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カードローンのメリットとデメリットを解説!賢い利用方法や返済について
カードローンのメリットとデメリットを解説!賢い利用方法や返済について
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カードローンのメリットとデメリットとは?借入や返済時に注意すべきこと

カードローンは無担保・保証人なしでお金を借りられる、便利な融資サービスです。

しかし、利用を考えるときは「即日融資は本当にできるの?」「返済が難しくなるのでは?」と不安に思う方もいるでしょう。

この記事では、カードローンのメリットとデメリットを詳しく解説し、賢い利用方法や返済のコツについてもお伝えします。

カードローンの利用を検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。

カードローンのメリット5つ

カードローンのメリット5つ

カードローンには多くのメリットがあり、主に以下の5つが挙げられます。

  1. 利用目的が自由
  2. 簡単に申し込める
  3. 即日融資が可能
  4. 繰り返し借入できる
  5. 場所を選ばず借り入れられる

それぞれのメリットを解説するので、利用を検討する際の参考にしてみましょう。

メリット①利用目的が自由

基本的に、カードローンは利用目的に制限がありません

趣味娯楽費や家賃の支払い、冠婚葬祭費など、さまざまな目的に利用できます。

ただし、事業資金としての利用は認められていないため、個人事業主や経営者はビジネスローンを検討する必要があります。

メリット②簡単に申し込める

カードローンは申し込み手続きが簡単で、担保や保証人が不要な点がメリットです

また、Web上で申し込みを完結できるカードローンも多いため、時間や場所を選びません。

担保や保証人を用意する手間がなく、手続き自体も簡潔なので、誰でも簡単に申し込みが可能です。

メリット③即日融資が可能

カードローンは、ローン商品のなかでも審査スピードが速いことでも知られています。

カードローンによっては最短即日融資が可能で、申し込みから10分程度で融資を受けられる場合もあります。

特に、消費者金融のカードローンは銀行や信販系のカードローンより融資スピードが速い傾向があるため、急な出費に対応したい方にはおすすめです。

メリット④繰り返し借入できる

カードローンは、一度契約すれば利用可能枠の範囲内で何度でも借入が可能です。

例えば利用限度額が200万円の場合、200万円を越えなければ返済途中であっても追加で借り入れられます。借入ごとに審査を受ける必要がないため、時間や手間を取られません。

ただし、借入時に手数料がかかるカードローンもあるため、事前に確認しておきましょう。

メリット⑤場所を選ばず借り入れられる

カードローンはコンビニATMや銀行ATMで利用できるため、場所を選ばずに借入が可能です。

また、インターネットバンキングに対応していれば、スマホやPCさえあればどこでも借入可能です。

旅行先や夜間の急な出費にも対応できるため、様々なシーンで重宝するでしょう。

カードローンのデメリット3つ

カードローンのデメリット3つ

メリットの多いカードローンですが、以下のようなデメリットもあります。

  1. 金利が高い
  2. 借り過ぎになりやすい
  3. 他のローン審査で不利になる場合がある

デメリットも理解したうえで、計画的に利用することが大切です。

デメリット①金利が高い

カードローンは、無担保で利用できる特性上、他のローン商品より金利が高めに設定されています

主要なカードローン 金利(実質年率)
アコム 3.0%〜18.0%
プロミス 3.0%〜18.0%
SMBCモビット 3.0%〜18.0%
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 1.8%〜14.6%
みずほ銀行 2.0%〜14.0%
楽天銀行スーパーローン 1.9%〜14.5%

金利が高いと利息負担が増えるため、できるだけ低金利の商品を選ぶことが重要です。

また、マイカー費用や学費、医療費などの明確な目的がある場合は、金利が低い目的別ローンを検討するとよいでしょう。

デメリット②借り過ぎになりやすい

カードローンは簡単にお金を引き出せるため、つい借り過ぎてしまうリスクがあります。

必要以上の借入は返済負担を増やし、滞納につながる恐れもあるため注意が必要です。

あくまで一時的な出費を補うために利用し、無計画な浪費を避けるようにしましょう。

デメリット③他のローン審査で不利になる場合がある

カードローンは利用の有無に関わらず、契約しただけでも他のローン審査で不利になる場合があります

契約時の利用限度額は審査の評価額となり、例えば利用限度額が100万円だと100万円の借入があるとみなされる可能性があるためです。

住宅ローンなど他の借入を検討している場合、カードローンの解約も考える必要があります。

メリットとデメリットを把握して賢く活用するコツ

メリットとデメリットを把握して賢く活用するコツ

メリットとデメリットを解説しましたが、それらを踏まえてカードローンを賢く活用するコツは、下記のとおりです。

  • 事前に返済シミュレーションをしておく
  • 借りる金額は必要最低限にする
  • 繰上返済や一括返済は積極的に行う

上記のコツを意識することで、無理のない利用が可能になります。

事前に返済シミュレーションをしておく

カードローンによっては、公式サイトで返済シミュレーションが利用できます。

借入希望額や金利などを入力すれば、毎月の返済額や返済総額、返済予定期間がわかります。

事前に返済シミュレーションをして毎月の返済額が明確になれば、無理のない返済計画を立てられるでしょう。

借りる金額は必要最低限にする

借りる金額を必要最低限にすることも、カードローン利用時には大切です。

カードローンは利用可能枠の範囲ならいくらでも借りられるため、つい借り過ぎてしまいがちです。

利用可能枠に惑わされず、自分が本当に必要な金額だけ借りるよう心がければ、借り過ぎに陥ることを避けられるでしょう。

繰上返済や一括返済は積極的に行う

カードローンでは、月々の返済とは別に行う「繰上返済」が可能です。

月々の返済は「元金返済分+利息分」にわけられますが、繰上返済は支払った全額を元金返済分に充てられます。

利息は元金(借入残高)に対して発生するので、繰上返済で元金を減らせば利息総額を減らすことが可能です。

なお、残っている元金(借入残高)を全額繰り上げて支払うと「一括返済」となり、その後の利息は一切なくなります。

ボーナスが入った月など、経済的に余裕がある月は積極的に繰上返済や一括返済をしていきましょう。

まとめ

まとめ

カードローンのメリット・デメリットをまとめると、次のようになります。

【カードローンのメリット】

  • 利用目的が自由
  • 簡単に申し込める
  • 即日融資が可能
  • 繰り返し借入できる
  • 場所を選ばず借り入れられる

【カードローンのデメリット】

  • 金利が高い
  • 借り過ぎになりやすい
  • 他のローン審査で不利になる場合がある

手軽さや融資の早さはメリットですが、金利の高さや借り過ぎには注意が必要です。

メリットとデメリットをしっかり理解した上で計画的に利用し、必要に応じて繰上返済や一括返済を活用することで、カードローンを賢く使いこなしましょう。

監修者プロフィール
菱村真比古
菱村真比古
ファイナンシャルプランナー
10種の金融資格と中高の教員免許を持つ異色のファイナンシャルプランナー。NISA、住宅ローン、社会保障制度などが複雑に絡み合うライフプランを明快シンプルに紐解きます。中でも《菱村式老後資金計算法》は将来に不安を抱える子育て世代に好評。生命保険と金融サービス業界の最高水準として世界中で認知されている独立組織MDRTの正会員。『お金のエキスパート』として講演や営業マンの育成など幅広い領域で活動している。

【資格情報】
・住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー
・日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー
・生命保険協会認定トータルライフコンサルタント
・CCAA クレジットカードアドバイザー
・相続診断協会認定 相続診断士 
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