絶対通るカードローンがあるのか審査通過しやすくなるポイントや借入先も紹介

「急な出費で今すぐお金が必要だけど、審査に通るか不安」

「色々なカードローンがあるけれど、絶対通る会社はあるの？」

急な出費でも頼りになるカードローンですが、審査に通るか不安な方もいるでしょう。

絶対通るカードローンはありませんが、審査に通りやすくする方法や借入先はあります。

この記事では、絶対通るとは限りませんが、審査に通りやすくなるポイントを解説します。

比較的通過しやすいといわれる消費者金融も紹介するので、カードローンの選び方に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

【結論】絶対通るカードローンはない

絶対通るカードローンはないものの、審査に通りやすくする方法はあります。

そもそもカードローンを利用する際は、審査する必要があると貸金業法十三条で定められています。

収入や職業・過去の借入状況などの項目から、返済能力があるかを確認しているからです。

第十三条　貸金業者は、貸付けの契約を締結しようとする場合には、顧客等の収入又は収益その他の資力、信用、借入れの状況、返済計画その他の返済能力に関する事項を調査しなければならない。
引用：e-Gov法令検索「貸金業法第十三条」
https://laws.e-gov.go.jp/law/358AC1000000032#Mp-Ch_2-Se_2-At_13

仮に「審査なし」や「誰でも借りられる」などと宣伝している金融機関があった場合、法律違反の可能性が高いので注意してください。

第十六条　貸金業者は、その貸金業の業務に関して広告又は勧誘をするときは、貸付けの利率その他の貸付けの条件について、著しく事実に相違する表示若しくは説明をし、又は実際のものよりも著しく有利であると人を誤認させるような表示若しくは説明をしてはならない。
引用：e-Gov法令検索「貸金業法第十六条」
https://laws.e-gov.go.jp/law/358AC1000000032#Mp-Ch_2-Se_2-At_16

