カードローン審査に必須な年収項目が審査へ影響する点や記入する際のポイントを解説
カードローンの利用を検討されている中で、年収のことについて気になる方は多いと思います。
年収が低いから審査に通るか不安・・・
年収を記入する意味ってなんだろう?
年収が低くても借りられるカードローンはありますが、申し込みの際に嘘の年収や情報を記入することは絶対に避けましょう。
この記事では、カードローン審査で年収を記入するときのポイントや注意点について解説します。
年収はカードローン審査に大きな影響を及ぼす
カードローンの審査は、返済能力の観点から年収も判断基準となります。
借入可能枠を決めるため
借り手の年収は最も重要な基準の一つです。
年収が高い方ほど、カードローンの利用限度額の上限が大きくなる傾向にあります。
消費者金融の場合は、総量規制が適用されます。
これは、借入可能な額の上限を年収の3分の1程度に制限するという制度で、重債務者の増加を防ぎ、借り手の生活を守ることを目的としています。
複数の業者から借入れを行っている場合も、合計額の3分の1である必要があります。
対象となる借入れ | カードローン/キャッシング/消費者金融からの借入れ |
---|---|
対象外となる借入れ | 住宅ローン/自動車ローン/教育ローン/医療費を目的とした借り入れ/事業資金としての借入れ(個人事業主の場合) |
対象外となる借入れは総量規制は適応されません。
返済能力の有無を確認する
返済能力とは、借りたお金を利息を含めて期限内に返済できる見込み能力のこと指します。
返済能力の有無を確認することは、借入を行う際に非常に重要です。
貸金業者は、申込者が借りたお金を無理なく返済できるかを判断するために年収を確認します。
高い年収があれば返済能力が高いと見なされやすく、審査に通りやすくなります。
年収の判断基準
年収によりカードローン融資金額の上限が判断されますが、貸金業者によって規定の目安が変わります。
年収の判断基準としては以下の通りです。
銀行カードローン | 年収の1/3~1/2程度が上限となることが多い。 |
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消費者金融系カードローン | 総量規制により、年収の1/3まで。 |
カードローン審査で求められる年収の目安
カードローン審査には、必ず安定した収入を求められます。
収入のない方や継続的な収入が見込めない方については、審査申し込みの段階で断られる可能性もあります。
最低年収は100万円以上の場合が多い
具体的な金額は明示されないことが多いですが、一般的に100万円以上の年収が必要とされる場合が多いとされています。
パートやアルバイトでも、継続的に収入があれば申し込み可能なローン商品もあるため、事前に申し込み要項を確認しましょう。
パートやアルバイトも審査可能
年収が低くても、定期的な収入があれば、大学生やパート、アルバイトでもカードローンの審査申し込みができる貸金業者も存在します。
大学生やパート、アルバイトの収入でカードローンの審査を受ける場合には安定性や返済能力が重要なポイントとなります。
収入証明書を提出し、収入の安定性をアピールすることで審査通過の可能性を高めることができます。
また、申し込みの際には借入額を低く設定することも大切です。
大学生やパート、アルバイトの申し込みがそもそもできないカードローンもあるため、事前に必ず申し込み要項を見るようにしましょう。
審査に通りやすくなるポイント
ここからは、申し込みの前に抑えておくことで審査に通りやすくなるポイントを解説します。
借入希望額を抑える
借入限度額の上限が高いほど返済能力が重視されるため審査が厳しくなり、融資を受けられなくなる可能性が上がります。
借入可能枠の上限を低めに設定することで審査に通りやすくなる可能性があります。
そして、将来の返済負担を軽減し、生活を安定させることにも繋がります。
借入可能枠の上限を増額したい場合には、カードローン会社で長年にわたる実績を積むことにより信用を得ることができます。
信用を得ると、借入可能枠を増額できる可能性があります。
しかし、決まった返済日までに返済できないことが重なるとカードローン会社の信用を損ねてしまうことになります。
返済日はしっかり守ることを心がけましょう。
信用情報を確認する
以下の3つの信用情報機関が存在し、それぞれカードローン顧客の信用情報を取り扱っています。
信用情報機関 | 対象 |
---|---|
CIC(株式会社シーアイシー) | 主にクレジットカード/消費者金融/携帯電話の分割購入情報を扱う |
JICC(株式会社日本信用情報機構) | 主に消費者金融系のカードローン |
KSC(全国銀行個人信用情報センター) | 銀行/信用金庫など銀行系カードローン |
信用情報機関に情報開示請求を行い、自分の申し込み履歴や信用スコアを確認することができます。
引用:CIC(株式会社シーアイシー)「情報開示までの流れ」
https://www.cic.co.jp/mydata/online/index.html
JICC(株式会社日本信用情報機構)「開示を申し込む」
https://www.jicc.co.jp/kaiji
KSC(全国銀行個人信用情報センター)「本人開示の手続き」
https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/open/
審査に関する注意点
虚偽の申告は厳禁
金融機関や貸金業者に対して、借入れ申請時に虚偽の申告を行うことは、法律や契約上の観点から問題があります。
年収を偽って申告した場合、審査で発覚すると申込が拒否されるだけでなく信用情報に記録される可能性もあります。
貸金業者とのやり取りの中で、信用は第一優先事項です。
虚偽の申告で審査に通った場合でも自分の返済能力に合わない借入れは、過剰債務となり返済できなくなるなどのトラブルも起こり得ます。
継続的な副業収入は考慮される
副業を年収に含めることは可能です。
カードローンの申請時に、本業とは別の副業からの収入も合算して申請することが認められています。
ただし、以下の条件を満たす必要があります。
- 副業が単発でなく、安定した収入であること
- 証明書類を提出できること
副業の収入が一時的なものや不定期な場合、審査で評価されにくいことがあります。
副業の収入を証明するための書類が必要です。
短期間での複数申し込みを避ける
カードローンやクレジットカードを申し込む際、短期間に複数の申し込みを行うことは信用情報や審査において悪影響を及ぼす可能性があるため避けるべきです。
短期間に複数の申し込みを行うと、銀行や消費者金融から資金繰りに困っていると判断される可能性があります。
最後の審査申し込みから最低でも1ヶ月は期間を空けるようにしましょう。
記事のまとめ
この記事では、カードローン審査で年収を記入するときのポイントや注意点について解説してきました。
カードローンの審査では、年収はとても重要な基準です。
しかし、他にも返済能力や信用情報が総合的に評価されます。
年収が低い場合でも、借入限度額の上限を抑えたり、収入の継続性を示すことで審査に通る可能性があります。
カードローン会社との信用を構築することを心がけ、虚偽の申告をすることは避けましょう。
自身の収入に見合った無理のない借入れを心がけることが大切です。