、旦那さんの収入を元にカードローンを組めます。仮に旦那さんの年収が600万円の場合、その3分の1の200万円まで借り入れできる可能性があります。

ただし、配偶者貸付には配偶者の同意が必要で、無断での借り入れはできません。

また、配偶者の収入や信用情報なども審査の対象となるため、必ずしも審査に通るとは限らない点には注意が必要です。

カードローンは「電話連絡による在籍確認なし」で借り入れることは可能

カードローンは「電話連絡による在籍確認なし」で借り入れることは可能

カードローン利用時には、電話による在籍確認なしで借り入れることは可能です。

ここからは、具体的にどのような業者を使えば、電話での在籍確認なしで借入できるのかについて解説していきます。

消費者金融や一部のネット銀行は「原則電話連絡なし」となっている

多くの消費者金融では、利用者のプライバシーを守るために職場への電話連絡なしで審査を行うようになっています。

同様に、一部のネット銀行でも、原則電話連絡なしでカードローンの審査を行っています。

ただし、書類の内容に不明な点がある場合は、確認の電話が入ることもあります。

特に収入証明書の内容が不鮮明な場合や、申告内容に矛盾がある場合は連絡される可能性があります。

大手銀行は審査が厳しく電話連絡が必要な傾向

大手銀行のカードローンは、消費者金融やネット銀行に比べて審査が厳しく在籍確認の電話連絡が行われる場合が多い傾向があります。

大手銀行は融資の際にリスクを重視するので、申込者の安定した収入を確認するために、職場への電話連絡による在籍確認を行います。

大手銀行のカードローンを申し込む場合は、電話連絡があることを前提に準備したほうが良いでしょう。

在籍確認の電話で勤務先にバレないための対策

在籍確認の電話で勤務先にバレないための対策

カードローンを利用する際、可能であれば電話での在籍確認なしで借入したいところですが、残念ながらそうはいかない場合もあります。

どうしても電話での在籍確認が必要になった場合、周囲に知られないようにするには、どうすればよいでしょうか?

以下では、在籍確認の電話で勤務先にバレないための方法を3つ紹介します。

時間や番号を指定できないか相談する

在籍確認の電話は会社に直接かかってくるため、タイミングによっては周囲に聞かれてしまう可能性があります。

しかし、多くの金融機関では、在籍確認の電話の時間帯や連絡先について相談に応じています。

例えば、お昼休みの時間帯や会社の固定電話ではなく、自分の携帯電話にかけてもらうようにお願いしてみましょう。

ただし、金融機関によっては対応できない場合もあるので、事前に確認することが大切です。

会社に電話がかかってくる理由を決めておく

会社に在籍確認の電話がかかってきた場合に備えて、適切な理由を準備しておくことが重要です。

取引先からの問い合わせや、個人的な手続きの連絡など、自然な理由を考えておきましょう。

金融機関の名前を出さずに、一般的な会社や機関からの連絡として対応できるよう、具体的なシナリオを考えておくと安心です。

例えば、保険会社からの確認電話や資格関連の手続きなど、会社の日常でよくある問い合わせとして説明できれば、バレる可能性は低くなります。

職場の同僚に電話がくることを伝えておく

あらかじめ、親しい同僚に「○○の件で電話がかかってくるかもしれない」と伝えておくのは、効果的な方法です。

もし同僚が電話を受けてしまった場合でも、「○○さん宛てですね。少々お待ちください。」とスムーズな対応を期待できます。

また、カードローンの詳細は話さないでおくのがポイントです。そうすれば、電話の内容を同僚に知られずに済みます。

例えば、同僚に「○○の件で、担当者から電話があるかもしれない」とだけ伝えておけば、カードローンについて詳しく説明する必要もなく、同僚も必要以上に詮索してくることはないでしょう。

このように、事前に同僚に伝えておくことで安心して、周囲に知られずに在籍確認に対応できます。

少額融資可能で電話連絡がないカードローン6選

少額融資可能で電話連絡がないカードローン6選

急な出費でお金が必要になった時、誰にも知られずに、そしてすぐに借りられるカードローンがあると助かりますよね。

ここでは、少額から借り入れができ、職場への電話連絡もないカードローンを6つ紹介します。

  • アコム
  • アイフル
  • プロミス
  • SMBCモビット
  • レイク
  • セブン銀行カードローン

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

アコム

カードローン名 アコム
審査時間 最短20分※3秒スピード診断あり
融資時間 最短20分
金利(実質年率) 3.0%~18.0%
借入可能額 最大800万円
在籍確認 原則電話なし
Web完結申込
無利息期間 契約日の翌日から30日間
貸付対象者 20歳以上で安定した収入と返済能力を有すること
公式サイトURL https://www.acom.co.jp/

アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループのカードローン会社です。原則として電話での在籍確認を実施しておらず、約99%の利用者は電話での在籍確認なしで借入できています。

1万円から借入が可能であるため、3万円や5万円といった少額の融資でも利用できます。

返済については、最長9年7ヶ月かけて返済できるので、月々の負担が小さく済みます。

アコムは少額の融資を希望する方や、月々の返済額を抑えたい方に適したカードローン会社と言えるでしょう。

アイフル

カードローン名 アイフル
審査時間 最短18分
融資時間 最短18分
金利(実質年率) 3.0%~18.0%
借入可能額 最大800万円
在籍確認 原則電話なし
Web完結申込
無利息期間 契約日の翌日から30日間
貸付対象者 満20歳以上69歳までで定期的な収入と返済能力を有すること
公式サイトURL https://www.aiful.co.jp/

