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カードローンとリボ払いの違いとは?それぞれのメリット・デメリットを解説
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カードローンとリボ払いの違いは?メリットやデメリットも紹介!

カードローンとリボ払いの違いが気になった経験はありませんか。

相談者A
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カードローンとリボ払いの違いって何?

相談者B
相談者B

リボ払いのメリットとデメリットってなんだろう?

カードローンとリボ払いに似た印象を持っている方もいるかもしれませんが、明確な違いがあります。

本記事では、カードローンとリボ払いの違いを詳しく解説します。

カードローンとリボ払いそれぞれのメリットやデメリットも紹介しているので、ぜひご覧ください。

カードローンとリボ払いの違い

カードローンとリボ払いの違い

カードローンとリボ払いには、利用目的や返済方式などに大きな違いがあります。

まずは、カードローンとリボ払いの違いを詳しく理解していきましょう。

違い①:利用目的

カードローンとリボ払いの違いに、利用目的があげられます。

カードローンは、事業資金以外であれば、利用目的は自由に設定できます。

一方でリボ払いは、クレジットカードの支払い方法の一種であり、一定額または分割払いで買い物による月々の負担を抑えられる仕組みです。

利用限度額内であれば、自由に買い物できる部分はカードローンと共通しています。

違い②:返済方式

カードローンとリボ払いは、返済方法にも違いがあります。

カードローンの返済は、利用者が最低返済額以上の返済額から自由に設定できます。

金融機関によっては、毎月1,000円〜2,000円など少額から設定できるケースも少なくありません。

一方でリボ払いは、毎月の支払額が決められており、返済額を自由に設定できないのが大きな違いです。

違い③:金利

カードローンとリボ払いの金利の違いを表にまとめました。

カードローン リボ払い
金利 1.5〜18.0% 15%程度
特徴 残高とは別で利息を支払う 一定の返済金額に現金と利息が含まれている

カードローンは、借入額に応じて金利が変動するのが特徴であり、残高とは別で利息を支払います。

一方でリボ払いは、カードローンと比べると金利が高いという違いがあります。

一定の返済金額から元金や利息が支払われるため、支払いを続けてもなかなか元金が減らない事態に陥りやすいのも違いの1つです。

カードローンのメリット

カードローンのメリット

カードローンは、即日融資に対応していたり、返済方法が豊富であることがメリットです。

ここからは、カードローンのメリットを4つ紹介します。

即日融資に対応している

カードローンは、即日融資に対応しています。

消費者金融が運営しているカードローンは、最短数十分で融資を受けられるケースも少なくありません。

急な資金が必要な際でもスムーズに現金を手に入れられるのがメリットです。

注意点として、銀行カードローンは審査の過程で最低でも1日はかかるため、即日融資に対応していないという違いがあるので注意が必要です。

利用用途に制限がない

カードローンは、事業性資金以外であれば利用用途が自由な商品です。

趣味や家電や家具の購入、子どもの教育資金など様々な目的に利用できます。

融資までの期間が短いため、冠婚葬祭や怪我など急な出費にも活用しやすいのがメリットです。

ネットバンキングを利用すれば、自宅から借り入れが可能なためわざわざATMに行かなくても借り入れできます。

無担保・保証人なしで借り入れ可能

無担保・保証人なしで借り入れ可能なのもカードローンのメリットです。

担保や保証人が不要で申し込み者1人で完結できるため、スムーズに借り入れを開始できます。

最低借入額は金融機関によって異なりますが、1万円から借りられるケースも多いため、柔軟に利用できます。

少額から借りられるため「クレジットカードの支払額があと少し足りない」「病院代があと1万円必要」というシーンでも活用できるでしょう。

返済方法が幅広い

カードローンは、返済方法の幅が広い傾向にあります。

金融機関によって返済方法に違いがあり、主に下記のような方法があります。

  • 指定口座から自動引き落とし
  • ATM振り込み
  • 口座振込
  • ネットバンキングやATMからの返済
  • 提携ポイントを利用した返済

コンビニATMと提携している金融機関も多く、利便性が高いのも違いの特徴です。

カードローンのデメリット

カードローンのデメリット

カードローンは、金利が高かったり、延滞すると信用情報機関に事故情報が掲載されたりするデメリットもあります。

メリットだけでなくデメリットも理解しておきましょう。

金利が比較的高め

カードローンは、金利が比較的高い傾向にあります。

消費者金融は年利4%〜18%程度、銀行は年利2.5%〜15%程度が平均です。

借入額は少なくても、金利が高いと総返済額が高くなってしまいます。

特に消費者金融は、金利が高い傾向にあるため、利用する際はしっかりと利息を含めた返済額を確認しておく必要があります。

