カードローンは作るだけでも問題ない?デメリットはある?信用情報への影響も解説
カードローンは作るだけでも問題ない?
上記のようにカードローンを緊急時に備えて作っておきたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
カードローンは、ATMやネットバンキングから気軽に借入れできるため、1枚持っておくと安心です。
しかし使わず作るだけにする場合は、デメリットもあります。
本記事では、カードローンを作るだけにしておくデメリットを紹介します。
メリットも解説しているので、カードローンを作ろうと考えている方は、ぜひご覧ください。
カードローンは作るだけで借入しなくても問題ない?
カードローンは作るだけで、借入れしなくても問題ありません。
契約後すぐ借入れをしたり、一定期間利用しないと罰則が生じたりする可能性もないため、緊急時に備えて手元に置いておけます。
カードローンを作るには、収入や属性を踏まえた審査を受けなくてはなりません。
金融機関によっては審査に2〜3日程度かかる可能性もあります。
緊急時に利用するためには、前もって作っておくとスムーズです。
カードローンは、クレジットカードのように入会金や手数料はかからない金融機関が大半です。
借入れや返済のタイミングで手数料が発生するケースはありますが、維持費は発生しません。
利用しなくても余計なコストは発生しないため、1枚持っておくとよいでしょう。
カードローンを作るだけのデメリット
カードローンは、作るだけで借入しなくても問題ありません。
しかし、作るだけで利用しない場合はデメリットもあります。
ここからは、カードローンを作るだけのデメリットを4つ紹介します。
無利息期間が利用できない場合もある
カードローンを作るだけで借入れせずにいると、無利息期間サービスを利用できない可能性があります。
無利息期間とは、お金を貸してくれる方に支払う「利息(対価)」が一定期間発生しないサービスを指します。
消費者金融が運営しているサービスの多くは無利息期間を設けており、一定期間は利息無しで借入れできるのがメリットです。
金融機関によって期間は異なりますが、契約日から無利息期間が開始します。
カードローンを作るだけだと、いざ借入したい場合に無利息期間サービスが利用できないのがデメリットです。
お金が必要なタイミングで契約すると無利息期間サービスを利用できるため、お得に借入したい方は契約タイミングを検討しましょう。
信用情報に履歴が残る
信用情報にカードローンの契約に関する履歴が残る点もデメリットです。
信用情報とは、クレジットカードやローンなどの申込みや利用に関する情報を取りまとめた個人の記録を指します。
クレジットカードやローンを利用する際は、信用情報に延滞や多重申込みなど事故情報がないかを確認して審査を行います。
カードローンの契約自体が悪いわけではありませんが、ローン審査にマイナスな影響を与える可能性もあるのです。
カードローンの申込み履歴があると、貸し倒れを起こすリスクがあると判断されかねません。
カードローンの利用限度額が大きいと、他のローンに影響する可能性が高くなる点もデメリットです。
住宅ローンやカーローンを検討している方は、デメリットを抑えて信用情報を改善するためにも契約は控えたほうがよいでしょう。
盗難やカード紛失のリスクも
カードローンを作るだけで利用せずにいると、盗難やカード紛失のリスクが高まるのもデメリットといえます。
出先でカードを落としてしまうと、不正利用される可能性があります。
カードローンのカードは、クレジットカードのように盗難や紛失の保険は付帯していないのもデメリットです。
不正利用されれば、利用された分をそのまま請求される可能性もあるため、注意が必要です。
サービスを利用しない場合は、自宅の金庫や安全な場所に保管しておきましょう。
ただし、最近ではスマートフォンで借入れや返済が完結するカードレス契約も増えてきています。
盗難や紛失リスクなどデメリットを軽減したい方は、カードレスでの借入れに切り替えておくとよいでしょう。
利用実績が少ないと増額審査に通らない可能性がある
カードローンは、利用実績が少ないと増額審査に通らない可能性があります。
利用実績とは、借入れや返済をトラブルなくスムーズに行っているかの実績を指します。
滞りなくスムーズに利用していれば、金融機関側は「利用限度額を増額しても問題ない」と判断可能です。
しかし利用実績がないと、返済能力の有無を金融機関側が判断できません。
大きい出費でお金が必要になり、利用限度額を増額して借入れしようとしても、審査に通過できない可能性があります。
利用限度額の範囲内であれば問題ありませんが、大きな額を借入れたい場合は、利用実績がないと融資を受けられない点はデメリットです。
一方でこんなメリットも!
カードローンは利用せず手元に置いておくと、紛失や盗難のリスクや信用情報にマイナスな履歴が残るなどのデメリットがあります。
しかし、カードローンを作るだけで利用しない場合にはメリットもあります。
デメリットとあわせてメリットも理解しておきましょう。
急な出費に対応できる
カードローンを作るだけで手元に置いておけば、急な出費に対応できます。
冠婚葬祭や入院費用、子どもの学費などのシーンで活用できます。
契約時に決まる利用限度額の範囲内であればいくらでも借入れが可能です。
利用限度額が50万円の場合は、はじめに20万円借入れて、追加で10万円借入れるなど好きな方法で融資を受けられます。
事業性資金以外であれば、利用目的は問われないのも利点です。
借入までの時間を短縮できる
借入までの時間を短縮できるのもカードローンを作るだけのメリットです。
カードローンを契約するには、収入や属性を踏まえた審査が行われます。
審査の結果が出るまでには、2〜3日程度かかるケースも少なくありません。
すぐにお金が必要となっても、契約までに時間がかかってしまうため、間に合わない可能性もあります。
事前にカードローンを作っておけば、緊急事態でもすぐに借入れが可能です。
万が一に備えてスムーズに借入れをしたい方は、カードローンを作るだけで持っておくと安心でしょう。
カードローンを契約する際の流れや必要書類
カードローンをスムーズに作れるよう、契約の流れや必要書類を確認しておきましょう。
契約には、本人確認書類と収入証明書類が必要になります。
本人確認書類 | 収入証明書類 |
---|---|
・運転免許証 ・マイナンバーカード ・健康保険証 ・住民票 |
・給与支払明細書 ・源泉徴収票 ・確定申告書 ・年金通知書 |
収入証明書類は、希望借入額が50万円を超える場合のみ必要としている金融機関が多い傾向にあります。
書類に不備があると契約がスムーズに進まないため、利用を検討している金融機関のサイトを確認して必要書類を確認しましょう。
契約に関する流れは、下記の通りです。
- 金融機関のWebサイト・電話・窓口から申込
- 審査
- 利用開始
審査にかかる日数は金融機関によって異なりますが、土日祝を挟むと翌営業日になる可能性があるため、余裕を持って申込みましょう。
審査の過程で勤務先に申込み者が在籍しているかを確認する「在籍確認」が行われるケースもあります。
電話による在籍確認は抵抗がある方は、書面による確認が可能か問い合わせてみましょう。
記事のまとめ:メリット・デメリットを踏まえて契約の検討を
カードローンを作るだけで手元に置いておく分には問題ありません。
しかし作るだけだと無利息期間サービスが使えなかったり、盗難や紛失リスクが高まったりするデメリットもあります。
カードローンの利用状況は信用情報に記録されるため、ローン契約にマイナスな影響を与える可能性があるのもデメリットでしょう。
一方でカードローンを作っておくと、緊急時にスムーズな借入れが可能です。
「審査に時間がかかり、間に合わなかった」となる事態も防げます。
カードローンを作るだけで手元に置いておくか悩んでいる方は、メリットとデメリットを踏まえたうえで契約しましょう。