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カードローンの月々の返済額はいくら?借入額ごとの金利別シミュレーション
カードローンの月々の返済額はいくら?借入額ごとの金利別シミュレーション
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カードローンの月々の返済額をシミュレーション!返済額を抑えるポイントも紹介

相談者A
相談者A

カードローンを利用したいけど、月々の返済額がいくらになるのか不安・・・

相談者B
相談者B

自分に合った返済計画を立てる方法が知りたい

上記のようにカードローンの返済額に関する疑問や不安を抱いている方もいるのではないでしょうか。

無理なくカードローンを利用するには、計画的なシミュレーションが欠かせません。

本記事では、借入額や金利、返済期間ごとに月々の返済額をシミュレーションします。

月々の返済額を抑える方法3選も紹介するため、無理のない返済計画を立てたい方は、ぜひ参考にしてください。

月々の返済額は3つの要素(借入額・金利・返済期間)で決まる

月々の返済額は3つの要素(借入額・金利・返済期間)で決まる

カードローンの支払額を決定する要素は、借入額・金利・返済期間の3つです。

まず借入額が増えるほど、支払額は必然的に増加します。

カードローンの借入額が倍になると月々の返済額もほぼ比例して増えるため、無理のない範囲で返済できるよう借入額を決めなくてはなりません。

金利も支払額に影響し、金利が高いほど利息の割合が増え、返済額は膨らみます。

金利とは、お金を貸してくれる方に支払う「利息」がどのくらいの割合で発生するかを示した数値です。

できるだけ低金利のカードローンを選ぶと、返済額を抑えられます。

なお、利息は日割り計算のため、返済期間が長いと元金は変わらなくても利息が増えるため、総返済額は大きくなります。

元金の返済額を1,000円や2,000円など少額にしていると、利息は大きくなり、かえって金銭的な負担が大きくなるため、注意が必要です。

カードローン月々の返済額シミュレーション

カードローン月々の返済額シミュレーション

無理のない返済計画を立てるため、借入時には事前に支払いのシミュレーションを行うのが大切です。

10万円・50万円・100万円を借りた場合でシミュレーションを行いました。

【金利15% 3年返済のケース】

借入額 金利 日数 利息額 全てを合わせた返済額
10万円 15% 3年(1,095日) 24,773円 124,773円
50万円 15% 3年(1,095日) 123,963円 623,963円
100万円 15% 3年(1,095日) 247,934円 1,247,934円

【金利18% 5年返済のケース】

借入額 金利 日数 利息額 全てを合わせた返済額
10万円 18% 5年(1,825日) 52,326円 152,326円
50万円 18% 5年(1,825日) 261,781円 761,781円
100万円 18% 5年(1,825日) 523,573円 1,523,573円

※全て元利均等返済で計算

2つのモデルケースの詳細を見ていきましょう。

10万円を借りた場合の返済額例

カードローンで10万円を金利15%と18%で借りた場合の返済額は以下の通りです。

利息額 月々の返済額 全てを合わせた返済額
金利15%(3年) 24,773円 3,466円 124,773円
金利18%(5年) 52,326円 2,539円 152,326円

金利15%と金利18%のモデルケースを見ていきましょう。

金利15%、3年返済の場合

10万円を金利15%で3年かけて返済する方法の場合、月々の返済額は3,466円です。

【124,773円(総支払額)÷36(3年間)=3,466円】

利息の総額は24,773円となり、元金と利息を合わせた総支払額は124,773円です。

返済期間3年と短いため、毎月の支払額はやや高めですが、利息負担を抑えられます。

カードローンは、利用限度額に応じて金利が変動します。

10万円や20万円など少ない額が利用限度額になっていると、金利は高めに設定され総支払額も大きくなりやすいため注意が必要です。

金利18%、5年返済の場合

10万円を金利18%で5年かけて返済する方法の場合、月々の返済額は2,539円です。

【152,326円(総支払額)÷60(5年間)=2,539円】

利息の総額は52,326円となり、元金と利息を合わせた総支払額は152,326円です。

元金は同じなものの、金利や返済期間が長くなると最終的には多く支払わなくてはならない点がわかります。

50万円を借りた場合の返済額例

カードローンで50万円を金利15%と18%で借りた場合の返済額は以下の通りです。

利息額 月々の返済額 全てを合わせた返済額
金利15%(3年) 123,963円 17,332円 623,963円
金利18%(5年) 261,781円 12,969円 761,781円