正規の金融機関であれば必ず審査しますが、通過する基準は各社で異なります。

各金融機関が独自に審査基準を設けているため「A社には通らなかったが、B社では通過できた」ケースがあるのも事実です。

絶対通るカードローンはありませんが、収入の安定や借入が少ないなど「より審査に通りやすい」条件を整えるのが大切です。

カードローンを検討している場合は、複数の金融機関を比較し、計画的に返済できる会社を選びましょう。

審査を通過させやすくするポイント

絶対通るカードローンはなくても、審査に通りやすくする方法はあります。

ここでは、カードローンの審査を通過させやすくするポイントを紹介するので、申込前の参考にしてください。

借入希望額を低く設定する

カードローンの審査を通過するには、借入希望額を低く設定するのがポイントです。

年収に見合わない借入希望額を希望すると、月々の支払額が高くなり、きちんと返済できない可能性があります。

借入希望額が年収に見合っていない場合、金融機関はリスク回避のため審査が慎重になるでしょう。

一方で借入希望額が少額の場合、利用者が返済できる可能性が高いと判断し、審査に通りやすくなります。

初めての申し込みではいきなり高額を希望せず、必要最低限の金額に設定し、返済を継続すると信用度向上につながります。

虚偽申告をしない

審査を有利に進めるためにも、収入や職業、借入理由などの項目で虚偽の申告をしてはいけません。

虚偽申告の具体例は、以下のとおりです。

• 年収を実際よりも多く申告する
• 雇用形態はパートであるのに正社員と偽る
• 他社から借入の有無や金額を偽る

事実と異なる情報を申告すると金融機関の信用を損ね、審査が認められないだけでなく、詐欺罪を問われる可能性もあります。

金融機関は、個人情報以外にクレジットカードやローンなどの取引状況もチェックしています。

虚偽の申告をしても調べればわかる項目であるため、信用を失って今後の借入ができなくならないよう正しく申告しましょう。

急ぎかつ確実に借りたいなら銀行系よりも消費者金融がおすすめ

緊急で資金が必要な場合、銀行系よりも消費者金融の方が審査に通りやすく、スピーディーな対応が期待できます。

銀行系カードローンは、2018年1月から一般社団法人全国銀行協会によって即日融資が禁止されました。

金利が低いメリットがある反面、審査が厳しく結果がわかるのに時間がかかってしまいます。

一方で消費者金融は、銀行よりも比較的審査基準が柔軟であり、即日融資や短時間での審査完了できるのが特徴です。

申し込み後に契約した際の割合を示した審査通過率を公表しており、40％を超えている場合は審査に通りやすいと判断できるでしょう。

審査に通りやすくすぐにお金が必要な方は、即日融資ができる消費者金融を利用するのがおすすめです。

比較的審査が通りやすいカードローン借り入れ先3選

比較的審査が通りやすいカードローンの借入先を、以下にまとめました。

審査通過率NO.1

アコム

審査通過率

42.0%

金利（実質年率）

3.0～18.0%

融資スピード

最短20分

おすすめ度



公式サイトへ

最短3分で借入可能

プロミス

審査通過率

35.5%

金利（実質年率）

4.5〜17.8%

融資スピード

最短3分

おすすめ度



公式サイトへ

国内最大手カードローン

アイフル

審査通過率

34.1%

金利（実質年率）

3.0～18.0%

融資スピード

最短18分

おすすめ度



公式サイトへ

絶対通るとはいい切れませんが、審査が通りやすいカードローンの特徴を紹介するので参考にしてください。

アコム

「初めてのアコム」で有名なアコムは、三菱UFJファイナンシャル・グループが提供するカードローンです。

アコムは審査通過率がもっとも高く、2024年4〜8月のマンスリーレポートでは42.0％です。

出典：アコムマンスリーレポート　2024年4〜8月
https://pdf.irpocket.com/C8572/I7Sq/DiHJ/MpW4.pdf

申込者の信用状況に応じた柔軟な審査が行われるうえ、初回に限り30日間は無金利であるため、初めてでも安心して利用できるでしょう。

最短20分での即日融資に対応しており、急ぎで資金が必要な場合も迅速に対応できます。

スマートフォンで完結するWeb申し込みだけでなく、24時間利用できる無人契約機による来店・電話や郵送での契約も可能です。

公式ページでは、借り入れ可能か仮審査する「3秒スピード診断」が利用できます。

生年月日・税込の年収・他社での借り入れ金額を入力すると、利用可能かすぐに確認できます。

借り入れできるか不安な方は、事前にチェックしておきましょう。

プロミス

プロミスはSMBCグループのSMBCコンシューマーファイナンスが提供するカードローンです。

プロミスはアコムに次いで審査通過率が高く、2024年8月の月次データでは35.5％です。

出典：プロミス月次データ　2024年8月
https://www.smbc-cf.com/data/2024/09/md2025_0913.pdf

上限金利は17.8％と3社のなかではもっとも低い金利で、初回契約時には「30日間無利息サービス」が適用となるため、安心して利用できます。

最短3分で審査が終了し即日融資が受けられるのは、プロミスの魅力といえるでしょう。

契約にはパソコンやスマートフォンで完結するWebからの申し込みだけでなく、自動契約機による来店や電話申し込みも可能です。

アイフル

アイフルは国内最大手の消費者金融で、多くの方が利用するカードローンです。

2024年8月の月次データにおける審査通過率は34.1％と、3社のなかでは低いですが、2社目以降に利用されています。

出典：アイフル月次データ　2024年8月
https://www.aiful.co.jp/group/ir/pdf/MD202408.pdf

アイフルは大手消費者金融のなかで唯一、銀行グループに属さないため、独自の審査基準を持っているといわれています。

他の金融機関で審査に落ちた方でも利用できる可能性があるため、検討してみてください。

アイフルでも他の2社同様に、初回契約時は30日間利息0円で借り入れ可能です。

原則来店せずにWeb申し込みで完結し、最短18分で融資が受けられるため、早急にお金が必要な方にもおすすめです。

公式ページでは、融資が可能か診断する「1秒診断」が利用できます。

Web上で年齢・年収・他社での借入額を入力すると、最短1秒で借り入れの可否を確認できます。

借り入れできるか知りたい方は、事前に確認してみましょう。

記事まとめ：絶対通るとは限らないが通過しやすい機関は存在する

絶対通るカードローンはありませんが、審査に通過しやすい金融機関は存在します。

ただし、審査に通過しやすい機関でも、必ずしも借り入れできるとは限りません。

通過しやすくするには、借り入れ希望額を少なくしたり、虚偽の申告をしないようにしたりする必要があります。

銀行系カードローンに比べると、アコムやプロミス・アイフルなどの消費者金融の方が、審査に通りやすい傾向があります。

それぞれの金融機関によって審査基準は異なるため、しっかり比較し無理なく返済できるカードローンを利用しましょう。

菱村真比古

ファイナンシャルプランナー

10種の金融資格と中高の教員免許を持つ異色のファイナンシャルプランナー。NISA、住宅ローン、社会保障制度などが複雑に絡み合うライフプランを明快シンプルに紐解きます。中でも《菱村式老後資金計算法》は将来に不安を抱える子育て世代に好評。生命保険と金融サービス業界の最高水準として世界中で認知されている独立組織MDRTの正会員。『お金のエキスパート』として講演や営業マンの育成など幅広い領域で活動している。

【資格情報】
・住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー
・日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー
・生命保険協会認定トータルライフコンサルタント
・CCAA クレジットカードアドバイザー
・相続診断協会認定 相続診断士