カードローンのメリットを徹底解説!借入にかかる時間や資金の用途について
急なお金が必要になったときに、すぐにお金を借りられるカードローンは便利でありがたい存在です。
「怖い」「破産しそう」というイメージを持つ方も多いかと思いますが、適切に使えばカードローンには多くのメリットがあります。
この記事ではカードローンのメリット・デメリット、上手な利用方法を見ていきましょう。
興味はあるけど利用するのが不安という人は、ぜひ参考にしてみてください。
カードローンのメリット6選
カードローンには、いくつものメリットがあります。
- メリット1.申し込み~借り入れまでの期間が短い
- メリット2.担保・保証人が不要で借入できる
- メリット3.使いみちに制限がない
- メリット4.借入・返済に時間や場所を選ばない
- メリット5.年会費などのお金がかからない
- メリット6.利用限度額までなら何度でも借りられる
ここから、カードローンが持つメリットを詳しく解説します。
カードローンを契約するか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
メリット1.申し込み~借り入れまでの期間が短い
カードローンはマイカーローンやフリーローンなどと比較して、借り入れまでの期間が短いというメリットがあります。
以下の表に、大手カードローンの融資スピードをまとめたのでご覧ください。
銀行系カードローン | 融資スピード |
---|---|
みずほ銀行カードローン | 申込日から3日以内 |
三菱UFJ銀行カードローン | 3日以内 |
三井住友銀行カードローン | 申込日から3日以内 |
楽天銀行スーパーローン | 申込日から1週間以内 |
消費者金融系カードローン | 融資スピード |
---|---|
アコム | 最短即日 |
アイフル | 最短即日 |
プロミス | 最短即日 |
レイク | 最短即日 |
銀行系カードローンはおおむね3日以内、消費者金融系カードローンは最短即日の融資が可能であることがわかります。
そのため、自動車の修理やケガで入院するときなど、急な出費に対応しやすいでしょう。
メリット2.担保・保証人が不要で借入できる
カードローンに担保や保証人は必要ありません。
保証人が不要であることで誰かに了承を得る必要がなく、自分の意思のみで気軽に申し込むことができます。
メリット3.使いみちに制限がない
カードローンは原則、借入金の用途が自由です。
カードローン以外のローン商品は使いみちが決まっていることが多いため、資金用途が自由という点は大きなメリットです。
例えば、以下のような費用に当てることができます。
- 生活費
- 冠婚葬祭費
- 交友費
- 医療・美容費
- 教育費
- 入院費
- 家電・家具の買い替え費用
- 車検や修理など自動車関連費用
ただし、事業資金として借り入れるのは原則禁止されています。
また、ギャンブルや投資目的での借入も否認されるため、申込時は注意しましょう。
メリット4.借入・返済に時間や場所を選ばない
カードローンは借入・返済に、時間や場所を選ばないというメリットがあります。
コンビニや銀行のATMを使えるので、どこでも気軽に取引することが可能です。
なお、カードローンによっては、借入・返済がスマホアプリのみで完結できます。
専用のローンカードを持ち歩く必要がなく、借入残高や次回返済期日などの確認ができて便利です。
メリット5.年会費などのお金がかからない
カードローンには年会費や解約金などがないため、返済時の利息以外に余計な費用がかかりません。
契約・解約にあたってコストがかからないため、ローンカードだけを発行して急な出費に備えておくのも良いでしょう。
メリット6.利用限度額までなら何度でも借りられる
カードローンは、利用限度額までなら何度でも自由にお金を借りられます。
通常、住宅ローンやマイカーローンなどのローン商品は、一括で借り入れた後は何度も借り入れをすることができません。
例えばカードローンの利用限度額が100万円だった場合は、100万円の範囲内であれば返済途中でも繰り返し借り入れが可能です。
また、利用限度額の上限までお金を借りても、返済すれば返済した分だけ新たに借りることもできます。
ただし、一部のATMを利用する際には、取引手数料や時間外手数料が発生するので注意が必要です。
何度も借り入れを行う人は、手数料がかからないATMを利用すると出費を抑えられます。
カードローンの注意点・デメリット
メリットの多いカードローンですが、注意点やデメリットも存在します。
- 借り過ぎになりやすい
- 金利が他のローンより高い
- 他のローンの審査に影響する
- 希望通りの金額が借りられるとは限らない
注意点・デメリットにも目を通して、賢くカードローンを利用しましょう。
借り過ぎになりやすい
カードローンは、一度契約すれば限度額の範囲内で繰り返し利用できるため、他のローン商品より借り過ぎになりやすい特徴があります。
過度な借り入れは返済額が大きくなり、返済できなくなる可能性が高くなります。
借り癖がついたり多重債務になったりしないように、計画的に利用することを心がけましょう。
金利が他のローンより高い
カードローンの金利は、基本的に他のローン商品より高めです。
以下の表に、目的別ローンの金利相場をまとめました。
銀行系カードローン | 金利(実質年率) |