金利15%と金利18%のモデルケースを見ていきましょう。

金利15%、3年返済の場合

50万円を金利15%で3年かけて返済する方法の場合、月々の返済額は17,332円です。

【623,963円(総支払額)÷36(3年間)=17,332円】

利息の総額は123,963円となり、利息と元金を合わせた総支払額は623,963円です。

金融機関によって金利の設定は異なりますが、50万円を金利15%で借りられるケースは少ない傾向にあります。

銀行系カードローンは比較的金利が低く15%程度で借りられる可能性があります。

しかし消費者金融の場合は、18%程度が相場となる点に留意しておきましょう。

金利18%、5年返済の場合

50万円を金利18%で5年かけて返済する方法の場合、月々の返済額は12,969円です。

【761,781円(総支払額)÷60(5年間)=12,696円】

利息の総額は261,781円となり、利息と元金を合わせた総支払額は761,781円です。

50万円を金利18%で借りるのは現実的なモデルケースといえます。

金利18%で50万円で借入れられる消費者金融や信販会社も多い傾向にあります。

金利は高くなるものの、5年かけて返済すれば月々の支払額は12,969円と負担を抑えられるのがメリットです。

100万円を借りた場合の返済額例

カードローンで100万円を金利15%と18%で借りた場合の返済額は以下の通りです。

利息額 月々の返済額 全てを合わせた返済額
金利15%(3年) 247,934円 34,665円 1,247,934円
金利18%(5年) 523,573円 25,393円 1,523,573円

金利15%と金利18%のモデルケースを見ていきましょう。

金利15%、3年返済の場合

100万円を金利15%で3年かけて返済する方法の場合、月々の返済額は34,665円です。

【1,247,934円(総支払額)÷36(3年間)=34,665円】

利息の総額は247,934円となり、総支払額は1,247,934円です。

100万円借入れる場合の金利は、15%程度が相場のため、現実的なモデルケースといえます。

しかし10万円や50万円に比べると金銭的負担も大きいため、3年だと月々の返済額がやや高いと感じる方もいるでしょう。

金利18%、5年返済の場合

100万円を金利18%で5年かけて返済する方法の場合、月々の返済額は25,393円です。

【1,523,573円(総返済額)÷60(5年間)=25,393円】

利息の総額は523,573円となり、総支払額は1,523,573円です。

月々の返済額は25,393円と負担はやや少ない傾向にあります。

しかし、金利が高いうえに返済期間も長いため、利息の総額は523,573円と高いのが難点です。

総額150万円返済しなくてはならなくなるため、いかに金利の低さと返済期間の短さが大切かがわかります。

カードローンで返済金額を抑えるポイント

カードローンで返済金額を抑えるポイント

カードローンの月々の返済額を抑えるには、いくつかの工夫が必要です。

なかでも、金利や返済方法の見直しが効果的です。

以下では、返済額を軽減するための具体的な方法を3つ紹介します。

金利の低い銀行系カードローンを利用する

月々の返済額を抑えるためには、みずほ銀行や三井住友銀行など、金利の低い銀行系カードローンを選ぶのがおすすめです。

一般的に消費者金融の金利は18%前後ですが、銀行系カードローンの金利は年3%〜15%程度と低い傾向にあります。

金利が低ければ毎月の利息負担が軽減され、返済額の総額も少なくなります。

ただし銀行系カードローンは、審査の過程で警視庁へデータベース照会を行うため、審査に時間がかかる点に注意が必要です。

繰り上げ返済を利用する

繰り上げ返済を活用すると、カードローンにかかる月々の返済額を抑えられます。

カードローンの繰り上げ返済とは、月々の返済額に加えて、余裕のあるときに追加で返す方法です。

月々の返済額に加え、追加で1万円を追加で返すと元金を減らすことができます。

追加で返した分の金額は、全て元金に充てられるのがメリットです。

月々の支払い以外に余裕資金がある時は、追加で支払いを行いましょう。

無利息期間がある借入先を選ぶ

無利息期間のあるカードローンを活用すれば、一定期間利息をゼロにできます。

多くの消費者金融では「無利息期間サービス」と呼ばれる、利息なしで元金の支払いのみで借入れができるキャンペーンを行っています。

期間中は、借入れた金額に対して利息が発生しないため、支払い額のうちすべてが元本の返済に充てられます。

ただし無利息期間が終了した後、月々の返済額には、通常の金利が適用される点に注意しましょう。

消費者金融カードローンの金利は、他の銀行や信販会社に比べると高い傾向にあります。

決められた期間のうちに返せる金額であれば、無利息期間サービスを利用するとお得に借入れできるでしょう。

記事のまとめ

記事のまとめ

カードローンの月々の返済額は、借入額・金利・期間の3つの要素によって決まります。

月々の返済額に関するシミュレーションを行えば、計画的にカードローンを利用できます。

また月々の返済額を抑えるには、金利の低い銀行系カードローンを選んだり、追加で返済したりするのがおすすめです。

カードローンは使いすぎると返せなくなったり、多重債務に陥ったりするリスクがあるため、無理な借入れは控えましょう。

監修者プロフィール
菱村真比古
菱村真比古
ファイナンシャルプランナー
10種の金融資格と中高の教員免許を持つ異色のファイナンシャルプランナー。NISA、住宅ローン、社会保障制度などが複雑に絡み合うライフプランを明快シンプルに紐解きます。中でも《菱村式老後資金計算法》は将来に不安を抱える子育て世代に好評。生命保険と金融サービス業界の最高水準として世界中で認知されている独立組織MDRTの正会員。『お金のエキスパート』として講演や営業マンの育成など幅広い領域で活動している。

【資格情報】
・住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー
・日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー
・生命保険協会認定トータルライフコンサルタント
・CCAA クレジットカードアドバイザー
・相続診断協会認定 相続診断士 
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