カードローンの延滞を事前に回避!返済を放置しないための対処法は?
カードローンを利用している方の中には、利用状況によって延滞の不安を感じている方もいるでしょう。
延滞や滞納が続くと、利用停止や信用情報の悪化につながる可能性があります。
本記事では、カードローンの返済を延滞するリスクや滞納しそうなときの対処法を紹介します。
カードローンを利用している方はぜひ最後までご覧ください。
カードローンの返済を延滞するリスク
カードローンの返済を延滞すると、遅延損害金が生じたり利用停止になったりするリスクがあります。
各リスクの特徴を見ていきましょう。
遅延損害金が生じる
カードローンの返済が遅れると、契約条件に基づき遅延損害金が発生します。
損害金は元本に加算されたうえで返済総額が増加するため、経済的な負担がさらに重くなるでしょう。
遅延期間が長引くほど、遅延損害金の額も増加し、返済計画が困難になる可能性もあります。
遅延損害金は通常の利息とは別に発生するため、元本以上の支払いが必要になります。
早期に返済を行い、遅延損害金の発生を防ぐのが重要です。
カードローンが利用停止および解約される
返済の延滞が続くと、銀行や金融機関はカードローンの利用を停止する可能性もあります。
最悪の場合、契約が解約され、新たな借入れが困難になるでしょう。
利用停止や解約により、急な資金需要に対応できず、生活への支障をきたす恐れがあるのです。
利用停止は信用情報にも悪影響を及ぼすため、今後金融サービスの利用ができなくなる可能性があります。
信用情報が悪化する(ブラックリスト)
返済の延滞情報は、信用情報の悪化として捉えられてしまいます。
信用情報が悪化すると、言わば「ブラックリストに登録された人」とされ、結果として他の金融機関からの借入れが難しくなるのです。
信用情報が悪化すると、今後の金融取引全般において不利な扱いを受けてしまいます。
返済を延滞すると、長期間の信用回復も困難になるため注意が必要です。
カードローン延滞時の流れ
カードローンの延滞は、延滞日数によって金融機関からの連絡がきたり督促状が届いたりします。
実際に延滞何日目で何が起こるか、カードローン延滞時の流れを紹介します。
1日目~:遅延損害金の発生、金融機関からの連絡
返済期日を過ぎると、まず遅延損害金が発生します。
遅延損害金は元本に対して一定の割合で計算され、返済総額が増加します。
同時に、金融機関から初回の連絡が入るのも特徴です。
電話やメール、SMSでの通知が送られ、返済確認や支払い計画の再調整を求められます。
はじめの段階で迅速に対応すると、事故情報の登録や法的手続きへの移行などにつながるリスクを回避できます。
数日~1週間:督促状が届く/h3>
初回連絡後すぐに返済が確認できない場合、数日から1週間以内に督促状が届きます。
督促状には延滞金の詳細や支払い期限が記載されており、返済計画の見直しや相談を促す内容が含まれます。
無視したり返済が遅れたりすると信用情報が悪化するため、督促状を受け取ったら早急に金融機関に連絡をしましょう。
2~3か月:一括請求、事故情報の登録
延滞が2~3か月に及ぶと、金融機関はカードローンの一括請求を行う場合があります。
一括請求の段階で信用情報機関に事故情報として登録され、他の金融サービスの利用が困難になります。
一括請求に応じないと、法的手続きへの移行が視野に入るため、早めの対応しなければいけません。
3か月~:裁判手続き
延滞が3か月以上続くと、金融機関は裁判手続きを開始するケースがあります。
裁判所を通じて返済命令が出され、給与の差し押さえや財産の差し押さえなど、強制執行が行われる可能性があるのです。
裁判費用や手続きの遅延による追加負担も発生するため、法的措置を避けるためにも、素早く問題を解決するのが極めて重要です。
放置はNG!滞納しそうなときの対処法
カードローンには、滞納しそうなときに行える対策があります。
各対策の内容を見ていきましょう。
カードローン会社に相談する
滞納が予想される場合、早急にカードローン会社へ連絡を取りましょう。
あらかじめ相談すると、返済スケジュールの見直しや返済日の延長など、交渉が可能になる場合があります。
金融機関は返済者の誠意を評価し、柔軟な対応をしてくれる可能性も考えられます。
専門のカウンセラーに相談すると、適切なアドバイスを提供してくれるため、問題解決の第一歩として重要です。
借り換えローン(おまとめローン)を利用する
複数のローンを抱えている場合、借り換えローンやおまとめローンの利用で返済の負担を軽減できます。
金利が低減される場合や月々の返済額が減少するため、返済計画が立てやすくなるのがポイントになります。
「毎月の返済額が少なければ返済を続けられる」という方におすすめです。
事前に揃えておけば、ローン申請をスムーズに進められるよう準備を整えましょう。
債務整理を検討する
返済が困難な状況が続く場合、債務整理の検討も1つの選択肢です。
債務整理には、任意整理、個人再生、自己破産の方法があり、それぞれの特徴は以下の通りです。
任意整理 | 個人再生 | 自己破産 | |
---|---|---|---|
メリット | ・手続きが比較的簡単 ・利息や遅延損害金が減免できる ・信用情報への影響が自己破産より軽い |
・債務の大幅な減額が可能要 ・住宅ローンを維持できる場合が多い ・自己破産よりも信用情報への影響が軽い |
・債務の全額免除が可能 ・法的手続きで確実に免除できる ・新たなスタートが切れる |
デメリット | ・全ての債権者との合意が必要 ・一部の債務が免除されない ・信用情報に記録される |
・手続きが複雑で時間がかかる ・一定の収入や財産が必要 ・信用情報に記録される |
・財産の処分が必要 ・職業制限が発生する ・信用情報への長期的な影響がある ・社会的信用として失墜する |
債務整理を行うと、利息のカットや返済額の減額が実現し、生活再建を図りやすいのが特徴です。
ただし、信用情報に登録されるため、将来的な借入れには影響が出る点を考慮する必要があります。
滞納をする前にローンの見直しを
カードローンの延滞は、やむ終えない状況で発生する場合があります。
しかし、カードローン会社に相談をすると返済スケジュールの見直しや返済日の延長によって返済がしやすくなる可能性があります。
カードローンの延滞や滞納が起きそうな場合は、ローンの見直しも重要です。
カードローンを定期的に見直しながら、長期的に利用する環境を整えましょう。