カードローンの利息計算方法を解説。信頼できるシミュレーションツール2選も紹介
などと悩んでいませんか?
カードローンの利息計算は借金額や利率、返済期間が分かれば、返済総額や毎月の支払額を予測できます。
シミュレーションツールを活用すると、自分に合った返済プランを簡単に構築可能です。
本記事ではカードローンの利息計算方法や、おすすめのシミュレーションツール、利息負担を抑えるポイントを紹介します。
カードローンの計画的な利用を目指している方に役立つ内容ですので、ぜひ参考にしてください。
カードローンの利息計算方法とシミュレーション結果
カードローンの利息は借入金額と利率、借入期間によって計算されます。
事前に利息計算方法を理解しておけば、返済負担を把握しやすくなります。
利息計算は、次の式で計算可能です。
利息=借入金額×利率(年利)×借入日数÷365
仮に、カードローンで100万円を年利15%で借りた場合、借入日数60日と180日で利息計算し比較してみましょう。
借入日数 | 利息 |
---|---|
60日 | 約24,657円 |
180日 | 約73,972円 |
借入期間が長くなるほど、利息も増加するのがわかります。
カードローンの利息の計算は、シミュレーションツールを用いても計算可能です。
利息計算の際は「元利均等返済」や「元金均等返済」などの返済方法を考慮する必要があります。
返済方法によって毎月の支払額や最終的な総返済額は異なるため、シミュレーションツールを活用して計算するのが便利です。
借入前に利用したい!おすすめシミュレーションツール
カードローンを利用する前には、利息や支払額を正確に把握しておくのが重要です。
利息計算式の活用で利息や支払額を出せますが、シミュレーションツールでは、より簡単かつ具体的に、借入後の支払負担を算出できる方法があります。
以下では、信頼性が高く無料で使える2つのシミュレーションツールを紹介します。
借金シミュレーター(金融庁)
「借金シミュレーター」は、公的機関である金融庁が運営しているため、安心できるシミュレーションツールです。
自分で利息計算をしなくとも、借金の種類や額、返済手段などを入力すれば、総支払額や利息額が一目で分かります。
返済スケジュールを支払回数ごとに確認できるため、計画的な返済プランの立案に役立ちます。
金融庁公式サイト内にあるため、信頼性が高く、データの扱いもセキュリティの面で安心です。
金融庁「借金シミュレーター」
https://www.fsa.go.jp/teach/simulation/dept.html
借金シミュレーターは、初めてカードローンを利用する方や現在の返済方法を見直したい方におすすめのシミュレーションツールです。
らくらくシミュレーション(知るぽると)
「らくらくシミュレーション」は、金融広報中央委員会が提供するお金の知識情報サイト「知るぽると」に設置されたシミュレーションツールです。
借入額や返済期間、利率を設定すれば、利息計算はもちろん、毎月の支払額や総支払額も簡単に確認できます。
返済期間を変更すれば、利息額の増減が一目で分かるため、自分にあった返済計画を選ぶ際に役立ちます。
「知るぽると」では家計管理やローン・クレジットなど、暮らしに役立つ身近なお金の知恵や知識も提供しているため、金融知識の向上も可能です。
金融広報中央委員会「知るぽると」
https://www.shiruporuto.jp/public/knowledge/
カードローンの利息計算にまつわるよくある質問
カードローンを利用する際、利息の仕組みや利息計算、シミュレーション方法に疑問を持つ方は多いでしょう。
利息は借入額や利率だけでなく、返済期間や日数によっても変動するため、正確な計算や仕組みの理解、シミュレーションの活用が必要です。
金利や返済額の変更、滞納時のリスクなど、知っておきたいポイントもいくつかあります。
以下では、カードローンの利息計算や利率に関するよくある質問を取り上げ、分かりやすく解説します。
Q1.利息は日割りで計算される?
カードローンの利息は、通常日割り計算です。
カードローンの利息計算は「借入額×利率×借入日数÷365」で計算され、借入期間が長いほど利息も増加します。
日割り計算で、返済日までの日数に応じた利息額が計算されます。
たとえば、100万円を年利15%で借りた場合、1日の利息は約410円です。
1日の利息に返済までの日数を掛けた金額が、利息として発生します。
返済期間は短いほど利息を抑えられるため、早めの返済を心がけるのが重要です。
Q2.金利が変動することはある?
カードローンの金利タイプには「固定金利」と「変動金利」の2種類があり、変動するか否かは契約内容によります。
契約時に金利タイプを確認し、将来的な負担の予測が重要です。
金利タイプ | 概要 | |
---|---|---|
固定金利 | 借入時に決まった金利はずっと変わらない | 借入期間中に金利が変更される心配はない |
変動金利 | 経済情勢や市場金利の影響を受けて金利が上下する | 市場金利の上昇でカードローン金利も上昇すると、支払利息は増える恐れがある |
金利変動のリスクが心配な場合は、固定金利を選ぶのがおすすめです。
Q3.金利の利率はどれくらいが普通?
