カードローンがやばいと言われている4つのデメリットとは?上手な活用方法も紹介
カードローンは使い道が自由なだけでなく、手軽に申込できるメリットがあります。
しかし、なかには「カードローンの利用はやばい」と聞き、申込みをためらっている方もいるのではないでしょうか。
カードローンは便利ですが、事前にリスクを理解したうえで使い方を検討するのが大切です。
本記事では、カードローンがやばいと言われている理由を解説します。
上手な使い方も紹介するので、カードローンの利用を検討している方は参考にしてください。
カードローンが「やばい」と言われる理由は?主なデメリット4つ
カードローンがやばいと言われている4つのデメリットを解説します。
取り返しのつかない状況にならないよう、リスクを理解しておきましょう。
金利の相場が高い
カードローンがやばいと言われる理由には、金利の高さが関係しています。
住宅ローンや医療ローンなどと比較したところ、各金利の相場は以下の通りです。
ローン | 金利相場 |
---|---|
カードローン | 1.5%~18.0% |
住宅ローン | 0.3%~0.5% |
医療ローン | 3.0%~5.5% |
教育ローン | 2.0%~4.0% |
自動車ローン | 1.5%~8.0% |
住宅ローンや医療ローンなどの目的別ローンに比べると、カードローンの金利相場は幅が広く、高めの水準とわかります。
他のローンと比較して返済負担の大きい点が、カードローンのデメリットです。
返済期間が長引くほど利息総額が増える
利息は返済日ごとに、借入残高をもとに計算して返済額に算入されます。つまり、返済期間が長引くほど利息総額は増えるということです。
例えば、借入残高100万円を金利15.0%で借り入れた場合、月々の返済額と利息総額は以下の通りです。
返済期間 | 1年 | 3年 | 5年 |
---|---|---|---|
月々の返済額 | 90,258円 | 34,665円 | 23,789円 |
利息総額 | 83,096円 | 247,940円 | 427,340円 |
※返済方法は元利均等返済
返済期間が長いと月々の返済負担は軽くなりますが、利息の負担が大きくなってしまいます。
多重債務になりやすい
無計画に利用すると多重債務になりやすい点も、カードローンがやばいと言われる理由です。
借入限度額内であれば、カードローンは繰り返し利用できます。借入手続きが簡単なため、何かあればカードローンを利用しようと安易に考えてしまいがちです。
気づかぬうちに借り過ぎてしまい、月々の生活を圧迫してしまう可能性があります。
他のローン審査に影響する場合がある
カードローンをはじめとするローン利用状況は、信用情報機関に登録されます。
信用情報機関に登録されている情報はカードローン会社だけでなく、金融機関や賃金業者が閲覧可能です。
カードローンをよく利用している方は、住宅ローンや自動車ローンなどの審査で不利になりえます。カードローンの借入残高がない場合でも、利用可能額の分だけ「いつでも借入できる状態」としてリスク扱いされ、審査に落ちる可能性があります。
「やばい状況」にならないための上手なカードローンの使い方
やばい状況にならないために、カードローンを上手に活用するのが大切です。
上手なカードローンの使い方を紹介するので、見ていきましょう。
金利が低いカードローンを選ぶ
やばいと言われる状況に陥らないためには、金利の低いカードローンを選ぶ必要があります。
主なカードローン会社の金利は、以下の通りです。
カードローン会社 | 金利 |
---|---|
楽天銀行 | 年1.9%~14.5% |
みずほ銀行 | 年2.0%~14.0% |
セブン銀行 | 年12.0~15.0% |
三井住友銀行 | 年1.5%~14.5% |
SMBCモビット | 年3.0%~18.0% |
アコム | 年3.0%~18.0% |
レイク | 年4.5%~18.0% |
カードローンを利用する際は複数社を比較し、金利の低い会社を選べば、返済不能になるリスクを減らせます。
ただし、金利は借入金額だけでなく、契約者の返済能力によって異なります。実際に適用される金利は一人ひとり異なるため注意しましょう。
借入額は最低限の金額にする
カードローンを上手に活用する方法として、不要な借入を増やさないことが大切です。
利用可能額が多いと「借りられるだけ借りよう」と考えがちですが、借入残高が多ければ月々の返済額も増えるため、返済不能に陥りやすくなります。
返済が滞れば、ブラックリストに登録されて他のローンを利用できなくなったり、クレジットカードの利用を停止されたりする恐れがあります。
カードローンを利用する際は、本当に必要な借入か慎重に考えて借り入れましょう。
借り入れる前にシミュレーションをする
月々の返済額や返済期間をシミュレーションしておくのも、やばい状況にならないカードローンの上手な使い方です。
カードローン会社の中には、公式サイトでローン返済シミュレーションを用意しているものもあります。
返済回数や返済金額など、さまざまなシミュレーションを利用できる会社もあるため、返済計画をしっかり立てられます。
ただし、シミュレーションはあくまでお試しであり、算出結果と実際の借入金額に差異が生じる可能性もある点に注意しましょう。
返済日や返済資金を徹底管理する
カードローンを上手に活用するには、管理能力が求められます。
返済が遅れると、遅延損害金や信用情報への悪影響を及ぼすためです。
やばい状況になるのを防ぐためには、返済日や返済資金を徹底的に管理する必要があります。
アプリのリマインダー機能などを使い、返済日を忘れないよう徹底しましょう。
お金に余裕があれば操上返済をする
繰上返済とは毎月の返済額とは別に一定金額を返済する方法で、返済期間や利息総額を減らせます。
100万円を年利15.0%で借り入れ、2年で返済する場合の違いを以下にまとめました。
繰上返済の有無 | 返済期間 | 利息総額 |
---|---|---|
繰上返済しない場合 | 2年間 | 163,664円 |
12か月目に15万円繰上返済する場合 | 1年9ヶ月(ー4ヶ月) | 144,430円(-19,234円) |
2万円ほど利息が減るため、月々の負担を軽減できます。
やばいと言われる状況にならないよう、無理のない範囲で積極的に繰上返済をしましょう。
まとめ
カードローンの利用がやばいと言われているのは、他のローンと比べて金利が高いだけでなく、多重債務に陥る可能性があるためです。
金利の低いカードローン会社を選んだり、借入金額を最小限に設定したりするのが、やばいと言われる状況を作らない方法になります。
また、無理のない範囲で繰上返済するのも効果的です。
やばいと言われる状況にならないよう、カードローンを利用する際はきちんと返済計画を立てましょう。