ブラックリストに載ったらどうなる?カードローンを滞納した時のリスクを紹介します。
カードローンを利用中に、返済期限に間に合わず滞納してしまったことがある方も少なくありません。
少しの滞納なら大丈夫じゃないかな?
この間の滞納でブラックリストに載ってないか不安・・・
カードローンを利用することは、便利な反面で滞納などのリスクも存在します。
カードローンの滞納を放置しておくと、その後のクレジットライフに大きな影響を及ぼします。
住宅ローンや自動車ローンなど、大口の金額を組む時に審査が通らないといったトラブルにもなりかねません。
この記事では、カードローンを滞納した時のリスクや延滞後の対処法などを解説します。
カードローンを滞納をした際のリスク
カードローンを滞納した際のリスクとして以下のようなことがあります。
信用情報への影響がある
信用情報とは、審査をする際に返済能力があるかどうかの判断をする際に利用するカード利用者の情報のことを指します。
支払いの遅延や滞納により信用スコアが低下し、今後のローン審査に影響を与える可能性があります。
延滞が続くと、信用情報機関に事故情報として登録されます。
カードの利用停止
支払いの遅延や滞納をしてしまった場合、カードの利用が制限されたり、利用停止されることがあります。
利用停止が続くことのデメリットとして、信用情報に影響を与える可能性があります。
遅延損害金の発生
遅延損害金とは、カードローンの返済期限を過ぎても支払いが行われない時に銀行やカードローン会社が債務者に対して請求する損害金のことです。
返済が遅れることで、銀行やカードローン会社は本来返済されるはずの金額が遅延することになります。
遅延や滞納があった場合は規定により定められた遅延損害金の年率に切り替えられます。
結果、返済金額が増えてしまうため遅延や延滞は放置せずになるべく早く対処しましょう。
何ヶ月以上の滞納でブラックリスト入り?
滞納記録は、「延滞」として記録され、次回の融資審査やカードローンの申請時にブラックリストとして確認されます。
3ヶ月以上の滞納でブラックリストに載る可能性がある
3ヶ月以上の滞納により、その情報が信用情報機関に報告されてブラックリストに載る可能性があります。
長期間の滞納が続くと、銀行やカードローン会社はカードの利用停止や契約解除を行うことがあります。
利用停止に伴い、滞納金を一括で支払うように求められたり、新たなクレジットカードの作成やローンの審査に支障をきたします。
ブラックリストに載る条件
ブラックリストとは、信用情報機関に登録される金融事故の情報を指します。
この情報が登録されることで、クレジットカードの新規発行やローン審査に影響を及ぼします。
信用情報機関に以下のような記録が残ると、「ブラックリストに載る」と言われる状態になります。
延滞 | 借入金の返済が61日以上または3ヶ月以上遅れた場合 |
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債務整理 | 自己破産、個人再生、任意整理などを行った場合 |
代位弁済 | 保証会社が代わりに債務を返済した場合 |
貸倒 | 金融機関が貸したお金を回収できないと判断した場合 |
ブラックリストに載る原因は、返済の滞納や債務整理によるものです。
一度記録されると、5年から10年は情報が消えず信用取引の審査が制限され、カードローンなどのローン商品の審査が通りづらくなります。
返済に困った場合は早めに金融機関や専門家へ相談し、適切な対応を行いましょう。
ブラックリストに載るとどうなる?
ブラックリストに載った場合、以下のようなことが起こります。
ローン審査が通らない
3ヶ月以上の支払い遅延は、銀行やカードローン会社にとって「信用の低下」を意味します。
これが原因で、住宅ローン、自動車ローン、カードローンなどの利用が難しくなる上、新規での審査に通りにくくなります。
カードローンが新規で作れなくなる
ブラックリストに載っている場合、返済能力が低いと判断されるため新規でのカードローンの審査申し込みをや利用限度額の増額ができなくなります。
ブラックリストに載ってしまった場合、5年から10年はブラックリストの登録情報が消えません。
日頃から信用情報が低下するような遅延や延滞は避け、してしまった場合には早急な対応を心がけましょう。
賃貸契約に影響
賃貸契約自体にブラックリストというものは存在しません。
しかし、賃貸契約で信用情報を審査に利用する時や家賃保証会社が信用情報を審査することがある場合には、そこで問題があれば賃貸契約が不利になることがあります。
ブラックリスト入りだけじゃない!カードローンを滞納するとさらに起こるリスク
カードローンの滞納を放置すると、以下のようなリスクがあります。
一括返済の請求
借り入れの契約者が定期的に分割で返済を行っている場合に、銀行やクレジットカード会社などが借り手に対し一度に全額を返済するよう求めることです。
通常、延滞が長期化すると分割払いのカードローンの返済が滞った場合に、一括返済が求められることがあります。
財産の差し押さえ
財産の差し押さえとは、債権者が借り手の財産を強制的に差し押さえ、売却してその代金を借金の返済に充てることを指します。
借金の延滞や滞納があり、銀行やカードローン会社が何度も催促をしているにも関わらず返済が長期化し、返済する見込みがないと判断された場合には法的な手続きに移ります。
差し押さえは通常、最終的な手段として裁判所の命令を受けて行われます。
カードローンを延滞してしまった後の対処法
カードローンを延滞してしまった後には、以下のような対処法が考えられます。
返済計画の見直し
収入と支出を再確認し、無理のない返済計画を立てましょう。
現在の借金やローンの返済が難しくなった場合に、銀行やカードローン会社が返済負担を軽減し、計画的に返済を続けるための調整を行うことです。
返済計画を見直すことで、滞納や延滞のリスクや生活における経済圧迫を減らすことができます。
放置をせずに早めに相談する
借金滞納を放置すればするほど、延滞損害金や信用情報への悪影響、財産差し押さえなどのリスクが増大します。
早めに行動を起こすことで、解決策を見つけやすくなり、状況を改善できる可能性が高まります。
延滞を問題を深刻化させないために非常に重要です。
深刻な場合は専門家への相談
借金の返済が難しく、銀行やカードローン会社に連絡しても解決せず、状況が深刻化している場合には専門家へ返済方法の相談を行いましょう。
早めに行動することで、状況を悪化させず、適切な支援を受けられる可能性が高まります。
弁護士や司法書士、消費生活センターなど状況に応じて最適な相談先を選びましょう。
記事のまとめ
この記事では、カードローンを滞納した時のリスクや延滞後の対処法などを解説しました。
カードローンの滞納は、信用情報や生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。
返済が難しくなった場合には問題を放置せず、まずは銀行やカードローン会社に早めに連絡を取り相談しましょう。
それでも解決しなかった場合には、弁護士や司法書士、消費生活センターなど専門家のアドバイスを受けることで、最適な解決策を見つけられる場合もあります。
放置はリスクを拡大させるため、早期の対応が重要です。
早めの対応と計画的な返済で、安全にカードローンを利用しましょう。