アイフルではWeb完結型の申し込みシステムを採用しており、来店不要で契約までの手続きが完了します。カード到着を待たずに振込融資が受けられるため、急にお金が必要になったときにも安心です。

また、原則として電話での在籍確認を行っておらず、必要な場合も申込者の許可なく職場に連絡が来ることはありません。

利用限度額を1万円から設定できるため、必要な金額だけ借りられます。また、最短18分で審査が完了するため、スピーディーに融資を受けられます。

プロミス

カードローン名 プロミス
審査時間 最短3分
融資時間 最短3分
金利(実質年率) 4.5%~17.8%
借入可能額 最大500万円
在籍確認 原則電話なし
Web完結申込
無利息期間 初回借入の翌日から30日間
貸付対象者 年齢18~74歳で本人に安定した収入があること
公式サイトURL https://cyber.promise.co.jp/

プロミスは、SMBCコンシューマーファイナンスが提供するカードローンです。最短20分で審査が完了し、すぐに融資を受けることができます。

契約後は24時間いつでも借入申し込みを受け付けており、時間を選ばずに借入できます。

電話による在籍確認や書類の送付が不要なため、家族や職場にバレずに借入可能です。

借入の申し込みは、18歳から74歳までの方が可能です。学生の方から70代前半の方まで、幅広い年齢層の方が利用できます。

SMBCモビット

カードローン名 SMBCモビット
審査時間 最短15分
融資時間 最短15分
金利(実質年率) 3.0%~18.0%
借入可能額 最大800万円
在籍確認 Web申込なら原則電話なし
Web完結申込
無利息期間 なし
貸付対象者 満年齢20才~74才で安定した収入があること
※収入が年金のみの場合は不可
公式サイトURL https://www.mobit.ne.jp/

SMBCモビットは、1万円という少額からの借り入れに対応しており、急な出費にも柔軟に対応できます。

また、審査の過程では、原則として自宅や勤務先への電話連絡はありません。

SMBCモビットは利用者のプライバシー保護を重視しており、可能な限り電話連絡を控えているためです。

申し込みについては、スマホアプリから24時間申し込みを受け付けており、審査が終わったら最短即日でお金を借入できます。

レイク

カードローン名 レイク
審査時間 最短15秒※1秒診断あり
融資時間 最短25分
金利(実質年率) 4.5%~18.0%
借入可能額 最大500万円
在籍確認 原則電話なし
Web完結申込
無利息期間 Web申込限定で60日間無利息
※通常30日間
※5万円まで180日間無利息と選択制
貸付対象者 満20歳~70歳であること
公式サイトURL https://lakealsa.com/

レイクでは、初めて利用される方を対象に、Web申し込みで60日間無利息となるサービスを提供しています。

そのため、急な出費で一時的に資金が必要になった場合でも、60日以内であれば利息を支払うことなく返済できます。

また、レイクは審査の際に原則として勤務先への電話連絡を行わないため、周囲にバレる心配なく利用可能です。

セブン銀行カードローン

カードローン名 セブン銀行カードローン
審査時間 最短翌日
融資時間 最短翌日
金利(実質年率) 12.0%~15.0%
借入可能額 最大300万円
在籍確認 原則電話なし
Web完結申込
無利息期間 なし
貸付対象者 20歳~69歳
公式サイトURL https://www.sevenbank.co.jp/

セブン銀行カードローンは、全国のセブン銀行ATMでいつでも借り入れが可能です。

セブン銀行カードローンは、銀行カードローンの中では珍しく審査時に勤務先への電話連絡は行われません。

借入は1000円からなので、少額の借入に便利です。また、初契約の場合、限度額は最大50万円に設定されているため、使いすぎを防げます。

まとめ

まとめ

この記事では、カードローンの在籍確認について解説しました。

カードローンを利用する際は、借入金額が少額の場合でも、通常は在籍確認が行われます。

そのため、在籍確認なしでの借入は極めて難しいのが正直なところです。

しかし、金融機関によっては書類提出で在籍確認を行う場合もあるため、電話での在籍確認なしで借入できるカードローンも存在します。

また、電話での在籍確認が必要になった場合でも、時間や連絡先を指定して相談するなど、事前に適切な準備を行うことで、職場に知られることなく手続きを進められます。

この記事を参考に、周囲に知られる心配をすることなく、安心してカードローンを利用していただければ幸いです。

監修者プロフィール
菱村真比古
菱村真比古
ファイナンシャルプランナー
10種の金融資格と中高の教員免許を持つ異色のファイナンシャルプランナー。NISA、住宅ローン、社会保障制度などが複雑に絡み合うライフプランを明快シンプルに紐解きます。中でも《菱村式老後資金計算法》は将来に不安を抱える子育て世代に好評。生命保険と金融サービス業界の最高水準として世界中で認知されている独立組織MDRTの正会員。『お金のエキスパート』として講演や営業マンの育成など幅広い領域で活動している。

【資格情報】
・住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー
・日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー
・生命保険協会認定トータルライフコンサルタント
・CCAA クレジットカードアドバイザー
・相続診断協会認定 相続診断士 
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