カードローンは何歳から利用できる?危険なローンの特徴も詳しく紹介
カードローンの利用を検討している方の中には、「何歳から利用できるの?」と疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
カードローンは、担保や保証人が不要で、資金の使い道も自由なため、比較的借りやすいのが特徴です。
しかし、カードローンは返済能力のある人にのみ貸し付けを行うため、利用できる年齢には制限があります。
本記事では、「カードローンは何歳から利用できるのか?」という疑問をお持ちの方向けに、カードローンの年齢制限について詳しく解説します。
カードローンは最低18歳から利用可能
カードローンを契約するためには、原則として成人年齢に達している必要があります。
2022年4月から民法の定める成人年齢が引き下げられたため、カードローンは18歳から利用可能です。
ただし、実際に何歳から借りられるかはカードローンによって異なるため、確実に18歳で借りられるわけではありません。
主なカードローンの年齢制限一覧
下記は、主なカードローンが何歳から借りられるかまとめた表です。
商品 | 年齢制限 |
---|---|
アイフル | 20〜69歳以下 |
プロミス | 18〜74歳以下 |
アコム | 20歳〜 |
レイク | 20〜70歳以下 |
SMBCモビット | 20〜74歳以下 |
みずほ銀行 | 20〜66歳未満 |
三菱UFJ銀行 | 20〜65歳未満 |
三井住友銀行 | 20〜69歳以下 |
セブン銀行 | 20〜満70歳未満 |
PayPay銀行 | 20〜70歳未満 |
10社以上ある商品のなかで、18歳から利用できるのはプロミスのみです。
ほとんどのカードローンは、20歳以上から利用可能となっています。
実際の年齢制限は「20歳~70歳」が一般的
カードローンの年齢制限で多いのは、「20歳から70歳以下」というパターンです。理由としては、若すぎても高齢すぎても収入や判断能力などの面で不安があり、返済できなくなるリスクが高いためと考えられます。
なお、カードローンによって「以上・以下」「未満」など表記が異なるため、それぞれの意味もしっかり把握しておきましょう。
以上・以下 | 数字を含む(「70歳以下」なら満70歳まで、71歳になったらNG) |
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未満 | 数字を含まない(「70歳未満」なら満69歳まで、70歳なったらNG) |
18歳でも高校生だと借入できない
18歳から利用できるカードローンでも、高校生の場合は借り入れができないのが一般的です。
これは、高校生は基本的に自立しておらず、返済能力が低いと判断されるためです。
年度初めの4月に18歳となっても、カードローンの契約は卒業まで待つ必要があります。
高齢者は「申し込み年齢」と「利用可能年齢」の違いに注意
高齢者がカードローンを利用する際は、「申し込み年齢」と「利用可能年齢」の違いにも注意が必要です。
- 申し込み年齢…カードローン申し込み時に必要な年齢
- 利用可能年齢…契約後にローンの利用ができる年齢
たとえば申し込み年齢が「20歳以上69歳以下」だった場合、申し込みは69歳まで可能ですが、70歳以降は契約が更新されません。
計画的に利用するには、いくつまで借りられるかをあらかじめ確認しておきましょう。
「何歳からでも借入可能」なローンは危険
一部のカードローンには、「何歳からでも借入可能」と明記されている商品があります。
年齢制限がなく、誰でも申し込める点に魅力を感じる方もいるかもしれませんが、「年齢不問」「誰でも借入可能」とうたっているカードローンは違法業者の可能性が高いため注意が必要です。
違法業者から借り入れると、法外な金利を請求されたり、返済が終わらず借金地獄に陥ったりするリスクがあります。
安全にお金を借りるためにも、「何歳からでも申し込める」ローンには手を出さず、正規の金融機関が提供するカードローンを選ぶようにしましょう。
年齢を気にせずお金を借りるためのコツ
「年齢を気にせず利用できるローンはないの?」と考えている方もいるかと思います。
ここでは、年齢に左右されずに借入をするための3つのポイントを紹介します。
自身に合ったローンを利用する
年齢制限を気にせず借入をしたい場合は、自分の年齢に合ったローンを選ぶことが大切です。
たとえば、18歳以上の学生であれば「学生ローン」が利用しやすい選択肢となります。学生ローンは文字通り学生をターゲットとしているため、アルバイトなどで一定の収入があれば審査に通りやすいローンです。
一方、70歳以上の方は「シニアローン」がおすすめです。シニアローンは、一般的なカードローンよりも利用可能な年齢の上限が高く、80歳まで利用できる商品も存在します。
年齢に応じた適切なローンを選ぶことで、スムーズな審査や借入が期待できます。
公的融資制度を使う
低所得層など一定の条件を満たす場合は、公的融資制度の利用も検討してみましょう。
生活福祉資金貸付制度 | 低所得者や高齢者などを対象に、生活の安定を支援する制度 |
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母子父子寡婦福祉資金貸付制度 | 母子・父子家庭や寡婦を対象に、生活の安定を支援する制度 |
求職者支援資金融資制度 | 雇用保険を受給できない求職者が職業訓練を受けながら生活するための貸付制度 |
公的融資制度は支援が目的なので、低金利もしくは無利子で借入できる可能性があります。
制度の利用には複雑な条件があるため、詳しくは各自治体の窓口などで相談してみましょう。
まとめ:カードローンは何歳からでも「計画的な利用」が大切
一般的に、カードローンは20歳以上を利用条件としている商品が多く、安定した収入がある人を対象に貸し付けが行われます。
一方で、「何歳からでも利用可能」とうたっている商品は違法業者の可能性が高く、注意が必要です。
何歳であっても、過度な借入は避け、計画的に利用することを第一に考えましょう。
何歳からでも過度な借り入れは控え、計画的にカードローンを利用しましょう。