カードローン限度額を引き上げる3つのコツを解説!増額のメリットとデメリットも紹介
カードローンを利用していて、「限度額の引き上げをしたい」と思う方も少なくありません。
カードローンの限度額引き上げは、新規契約より審査が早いためスムーズな追加借入が期待できます。また、複数のカードローンで借りるより、返済管理がしやすい点も魅力です。
しかし、増額の際にも審査が必要となるため、「本当に限度額を上げられるのか?」と不安を感じる方もいるでしょう。
本記事では、カードローンの限度額を引き上げるためのポイントを詳しく解説。増額のメリットやデメリットも紹介するので、カードローン限度額の引き上げを検討している方はぜひ参考にしてください。
カードローン限度額を引き上げるコツ3選
カードローンの限度額を増額するために意識すべき3つのポイントを紹介します。
- 返済実績を積み上げる
- 他社の借入を減らす
- 収入を増やす
スムーズに審査を通過するために、これらのポイントをしっかりチェックしましょう。
①返済実績を積み上げる
カードローンの限度額を引き上げるためには、カードローン会社に返済能力があることを証明し、信用を得る必要があります。
その方法として大切なのが、毎月の返済を確実にこなして「返済実績」を作ることです。
増額審査では、これまでの利用履歴が確認され、限度額を引き上げても問題なく返済できるかどうかが判断されます。
返済実績がないと増額するべきかどうかの判断が難しいため、現状維持になる可能性があります。また、延滞履歴があると増額審査でもマイナス材料です。
地味で基本的なことですが、限度額を引き上げるためには避けて通れない道であるため、しっかりと返済実績を積み上げましょう。
②他社の借入を減らす
他社からの借入が多い場合、限度額の引き上げが難しくなる可能性があります。
カードローンの利用状況は信用情報機関によって管理されているため、金融機関であれば照会が可能です。増額審査のときもチェックされます。
他社の借入が多い場合、多重債務のリスクが高いと判断されやすいほか、総量規制に引っかかる場合もあります。カードローンは1社にまとめ、審査担当者の不安材料を解消しておきましょう。
③収入を増やす
カードローンの限度額を引き上げる際には、安定した収入があることもポイントです。
新規申し込みのときと同様、増額審査でも返済能力が重要となるため、収入が多いほど借入可能額は増えやすくなります。
反対に、増額を申請する際に収入が下がっていると、かえって限度額を下げられるケースもあるので注意しましょう。
カードローンの限度額を引き上げるメリットとデメリット
ここでは、カードローンの限度額を引き上げるメリットとデメリットについて解説します。
増額のメリット・デメリットをしっかり理解したうえで、限度額の引き上げを検討しましょう。
メリット:追加借入や金利の引き下げなど
カードローンの限度額を引き上げるメリットには、下記が挙げられます。
- 追加で借入できるようになる
- 適用金利が下がる可能性がある
- 借り換えで複数借入を1本化しやすい
とくに、限度額が高いほど適用金利が低くなるのは大きなメリットです。金利が1%変わるだけで、月々の返済額も最終的な利息総額も変わります。
たとえば、100万円の借入で返済期間が2年の場合、年利18.0%と年利15.0%では利息総額が30,000円以上の差になります。
金利 | 年18.0% | 年15.0% |
---|---|---|
毎月返済額 | 49,924円 | 48,486円 |
利息総額 | 198,176円 | 163,664円 |
返済総額 | 1,198,176円 | 1,163,664円 |
※返済方法は元利均等返済(毎月の返済額が固定される方式)で計算。
金利の引き下げが適用されれば、長期的に見て返済の負担を減らすことが可能です。
デメリット:借り過ぎや他社審査への影響など
カードローンの限度額を引き上げるデメリットとしては、下記が挙げられます。
- 借り過ぎになりやすい
- ほかのローン審査で不利になる恐れがある
限度額が増えたからといって無計画に借りすぎると、返済の負担が大きくなり、生活を圧迫してしまうリスクがあります。
また、借入限度額が増えることで「多重債務社になるリスクが高い」と判断され、住宅ローンなどで不利になる場合があるため注意しましょう。
増額審査の流れ
ここでは、多くのカードローンで見られる「増額審査の一般的な流れ」を紹介します。
具体的な手続き方法はカードローンによって異なるため、実際に申請する際は相談窓口などに問い合わせてみましょう。
STEP1.増額申請をする
まずはカードローン会社に増額したい旨を伝える必要があります。
増額申請の主な方法は、以下の通りです。
- Webサイト
- アプリ
- 窓口
- 電話
- 郵送
STEP2.必要書類を提出する
限度額の増額審査では、新規申し込みのときと同様に収入証明書類を求められる場合があります。
収入証明書類が必要となるケースは、以下の2つです。
- 1社の借入金額が50万円を超える
- 他社を含めた借入総額の合計が100万円を超える
源泉徴収票や確定申告書、給与明細書などを準備しておきましょう。
STEP3.審査~結果通知
増額申請後、カードローン会社は申請内容や信用情報機関のデータを元に審査を行います。
増額審査では「契約者が現在も同じ職場に在籍しているか」を確認するため、勤務先へ在籍確認の電話が入ることがあります。
審査結果は最短で当日にわかる場合もありますが、数日かかるケースもあるため、余裕をもって申請しましょう。
審査が完了すると、増額の可否や新しい利用限度額が電話やメールで通知されます。
まとめ
カードローンの限度額を引き上げるためには、返済実績を積み上げることや、他社の借入を減らすことが重要なポイントとなります。
増額に成功すれば金利が下がる可能性があり、カードローンの一本化もしやすくなるメリットがあります。
しかし、増額することで他のローン審査に影響を与えたり、限度額が引き下げられるリスクもあるため、慎重に判断することが大切です。
メリットとデメリットを踏まえたうえで、限度額を引き上げるべきか慎重に検討しましょう。