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カードローンの年齢制限の範囲は?審査に与える影響も解説
カードローンの年齢制限の範囲は?審査に与える影響も解説
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カードローンの年齢制限の範囲は?審査への影響と注意点を解説

カードローンには年齢制限があるため、自身が利用できるか確認する必要があります。

カードローン会社によって異なりますが、一般的な年齢制限は20歳〜69歳です。

この記事ではカードローン各社の年齢制限一覧と、若年層と高年層の審査に与える影響についてお伝えします。

カードローンの利用を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

カードローンの年齢制限は20歳~69歳が一般的

カードローンの年齢制限は20歳~69歳が一般的

カードローンの年齢制限は金融機関や消費者金融で異なりますが、おおむね20歳〜69歳です。

2022年4月の法改正で成人年齢は18歳に引き下げられましたが、カードローンの年齢制限としては20歳以上としているケースが多くなっています。

ここでは銀行カードローンと消費者金融カードローンにわけて、それぞれの年齢制限を確認しましょう。

銀行カードローンの年齢制限一覧

主な銀行カードローンの年齢制限を一覧にしました。

自身が年齢制限の範囲内か確認してみてください。

銀行カードローン 年齢制限
みずほ銀行カードローン 満20歳以上満66歳未満
三井住友銀行カードローン 満20歳以上69歳以下
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 満20歳以上65歳未満
ソニー銀行 満20歳以上65歳未満
りそなプレミアムカードローン 満20歳以上満66歳未満
セブン銀行カードローン 満20歳以上満70歳未満
オリックス銀行カードローン 満20歳以上69歳未満
PayPay銀行カードローン 満20歳以上70歳未満
楽天銀行スーパーローン 満20歳以上62歳未満(パート・アルバイト、専業主婦の場合は60歳以下)
auじぶん銀行カードローン 満20歳以上70歳未満
SBIネット銀行カードローン 満20歳以上65歳以下
イオン銀行カードローン 満20歳以上満65歳未満

成人年齢は18歳になりましたが、銀行カードローンは年齢制限を満20歳以上に設定していることがわかります。

消費者金融カードローンの年齢制限一覧

主な消費者金融カードローンの年齢制限をまとめたのでご覧ください。

消費者金融カードローン 年齢制限
アコム 20歳以上
アイフル 満20歳以上69歳
プロミス 18歳〜74歳(高校生と収入が年金のみの人は不可)
レイク 満20歳以上70歳以下
SMBCモビット 満20歳〜74歳

消費者金融カードローンは、銀行と比べて年齢制限の幅が広いのが特徴です。

プロミスは満18歳以上であれば借りられますが、高校生は利用できません。上記の表にはない消費者金融に関しても、高校生の利用は原則禁止となっています。

年齢によるカードローン審査への影響

年齢によるカードローン審査への影響

カードローン審査では継続的に返済できるという、収入の安定性をもっとも重視します。

そのため、年齢は低すぎても高すぎても審査に影響を及ぼします。

ここからは、年齢によって具体的にどのような影響があるのか、詳しく解説していきます。

18~19歳は借入可能なカードローンが少ない

18〜19歳で借入可能なカードローンは、限りがあります。

日本賃金業協会の2021年度調査によると、協会員の25.0%が2022年4月以降に18〜19歳を貸付対象とすると発表しました。

参照:日本賃金業協会「若年層の顧客に対する貸付方針・取組状況等に関する調査結果」

25.0%という数字からわかるように、18〜19歳を貸付対象としたカードローンはまだまだ少ないことがわかります。

なお、高校生は満18歳でも経済的に自立していないことが大半なので、カードローン審査においては一律で弾かれる可能性が高くなります。

60代以上は審査で不利

60代以上はカードローンの審査に通りにくくなるので、注意が必要です。

主な理由は2つで、「収入の不安」と「健康面の不安」が挙げられます。

60代以上になると定年退職を迎えたり働く時間が短くなったりと、年収が低くなる人が大半です。

貸す側としては「返済が難しくなるのでは?」と、審査が慎重にならざるを得ません。

また、60代になると大きな病気にかかって働けなくなるリスクが高まるので、どうしても審査は厳しくなります。

こうしたリスクが貸し手側にあることから、高齢者の借入は難しくなっています。

年金以外の収入源を求められる

多くのカードローンは、収入が年金のみだと審査に落ちてしまいます。

年金のみだと生活費の支出でほとんど使ってしまい、返済すると余裕がないとみなされるためです。

ただし、自営業やパート・アルバイト、アパートやマンションの不動産収入といった、年金以外の安定した収入が必要です。

基準はカードローン会社によるため、事前に申し込み条件を確認してみましょう。

上限年齢になると契約更新できなくなる

カードローンの上限年齢に達すると、契約更新ができません。

仮に68歳でカードローンを契約できても、69歳で利用停止になるケースを想定しておく必要があります。

もし追加で借り入れをしたい場合は、上限年齢に達する前に行いましょう。

何歳まで利用できるかは、カードローンの利用規約を確認するか問い合わせてみることが大切です。

なかには80歳まで申し込めるカードローンも存在するので、必要に応じて切り替えることをおすすめします。

収入があっても未成年はカードローンを利用できない

未成年の場合は、仮に収入がある社会人でもカードローンを利用できません。

未成年がカードローンを利用できない理由の1つに、未成年者取消権があります。

未成年者取消権とは、未成年が親の同意を得ずに契約したものを、なかったことにできる権利のことです。

第五条 未成年者が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない。ただし、単に権利を得、又は義務を免れる法律行為については、この限りでない。
2 前項の規定に反する法律行為は、取り消すことができる。

引用:民法第5条第1項、第2項

カードローン会社は未成年と契約を結んでも、返済されないリスクがあることから未成年を利用対象外としています。

「制限なし」は違法業者なので利用しないよう注意

「制限なし」は違法業者なので利用しないよう注意

制限なしを謳っているカードローン会社は、違法業者の可能性が高いです。

カードローンに、年齢制限なし・審査なしで即日融資といった商品は存在しません。

怪しい商品を見つけたら、上限金利が適切な範囲内かどうかを確認してみてください。

なお、利息制限法で定められているカードローンの上限金利は、年15.0%〜20.0%です。

借入金額 金利上限
10万円未満 年20%
10万円以上100万円未満 年18%
100万円以上 年15%

記事まとめ

記事まとめ

カードローンの年齢制限は会社ごとに異なるものの、おおむね20歳〜69歳です。

高齢者は年金以外の収入を求められることが多いため、収入源を確保しておくことをおすすめします。

また、20歳以下や80歳で利用できるカードローンも存在するので、自分に合った商品を選ぶことが大切です。

監修者プロフィール
菱村真比古
菱村真比古
ファイナンシャルプランナー
10種の金融資格と中高の教員免許を持つ異色のファイナンシャルプランナー。NISA、住宅ローン、社会保障制度などが複雑に絡み合うライフプランを明快シンプルに紐解きます。中でも《菱村式老後資金計算法》は将来に不安を抱える子育て世代に好評。生命保険と金融サービス業界の最高水準として世界中で認知されている独立組織MDRTの正会員。『お金のエキスパート』として講演や営業マンの育成など幅広い領域で活動している。

【資格情報】
・住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー
・日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー
・生命保険協会認定トータルライフコンサルタント
・CCAA クレジットカードアドバイザー
・相続診断協会認定 相続診断士 
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