65歳以上でも借入できるカードローンを消費者金融・銀行別に解説
「65歳以上でカードローンを利用するならどこがいいのか」と悩んでいる方は多いでしょう。
65歳以上でも借入できるカードローンは多く存在します。
各社で年齢や収入に関する制限は異なりますが、条件を満たせば借入は十分に可能です。
本記事では65歳以上でも借入できるおすすめのカードローンを、消費者金融と銀行にわけて紹介します。
それぞれの特徴や申込条件だけでなく、65歳以上の方が安全にカードローンを利用するための注意点も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
65歳以上でも借入できるカードローンのおすすめ8選
65歳以上でも借入できるカードローンの中から厳選して紹介していきます。
消費者金融系と銀行系、それぞれ4社ずつ紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
消費者金融カードローンおすすめ4社
65歳以上でも借入できる消費者金融カードローン4社の融資条件や特徴を以下の表でまとめました。
年齢制限 | 融資時間 | 金利 | 限度額 | 無利息期間 | 在籍確認 | 返済金額 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
プロミス | 18歳~74歳まで | 最短3分融資 | 4.5%~17.8% | 1万円~500万円まで | 30日間 | 無し | 1,000円~ |
SMBCモビットカードローン | 20歳~74歳まで | 最短15分融資 | 3.0%~18.0% | 800万円まで | 無し | 無し | 1,000円~ |
アコム | 20歳~ | 最短20分融資 | 3.0%~18.0% | 1万円~800万円まで | 30日間 | 無し | ― |
アイフル | 20歳~69歳まで | 最短18分融資 | 3.0%~18.0% | 800万円まで | 30日間 | 無し | 4,000円~ |
消費者金融カードローンは、銀行カードローンと比べて少額から借入が可能です。
審査結果は最短20分で判定される消費者金融が多く、急な出費にも迅速に対応できます。
また、在籍確認は原則不要で、プライバシーを守りながら融資を受けたい方におすすめです。
ただし、金利は比較的高めに設定されているため、返済計画を慎重に立てられるかが重要です。
銀行カードローンおすすめ4社
65歳以上でも借入できる銀行おすすめカードローン4社の融資条件や特徴は以下の通りです。
年齢制限 | 融資時間 | 金利 | 限度額 | 無利息期間 | 在籍確認 | 返済金額 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
セブン銀行カードローン | 20歳~69歳まで | 最短翌日融資 | 12.0%~15.0% | 10万円~300万円まで | 無し | 無し | 2,000円~ |
三井住友銀行カードローン | 20歳~69歳まで | 最短当日融資 | 1.5%~14.5% | 10万円~800万円まで | 無し | 有り | 2,000円~ |
auじぶん銀行カードローン | 20歳~69歳まで | 最短即日融資 | 1.48%~17.5% | 10万円~800万円まで | 無し | 有り | 1,000円~ |
東京スター銀行「スターカードローンα」 | 20歳~69歳まで | ― | 1.5%~14.6% | 10万円~1,000万円まで | 30日間 | 有り | 2,000円~ |
銀行カードローンは、消費者金融カードローンと比較して金利は低いといえます。
中には優遇金利を提供している銀行もあります。
特に65歳以上の方は、長年の取引実績や年金振込口座の有無により、審査で有利に働く可能性があるでしょう。
ただし、多くの銀行では消費者金融で設けられている無利息期間がなく、利用開始時から金利が発生します。
また、消費者金融と比較して融資までに時間がかかる点も注意が必要です。
65歳以上でカードローンを借りるときの注意点
65歳以上の方がカードローンを利用する際は、年齢や収入に関する制限、返済義務の継続、違法業者への注意など、重要なポイントがあります。
注意点を理解すれば、安全な借入判断が可能になります。
それぞれ詳しくみていきましょう。
収入が年金のみだと借りられない場合がある
65歳以上の方で収入が年金のみの場合、金融機関で借入できない可能性があります。
カードローンの審査では病気・死亡による回収リスクや支払能力の不足が厳しく審査されるためです。
アルバイトや自営業、不動産収入など、年金以外の収入があると審査に通りやすくなります。
銀行・消費者金融ともに「年金収入以外の収入がある方」を条件としているケースが多いため、申込前には各社の条件を慎重に確認しましょう。
年齢制限を超えても返済義務はなくならない
カードローン会社や銀行が定める上限年齢に達すると、契約更新や追加融資は停止されますが、返済義務は継続します。
ただし、一括返済は強制されず、通常の約定返済(毎月の返済)で継続できます。
上限年齢に到達したあとも無理なく返済を続けられるよう、適切な借入額の設定が大切です。
また、民法896条により、借入残債はすべて相続人へ引き継がれる点も理解しておきましょう。
死後に未返済がある場合、負債は配偶者や子どもが相続します。
被相続人に予期せぬ負担を残さないよう、計画的な返済を心がけましょう。
「年齢不問」「審査なし」のカードローンは危険
カードローンを契約する際「年齢制限なし」「審査なし」などと宣伝している貸金業者は違法な闇金である可能性が高いといえます。
貸金業法では借入時の審査も必須とされ、以下のように法定上限金利が定められています。
借入金額 | 上限金利(年利) |
---|---|
10万円未満 | 20.00% |
10~100万円未満 | 18.00% |
100万円以上 | 15.00% |
安全な取引をしたい方は、都道府県から営業許可を得た大手消費者金融の利用がおすすめです。
業者選びでは金融庁の貸金業者検索サービスで登録確認を行い、誇大広告や違法な取り立ての可能性がある業者は避けましょう。
65歳以上の方は、可能であれば契約時に家族の同伴を検討してみてください。
まとめ:65歳以上の方が借入する際は条件の確認が重要
65歳以上の方でも、消費者金融カードローンや銀行カードローンを利用できます。
ただし、年金収入だけでは審査に通りにくく、アルバイトや不動産収入などの副収入があると審査が通りやすくなります。
各社で年齢制限や審査基準が異なるため、申込前に条件の確認が重要です。
借入をする際は注意点をよく理解し、事前に返済計画を立てておくのも大切です。
なお「年齢制限なし」「審査なし」を謳う業者は違法な可能性が高いため、必ず金融庁に登録された正規の金融機関を選びましょう。