カードローン金利は、年利1%台後半~18%で設定されるのが一般的で、金融機関や借入額、利用者の信用状況によって変わります。
以下の公式サイトを参考
①三菱UFJ銀行「カードローンの金利の仕組みとは?利息の計算方法もわかりやすく解説!」
https://www.bk.mufg.jp/kariru/banquic/column/011/index.html
②JCB「消費者金融の金利相場は?上限や利息計算、仕組みを解説」
https://www.jcb.co.jp/loancard/special/consumer-finance_interest-rate.html
大口の借入や高い信用スコアの場合は、低金利となる一方で、小額借入や低い信用スコアだと、上限に近い金利が設定されます。
アコムやプロミスなどの消費者金融系カードローン金利の相場は年利3%〜18%と高めです。
銀行系カードローン金利の相場は年利1%台後半〜14%と比較的低金利です。
以下の公式サイトを参考
①JCB「消費者金融の金利相場は?上限や利息計算、仕組みを解説」
https://www.jcb.co.jp/loancard/special/consumer-finance_interest-rate.html
②三菱UFJ銀行「カードローンの金利の仕組みとは?利息の計算方法もわかりやすく解説!」
https://www.bk.mufg.jp/kariru/banquic/column/011/index.html
利率が低いほど審査基準は厳しくなる傾向にあります。
Q4.毎月の返済額を変更することはできる?
返済額変更には「減額」と「増額」があり、毎月の返済額を減額したい場合、希望が通るか否かは、過去の返済状況や契約しているプランによります。
返済額の減額は、収入減少や生活費増加の助けとなる一方で、返済期間が長くなり、支払う総利息額も増える点には注意しましょう。
利息計算やシミュレーションを活用して、事前に総返済額を確認したうえで、カードローン会社の窓口やコールセンターに相談してみましょう。
毎月の返済額を増額したい場合は、簡単に返済可能です。
多くのカードローンでは毎月の最低支払額が決まっていますが「任意返済」や「随時支払い」などで増額した額を支払えます。
増額返済すれば借金を早く完済できるため、支払う利息も少なくなります。
ボーナスや収入増加などで支払いに余裕があるときは、無理のない範囲で増額返済を活用すると良いでしょう。
増額返済した月であっても、全額返済が完了するまで毎月の返済は続くため、支払いを忘れないようにしましょう。
Q5.滞納するとどうなる?
返済を滞納しても、すぐに支払えば大きな問題にはなりません。
カードローン会社からの連絡を無視し、滞納が続いていると、以下のような順序で対応を迫られます。
以下の公式サイトを参考
JCB「カードローンの返済を延滞・滞納するのは危険!考えられるリスクとは」
https://www.jcb.co.jp/loancard/special/arrears.html
カードローン会社の対応 | 内容 |
---|---|
①メールやショートメッセージによる状況確認の連絡 | 単純な支払い忘れの可能性があるため、最初から厳しい催促はない場合が多い |
②カードローンの利用停止 | 利用停止の時期はカードローン会社によるが、返済期日の翌日から数日中にストップされる場合もある |
③督促の連絡(電話や督促状の送付) | 連絡手段や順番はカードローン会社によって異なる |
④一括返済の請求(借金の残高と遅延損害金) | 遅延損害金の計算式 借入額×遅延損害金年率※×延滞日数÷365日 (例)遅延損害金年率20%のカードローンで100万円借入れて、30日延滞した場合、遅延損害金は1万6,438円 ※最大20%以内 |
⑤財産の差し押さえ(裁判所の強制執行) | 給料や預貯金などの資産差し押さえが実行される |
上記の表に加えて、カードローンを滞納すると信用情報にも悪影響を及ぼします。
滞納の記録が信用情報機関に登録されると、クレジットカードの申込や住宅ローン審査に通りにくくなる恐れがあります。
以下の公式サイトを参考
JCB「カードローンの返済を延滞・滞納するのは危険!考えられるリスクとは」
https://www.jcb.co.jp/loancard/special/arrears.html
滞納防止には、利息計算やシミュレーションを使った返済計画の立案が必要です。
余裕のある資金管理を心がけましょう。
記事のまとめ
カードローンの利息計算やシミュレーションツールを活用すれば、無理のない返済計画の立案が可能です。
利息計算する際には、借金額・利率・借入期間の3要素が基本となります。
利息計算を使うか、インターネット上のシミュレーションツールを活用すれば、具体的な返済プランの視覚化ができます。
シミュレーションツールの利用で、毎月の返済額や総返済額を事前に把握できるため、無駄な利息を抑える手助けとなるでしょう。
とくに「借金シミュレーター(金融庁)」や「らくらくシミュレーション(知るぽると)」は信頼性の高いツールで、初心者にも分かりやすくおすすめです。
利息負担を軽減するには、金利の低いカードローンに申込み、繰り上げ返済や早期完済を心がけるのがポイントです。
計画的な借入と返済を行い、安心してカードローンを活用してください。