---|---|
みずほ銀行カードローン | 年2.0%〜年14.0% |
三菱UFJ銀行カードローン | 年1.8%〜年14.6% |
三井住友銀行カードローン | 年1.5%〜年14.5% |
楽天銀行スーパーローン | 年1.9%〜年14.5% |
イオン銀行カードローン | 年3.8%〜年13.8% |
消費者金融系カードローン | 上限金利(実質年率) |
---|---|
アコム | 年3.0%〜年18.0% |
アイフル | 年3.0%〜年18.0% |
プロミス | 年4.5%〜年18.0% |
SMBC モビット | 年3.0%〜年18.0% |
住宅ローン | 金利 |
---|---|
PayPay銀行 | 年0.315%〜 |
りそな銀行 | 年0.340%〜 |
中央ろうきん | 年0.375%〜 |
マイカーローン | 金利 |
---|---|
横浜銀行 | 年0.9%〜 |
損保ジャパン | 年1.40%〜 |
カードローンの金利が高い理由は、担保・保証人が不要で資金用途が幅広いことが挙げられます。
一般的に、借入金額が少なくなるほど金利は高くなり、借入金額が多くなるほど金利は低くなるのです。
返済総額を少しでも抑えられるように、カードローンの上限金利をよく確認してから契約しましょう。
他のローンの審査に影響する
カードローンを契約すると、他のローン審査に影響する可能性があります。これは、実際の借入額だけでなく、利用可能枠までが残債と同じ扱いにされるからです。
例えば、実際の借入額が10万円でも、利用可能枠が100万円だった場合、他のローンで審査を受けるとき「100万円の借入がある」とみなされるかもしれないのです。
このようなリスクを避けるためには、契約するカードローンは必要最小限に抑えることが大切です。
希望通りの金額が借りられるとは限らない
カードローンでは、希望通りの金額が借りられるわけではありません。
利用限度額の決定は安定した収入や返済能力があるかなどを、総合的に判断するからです。
無理のない範囲で借り入れを行なって、毎月継続的に返済することが求められます。
上手な利用方法のコツ
ここでは、カードローンを上手に利用するコツをお伝えします。
- なるべく低金利のカードローンを利用する
- 繰り上げ返済・返済額の増額は積極的に行う
- 返済日は必ず守る
- 同時に複数のカードローンを申し込まない
- 返済シミュレーションを行う
「無理なく返済したい」「返済総額を少なくしたい」という人は、ぜひ目を通してみてください。
なるべく低金利のカードローンを利用する
低金利のカードローンを利用すると返済総額が少なくなり、毎月の返済負担を抑えることが可能です。
基本的に、銀行のカードローンは消費者金融系カードローンより金利が低い傾向にあります。
また取引状況に応じて優遇金利を設けているところも、銀行系カードローンならではの強みといえるでしょう。
ただし、消費者金融系カードローンの方が銀行より審査に通りやすい傾向があるので、自分に合った方を選択することが大切です。
なお、すでにカードローンを利用しており、月々の返済が苦しいと感じている場合、より低金利のローンに借り換えるという方法もおすすめです。
繰り上げ返済・返済額の増額は積極的に行う
カードローンは、返済期間が長引くほど利息総額が高くなります。
そのため、繰り上げ返済や返済額の増額によって、なるべく早く返済していくことが大切です。
臨時収入があったときは繰り上げ返済を、月々の生活費に余裕がある場合は返済額の増額を積極的に行いましょう。
返済日は必ず守る
カードローンの返済日は忘れずに返済を行いましょう。
返済日に支払いがなければ遅延損害金が発生したり信用情報にキズがついたりと、大きなデメリットにつながります。
遅延損害金の年率は貸付利率より高い傾向にありますし、延滞日数が長くなるほど高額になるので注意しましょう。
何度も返済に遅れて信用情報にキズがつくと、他のローンの審査に影響が出るだけではなく、カードローン自体が利用できなくなります。
今後自分が不利な状況に陥らないためにも、スマホのリマインダー機能で返済日を忘れないように設定するのがおすすめです。
同時に複数のカードローンを申し込まない
複数のカードローンを契約すると、当たり前ですが毎月の返済額が増えてしまいます。
返済日がバラバラでは、うっかり振込を忘れて損害遅延金が発生するかもしれません。
借入先はなるべく少なくして、返済管理がしやすい状態を維持しましょう。
返済シミュレーションを行う
カードローンを利用する際は、借り入れ前に返済シミュレーションを行うのがおすすめです。
「毎月いくら支払うのか」「完済するまでどれほど期間がかかるか」などがわかるので、月々の家計管理がしやすくなり、精神的な負担も減らせます。
なお、返済シミュレーションは、各カードローン会社がホームページ上で無料で提供しています。
返済金額や返済期間を整理することで、気持ちに余裕を持って利用できるようになるでしょう。
記事まとめ
この記事ではカードローンのメリット・デメリット、上手に活用する方法について解説しました。
カードローンはメリットが多いものの、無理な借り入れは返済が遅れて損害遅延金が発生したり信用情報にキズがついたりします。
カードローンの契約前には返済シミュレーションを行なって、無理のない返済計画で利用しましょう。