カードローンと銀行ローンの特徴を解説!違いや選び方も説明します。
テレビやCMなどでよく耳にする、「カードローン」。
実はこのカードローンには銀行や消費者金融が提供するローンサービスとして様々な種類があります。
そんなアコムやレイクといったいわゆる消費者金融会社が提供する”カードローン”と銀行ローン(銀行系カードローンとも呼ばれます)の違いを今回は解説していきます。
アコムやレイクといったカードローンと銀行ローンの違いって何だろう?
ローンの種類はどうやって選べば良いのかな・・・
上記のような疑問のある方は、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
カードローンと銀行ローンの主な違い
カードローンと銀行ローンの違いは以下の通りです。
借入れ目的が定まっているか
目的が特に決まっていない、または借入れ額が少なく、急な支出のためなどの場合にはカードローンが便利です。
借入れの目的が決まっている場合には、その利用用途に合わせた銀行ローンのサービス方法を選ぶことが望ましいです。
返済期間の違い
カードローンは借入れ金額も少なく、返済期間が短めです。
借入れ金額に応じて返済期間を調整できます。
しかし、カードローンは金利が高めの傾向にあるため、最低返済額で返済を続けると返済期間が長期化する可能性があり、支払う利息が多くなることがあります。
カードローンはなるべく早めに返済することを心がけましょう。
銀行ローンにおいては、借入れ金額が大口であることが特徴です。
そのため、銀行ローンの返済期間は数年〜数十年と長期間にわたります。
銀行ローンの返済額は固定で、長期間にわたる返済が基本となるため月々の負担は少ないですが、総返済額は高くなります。
カードローンと銀行ローンの返済期間の違いをまとめると以下の通りです。
特徴/ローン種類 | カードローン | 銀行ローン |
---|---|---|
返済期間 | 短期間:数ヶ月から数年 | 長期間:数年から数十年 |
返済額 | 小口 | 大口 |
返済期間の調整 | 自由度が高い(自身で後から設定変更可能) | 固定(最初に決める/変更は全部繰り上げのみの場合が多い) |
審査時間と金利の違い
カードローンの場合は、審査が非常に早いことが特徴です。
最短即日融資を謳うカードローン会社もあります。
そのため、カードローンは急な資金調達が必要な場合にとても便利です。
しかし、その利便さの反面でカードローンの金利は高めの傾向にあり、借入額や返済期間が長期の場合には高い利息を支払わなければなりません。
そのため、カードローンは短期間での借入れに向いています。
銀行ローンは、審査に数週間から数ヶ月かかることが特徴です。
そのため、銀行ローンは時間的な余裕があり、用途が定まっている場合に適しています。
銀行ローンは金利が低い傾向にあるため、長期的に見れば支払う利息が少なく、特に大きな金額を借りる場合には銀行ローンが有利です。
カードローンと銀行ローンの審査時間と利息の違いをまとめると以下の通りです。
特徴/ローン種類 | カードローン | 銀行ローン |
---|---|---|
審査時間 | 数分〜数十分、即日融資も可能 | 数日〜数週間 |
金利 | 高めの傾向にあるが、短期借入れの場合利息が0になる場合もある | 金利は低め |
即日融資 | 可能 | 原則不可能 |
カードローンの特徴とは?
カードローンは、銀行系と消費者金融の提供する個人向けのローン商品です。
カードローンの使い道は、事業用途以外であれば原則自由に使うことができます。
カードローンは、一度審査に通ってしまえば利用上限まではいつでも好きな時に借入れをすることができます。
しかし、カードローンで長期的に借入れを行う場合は金利が高めになる傾向にあります。
借入れ用途が原則自由
カードローンは、基本的には事業用途以外であれば自由に利用できます。
急な生活費の支払いや旅行、買い物や生活費に充てるなどカードローンの用途に制限はありません。
カードローンから融資を受けた後は、使い道について問われることはないため自由に使うことができます。
利用限度枠内であれば何度でも借り入れができる
カードローンは、利用限度額の範囲内であれば必要なときに何度でも借り入れが可能です。
利用限度枠の上限まで借入れを行った場合には、事前に繰り上げ返済をすることにより再度上限まで借入れをすることができます。
現金の借り入れができる
カードローンは、ATMで現金を借入れることが可能です。
一度審査を受けてカードローンを利用できるようになれば、急にカードローンで現金を借りたい場合にも再審査は必要ありません。
銀行ローンの特徴とは?
銀行ローンは利用目的別でローンサービスが分かれており、借入れ金額も大口である場合に利用することが多いです。
銀行ローンは長期的な返済を前提としているため、金利が低い傾向にあります。
銀行ローンの種類としては以下の通りです。
住宅ローン
住宅ローンは、住宅を購入するために金融機関から借入れをする長期的なローンサービスのことです。
住宅を購入、建築、またはリフォームするために利用されます。
住宅ローンは金額が大きく、返済期間も長期にわたるため返済計画を慎重に立てることが必要です。
マイカーローン
マイカーローンは、自動車を購入するために金融機関から借入れをするローンサービスのことです。
車を購入するための資金を一度に全額用意することが難しい場合に利用します。
教育ローン
教育ローンは、親が子どもの教育費や学費などを支払うことができない場合や、自分自身で学費を賄うために金融機関から借入れをする銀行ローンのことです。
教育ローンは、返済を卒業後に始めるものや学生のうちに返済を始めるものなど、さまざまなタイプがあります。
違いや特徴から、どちらを選ぶべき?
カードローンと銀行ローンの特徴や違いから、どちらを選ぶべきか悩む方も多いと思います。
しかし、以下の特徴や違いを基準に判断することでどちらを選ぶべきかすぐに決めることができます。
利用用途に応じて判断する
カードローンと銀行ローンは、どちらもお金を借りるためのローンサービスです。
しかし、利用用途に応じて判断することがおすすめです。
カードローン:短期間で小口の借入れ/目的が決まっていない場合
カードローンは、最初の30日間は利息が0円のキャンペーンを行っているカードローン会社もありますが、基本的に金利は高めです。
そのため、小口の買い物で短期的に返済していくことに向いています。
- とにかく急いで借入れがしたい
- 数万円から数十万円の借入れ
- 目的が決まっていない/細かい買い物
銀行ローン:長期的で大口の借入れ/目的が決まっている場合
銀行ローンは、基本的には低金利でローンサービスを提供している銀行などが多いため、大口の買い物で長期的に返済していくことに向いています。
- 慎重に借入れを検討したい
- 数百万円の借入れ
- 目的が決まっている/まとまった買い物
記事のまとめ
この記事では、カードローンと銀行ローンの特徴や違いを解説した上で、違いや選び方を解説しました。
カードローンや銀行ローン共に特徴があるため、違いを比較した上で借入れ先を決めるようにしましょう。
カードローンや銀行ローンはとても便利なローンサービスですが、ご自身の返済能力を超える借入れをしないように注意しながらシミュレーションなども活用して借入れを行うように心がけてください。