借入額に応じて利息が発生する

カードローンの利息は、借入額に応じて変動します。

借入額が高ければ高いほど金利は低くなり、少ないと高くなるのが特徴です。

利息は日割り計算のため、借り入れ日数が長期化するとともに利息が膨らみます。

利息を抑えるためには、金利の低い金融機関を選び、できるだけ短期間で返済する必要があります。

滞納すると信用情報に影響が出る

カードローンの返済を滞納すると、信用情報機関に事故情報が掲載されます。

事故情報が掲載されると、カードローンの利用が停止されたり、他のローン審査に悪影響を及ぼしたりするリスクもあります。

信用情報期間に掲載された事故情報は、5年〜10年保管され、ローンやクレジットカード利用に制限がかかるため注意が必要です。

リボ払いのメリット

リボ払いのメリット

リボ払いは、クレジットカードの支払い方法の一種であり、支払額を一定額に保てるのがカードローンとの違いです。

ここからは、リボ払いのメリットを3つ紹介します。

家計管理がやりやすくなる

リボ払いは高い買い物をしても支払額が一定のため、家計管理がしやすくなります。

クレジットの1回払いでは、定額ではないため、買い物をした金額によって毎月の支払額が変動します。

リボ払いであれば、高価な家具や家電を購入しても支払額が一定のため、家計を圧迫させずに購入できるのが1回払いとの大きな違いです。

高額な支払いにも負担なく返済できる

高額な支払いにも負担なく返済できる点もメリットです。

リボ払いは高額な買い物でも一度に支払う必要はなく、現金が手元になくても商品やサービスなどの買い物が可能です。

「短期間で大きな支払いは避けたいけれど、商品を購入したい」といった場合に、リボ払いを活用できます。

ただし、少額を少しずつ返済しなくてはならないという違いがあるため注意しましょう。

返済額の途中変更が可能

リボ払いは、返済額を途中変更できます。

支払い方法には、残高スライド方式と定額方式の2種類があります。

残高スライド方式 あらかじめ決められた返済額を支払う方法
定額方式 支払残高に関係なく一定額を支払う方法

定額方式は、支払残高に関係なく一定額を支払うため支払いが長期化しやすいという違いがあります。

手数料を含めた支払総額が増える点に注意しましょう。

リボ払いのデメリット

リボ払いのデメリット

リボ払いは金利が高かったり、支払いの長期化によって元本が減らなかったりなどのデメリットもあります。

ここからは、リボ払いのデメリットを詳しく見ていきましょう。

金利が高い

リボ払いは金利が高い点がデメリットです。

リボ払いの利息は「利用残高×金利×利用日数÷365」で求められます。

金利18%で30万円を60日借りていた場合の金利は8,877円です。

一方で120日間借り入れているケースの金利は17,553円となり、借り入れが長期化するほど利息負担が増えてしまう点に注意も必要です。

返済が長期化すると元本が減らない

リボ払いは返済が長期化すると、元本が減らない点もデメリットです。

返済額を少額に設定していると、大半が利息の返済に充てられ、元金の返済分が少額になってしまいます。

支払いが長期化すると利息額も大きくなり、いつまで経っても元本が減らないケースもあるため、できる限り返済額を増やしましょう。

人によっては使い過ぎてしまう可能性も

人によっては使いすぎてしまう可能性がある点もデメリットです。

支払金額が増えても毎月の支払額は一定のため、支払総額が増えている点に気づきにくいリスクもあります。

いつの間にか総支払額が膨らみ、返済できなくなるリスクもあるため、注意が必要です。

使いすぎに陥る方も多いため、リスクを把握して返済計画をしっかりと立てたうえで利用しましょう。

記事のまとめ

記事のまとめ

カードローンとリボ払いの違いは、借入方法や返済方法、金利などにあります。

カードローンは、自由に借り入れができ、返済額を柔軟に設定できます。

一方でリボ払いは、毎月の返済額が固定されており、返済額の中に元金と利息が含まれているのがカードローンとの違いです。

カードローンとリボ払いの違いを理解し、目的や返済方法など希望に合った方法を選択しましょう。

監修者プロフィール
菱村真比古
菱村真比古
ファイナンシャルプランナー
10種の金融資格と中高の教員免許を持つ異色のファイナンシャルプランナー。NISA、住宅ローン、社会保障制度などが複雑に絡み合うライフプランを明快シンプルに紐解きます。中でも《菱村式老後資金計算法》は将来に不安を抱える子育て世代に好評。生命保険と金融サービス業界の最高水準として世界中で認知されている独立組織MDRTの正会員。『お金のエキスパート』として講演や営業マンの育成など幅広い領域で活動している。

【資格情報】
・住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー
・日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー
・生命保険協会認定トータルライフコンサルタント
・CCAA クレジットカードアドバイザー
・相続診断協会認定 相続診断士 
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