カードローンの金利相場を紹介!金利や利息を抑え支払い負担を減らす方法も解説
カードローンを利用する際は、借り入れ先や返済方法、返済期間などで金利や利息が変動します。
カードローンの借入先を比較検討しないで決めたり、最低金利だけで決めたりすると後悔する可能性もあるので、金利相場を知るのは重要です。
本記事では、カードローンの金利相場を銀行系と消費者金融系にわけて解説したうえで、カードローンの金利を抑える方法を5つ紹介します。
カードローンを相場より低金利で利息を抑えて活用したいと考えている方は参考にしてください。
カードローンの金利相場
カードローンの金利相場は借入先や返済期間、利用金額などで変化しますが、一般的には年3.0%~18.0%の金利相場とされています。
カードローンの借入先は銀行系と消費者金融系があり、銀行系カードローンの金利が3%~5%安くなる傾向があります。
一方で、相場では金利が高くなりますが、消費者金融系は銀行系と比べて審査が早いのが特徴です。
ここからは、銀行系と消費者金融系の金利相場の違いや特徴について以下で解説します。
銀行系カードローンの場合
銀行系の金利相場は年1.5%~14.79%です。
代表的な銀行カードローンの金利を以下の表にまとめました。
銀行名 | 金利(年利) |
---|---|
みずほ銀行 | 2.0%~14.0% |
三井住友銀行 | 1.5%~14.5% |
三菱UFJ銀行 | 1.8%~14.6% |
りそな銀行 | 1.99%~13.5% |
住信SBIネット銀行 | 2.49%~14.79% |
住宅ローンを組んでいる場合は同じ銀行を選ぶと金利を抑えられたり、返済をする際、コンビニのATMやネットバンクに対応したりしています。
カードローン審査は最短で当日から2営業日かかるケースがあります。
土日祝日は対応できない場合があるので、必ず確認しておきしょう。
低金利プランや初回のみ無利息のプランもあるため、金利を抑えたい際は検討するのがおすすめです。
消費者金融系カードローンの場合
消費者金融系の金利相場は年3.0%~18.0%です。
代表的な消費者金融カードローンの金利を以下の表にまとめました。
消費者金融名 | 金利(年利) |
---|---|
アイフル | 3.0%~18.0% |
アコム | 3.0%~18.0% |
レイク | 4.5%~18.0% |
プロミス | 4.5%~17.8% |
SMBCモビット | 3.0%~18.0% |
消費者金融系の方が銀行系の金利相場と比べて数%金利が高くなっています。
デメリットに感じる消費者金融系のカードローンですが、審査自体は銀行系より通りやすく、最短5分で審査を通せるメリットもあります。
金利相場との差だけで判断しないよう注意しましょう。
借入・返済手続きをアプリやホームページからいつでもできるので、スムーズな借入が可能です。
消費者金融系カードローンを検討する際は、金利相場以外にも利用したいタイミングを考慮して選ぶのをおすすめします。
カードローンの金利や利息を抑えるための5つの方法
カードローンは借入や返済方法を工夫すると金利を抑えられます。
金利(年利)は借り入れた金額にかけられ、返済する際の手数料として支払う利息が決まります。
金利が低いほど利息が減り支払いの総額を抑えられるので、カードローンを利用する際は重要な要素です。
カードローンの金利を抑えるための方法を5つ紹介します。
利息0期間を利用する
借り入れる金融機関によっては「利息0期間」を設定している場合があります。
利息が0円となるので、支払う金額は借りた金額と同じになり、お得にカードローンを利用可能です。
ただし、返済期間が決まっていたり、初回利用時のみのサービスだったりと制限があるケースもあります。
利息0期間の利用を検討する際は、自分が対象になるか確認したうえでサービスを利用しましょう。
まとまった金額を借りる
まとまった金額を借りられるように高い利用限度額に設定して契約すると、金利を抑えられる可能性が高くなります。
カードローンのプランによってかわり、10%以上の金利差が出るのもあります。
金利は利用限度額で決まっており、利用限度額の高い方が金利を低くできるからです。
ただし利用限度額をあげるには、初回契約時よりも審査難易度が上がるので、長期間の返済実績や十分な返済能力の証明などが必要です。
同じカードローンで借り入れた際に、利用限度額の違いで金利がどう変化するかの例を以下の表にまとめました。
利用限度額 | 金利 |
---|---|
10万円 | 年14.2% |
150万円 | 年10.5% |
利用限度額まで借りる必要はないので、低金利で契約したい際、まとまった金額を借りられるよう高い利用限度額に設定しましょう。
返済期間を短く設定する
返済期間を短く設定すると、同じ金利でも利息を減らせます。
利息は返済期間の日数を掛け算した計算で決まるためです。
利息は以下の式より算出されます。
利用金額(円)×金利(%)×返済期間(日)÷365=利息
利用金額10万円、金利18%で返済期間を変えた場合の例を以下の表にまとめました。
返済期間 | 利息額 | 返済総額 |
---|---|---|
1ヶ月 | 1,479円 | 101,479円 |
半年 | 8,876円 | 108,876円 |
1年 | 18,000円 | 118,000円 |
2年 | 36,000円 | 136,000円 |
長期間借りれば1度に支払う返済負担は少なくなりますが、返済総額は増えます。
支払い負担のバランスを考えたうえで、返済期間を短くした方が最終的に支払う総額が少なくなるので、利息を抑えたい際は返済期間から検討しましょう。
一括返済や繰上返済を利用する
一括返済や繰り上げ返済をすると、利息を抑えられます。
返済期間を減らせるため利息の削減につながり、返済総額を減らせるからです。
利息の計算方法は、返済期間の日数を掛け算しているので、返済期間が減ると利息も減らせます。
一括返済と繰り上げ返済それぞれの違いは以下のとおりです。
一括返済 | 一度に残りの返済額を支払う |
---|---|
繰り上げ返済 | 毎月の返済に追加で繰り上げて支払う |
繰り上げ返済は支払い期間を短くできますが、繰り上げ返済の他に該当月の返済も行う必要があるので注意が必要です。
お金に余裕ができたタイミングで一括返済や繰り上げ返済を検討すると、支払い期間を減らし利息を減らせるので返済の前倒しも検討してみましょう。
銀行系カードローンを利用する
金利の低いカードローンを利用したい場合は、銀行系カードローンの利用を検討しましょう。
銀行系カードローンは消費者金融系カードローンより金利が10%以上も低いケースがあるからです。
銀行系の金利相場は年1.5%~14.79%、消費者金融系の金利相場は年3.0%~18.0%と差があります。
ただし、銀行系カードローンは審査までに時間がかかり、厳しい審査基準を設けられているケースがあります。
銀行の営業日にしか対応できないケースもあるので、土日祝日をはさむと時間がかかってしまうでしょう。
一方で、消費者金融系カードローンでは最短5分で借入できたり、電話で24時間対応したりできるので緊急で借入したい場合おすすめです。
相場との金利差や審査の簡便さなどを考慮して自分で使いやすいカードローンを検討してください。
記事のまとめ
カードローンの金利相場は年3.0%~18.0%とされています。
消費者金融系カードローンより銀行系カードローンの方が金利が低くなるので、返済総額を低くできる傾向があります。
一方で、消費者金融系カードローンは審査が迅速ですぐに借り入れられるので、まとまったお金がどのタイミングで必要か検討すると良いでしょう。
金利や利息を抑えられるとカードローンの負担を減らせるのでおすすめです。
金利相場と借り入れるタイミングや審査の難易度を考慮してカードローンを検討しましょう。