
カードローンはATMで一括返済できる!メリットやデメリット、事前に確認すべきポイントについて
カードローンで一括返済をするにあたって、ATMでの手続きを利用する方も少なくありません。
しかし、一括返済の方法はカードローンによって異なるため、「具体的なやり方や手数料の有無が知りたい」「そもそも自分が使っているカードローンはATMで一括返済できるの?」といった疑問を持つ人も多いでしょう。
本記事では、ATMでカードローンを一括返済するにあたって知っておきたい情報や注意点、具体的な手続き方法を詳しく解説します。
一括返済を検討しているカードローン利用者はもちろん、これからの借入で返済計画を立てておきたい方も、ぜひ本記事をご活用ください。
カードローンはATMで一括返済が可能
ATMでの一括返済は、多くのカードローンで対応しています。ATMで一括返済ができれば、時間や場所を気にせず返済できる点がメリットです。
利用できるATMは、自社ATMや銀行ATM、コンビニATMなどがあります。
ただし、実際に対応しているATMや、取引可能な金額はカードローンによって異なるため、事前に確認することが大切です。
ATMでの一括返済に対応しているカードローン、対応していないカードローン一覧
主なカードローンのうち、ATMでの一括返済に対応しているかどうかを調査したところ、下記の結果になりました。
ATMの一括返済に対応しているカードローン | ATMの一括返済に対応していないカードローン |
---|---|
アコム、アイフル、プロミス、SMBCモビット、レイク、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、楽天銀行、PayPay銀行、セブン銀行、auじぶん銀行、イオン銀行、東京スター銀行、ダイレクトワン、セントラル、JCB CARD LOAN FAITH | 住信SBIネット銀行、dスマホローン、ORIX MONEY、ベルーナノーティス、エイワ、フタバ、いつも、フクホー、Fマネーカード、アロー |
※口座振込での返済は除く
大手を中心に、様々なカードローン会社がATMでの一括返済に対応しています。
ATMで一括返済するメリットとデメリット
ATMでの一括返済はメリットが多い一方、いくつかのデメリットもあります。
- 24時間利用できるATMが多い(コンビニATMなど)
- 銀行窓口や振込よりも手続きが簡単
- 手続き後、即時に借入残高がゼロになる
- 取引限度額が設定されており、一度に全額を返済できない場合がある
- 手数料がかかる場合がある
- 硬貨が使えない場合がある
手続きのスピードや利便性の高さが魅力ですが、返済額に一定の制約があったり、コストが生じたりすることは覚えておきましょう。
カードローンをATMで一括返済するときの注意点
ここからは、実際にATMで一括返済をするときの注意点を解説します。
スムーズに手続きするための重要なポイントもお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
利用できるATMを確認する
一括返済できるATMはカードローンによって異なるため、借り入れているカードローンの対応ATMを確認しましょう。
カードローンのATMは、大きく分けると「自社ATM」と「提携ATM」があります。
- 自社ATM…自社で設置しているATM(銀行や一部消費者金融、クレジットカード会社などが提供)
- 提携ATM…他社の金融機関が設置しているATM
ATMによって利用手数料が変わる場合もあるので、事前に公式サイトで確認しておきましょう。
ATMの取引限度額を確認する
ATMには1回の取引で引き出せる上限額が設定されている場合があります。そのため、借入残高によっては1回での返済ができないかもしれません。
例えば、1回の取引上限が500,000円だった場合、それを超える金額は1回で返済できません。何回かに分けて手続きする必要があります。
手数料を確認する
ATMでの返済は、手数料が発生する場合もあります。
特に多いのは、コンビニATMを利用したときに手数料がかかるケースです。10,000円以下の返済なら110円、10,000円超の返済なら220円かかるのが一般的です。
また、夜間や休日に利用すると追加手数料が発生することもあります。
高くても数百円程度のコストですが、なるべくなら無料で利用できるATMを選ぶのがおすすめです。
硬貨が使えるか確認する
ATMでは硬貨が使えないものも多いため、端数を処理できない場合があります。
例えば、残高が「500,532円」だった場合、硬貨が使えないATMでは「500,000円」しか返済できず、端数の532円が残ってしまいます。
この場合、次回の返済日に引き落とされたり、ネットバンキングや振込での返済が必要になったりします。具体的な処理方法はカードローンによるため、事前に確認しておきましょう。
ATMでカードローンの一括返済をする方法
ATMでカードローンの一括返済をするときは、ローンカードを使った方法と、スマホATMを使った方法があります。
それぞれどのように行うのか、操作の流れを解説します。
ローンカードを使う場合
ローンカードが発行されている場合、下記の流れで一括返済が可能です。
- ローンカードをATMに入れ、暗証番号を入力
- 画面から「ご返済」を選択
- 現金を入れ、画面から「金額の読取」を選択
- 「確認」を押して完了
※利用するATMによって表記が異なる場合があります。
基本的には、ATMに表示される指示通りに操作すれば問題なく返済できます。
ただし、ローンカードを紛失すると利用できないため注意しましょう。
スマホATM(スマホアプリ)を使う場合
スマホATMとは、アプリのQRコード読み取り機能を使ってATMを操作する方法です。セブン銀行とローソン銀行が対応しています。
操作の流れは下記のとおりです。
- 事前にカードローンの公式アプリをダウンロード
- アプリで「スマホATMで借りる・返す」を選択し、QRコード読み取り画面を表示
- ATM画面で「引出し・預入れ・クレジット取引など」を選択
- ATM画面で「スマートフォン」を選択
- ATM画面にQRコードが表示されるため、アプリで読み取る
- ATM画面に従って操作し、返済完了
※利用するアプリやATMによって表記が異なる場合があります。
スマホATMは、ローンカードや暗証番号入力がいらないため、セキュリティ面にメリットがある返済方法です。
ただし、非対応のカードローンも多いため、事前に確認しておきましょう。
【カードローン別】ローンカードとスマホATMの対応表
下記は、ATMで一括返済が可能なカードローンのうち、それぞれどの方法に対応しているかを一覧にしたものです。
- クリックで表示
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カードローン ローンカード スマホATM(セブン銀行) スマホATM(ローソン銀行) アコム ◯ ◯ – アイフル ◯ ◯ ◯ プロミス ◯ ◯ ◯ SMBCモビット ◯ ◯ ◯ レイク ◯ ◯ – みずほ銀行 ◯ – – 三井住友銀行 ◯ – – 三菱UFJ銀行 ◯ – – 楽天銀行 ◯ – – PayPay銀行 ◯ ◯ ◯ セブン銀行 ◯ ◯ – auじぶん銀行 ◯ – – イオン銀行 ◯ – – 東京スター銀行 ◯ – – ダイレクトワン ◯ – – セントラル ◯ – – JCB CARD LOAN FAITH ◯ – –
※サービス変更により、利用できる方法が変わる場合があります。
返済方法の選択肢を広げたい場合、アイフルやプロミス、SMBCモビットなどがおすすめです。
まとめ
カードローンはATMで一括返済できますが、対応ATMや取引限度額、手数料などが異なります。
具体的な内容はカードローンによって様々なので、まずは公式サイトでチェックしましょう。
また、ATMが非対応でも、振込やインターネットバンキングで一括返済できる場合もあります。
利用中のカードローンがどのような方法を採用しているか確認し、手間とコストが少ない方法を選ぶのがおすすめです。