VISAのカードローン(キャッシング)の返済方法は?返済方式や金額など
VISAのカードローン(キャッシング)の返済方法は数種類あるので、契約前に違いを知っておくことが大切です。
自身が利用しやすい返済方法を知ることで、「引き落としがされなかった」と言う事態を防げます。
この記事では、VISAのカードローン(キャッシング)の返済方法から返済方式の違いまで解説します。
VISAの主なカードと返済額も紹介するので、無理なく返済を続けられるカードローンを見つけましょう。
VISAのカードローンとキャッシング機能の違い
前提として、VISAは「カードローン」を提供していません。VISAでお金を借りれるのは、クレジットカードのキャッシング機能を利用したときです。
カードローンとは、個人を対象とした融資サービスの一種です。カードローンと称していますが、カードを発行しないものもあります。
一方、キャッシング機能は通常、クレジットカードのキャッシング枠を指します。お金を借りられる点はカードローンと同じですが、あくまで付帯サービスです。
つまり、カードローンは融資のみを行うサービス、キャッシング機能はクレジットカードに含まれる機能の1つということです。
VISAはカードローン事業を行なっていないため、「VISAのカードで借り入れる」ということは、クレジットカードのキャッシング機能を使うことと覚えておきましょう。
VISAのカードローン(キャッシング)の主な返済方法
VISAのカードローン(キャッシング)の主な返済方法は、以下の4種類です。
- 口座振替(自動引き落とし)
- ATM返済
- 銀行振込
- インターネット返済
クレジットカードによって採用している方法は異なるので、契約前に確認しておきましょう。
①口座振替(自動引き落とし)
口座振替は、毎月支払い口座から自動的にお金が引き落とされる返済方法です。
口座に残高がある限り引き落としが続くため、毎月入金のし忘れや手間がかからないのがメリットといえます。残高が不足していると返済できないので、引き落とし日の口座残高に注意が必要です。
②ATM返済
ATM返済は、提携ATMや専用ATMにお金を支払う返済方法です。
24時間好きなタイミングで返済できるのがメリットですが、時間帯によっては手数料がかかるので、事前に確認する必要があります。
③銀行振込
銀行振込は、銀行窓口やオンライン口座から振込する返済方法です。
オンライン口座から振り込めばATMに出向く必要がなく、多くの場合手数料もかからないので便利です。ただし、「○時を過ぎると翌日扱い」となる場合もあるため、うっかり返済日を延滞しないよう注意が必要です。
④インターネット返済
インターネット返済は、会員サイトからオンライン口座を使って支払う返済方法です。
土日祝日や夜間を問わず、好きな時間に好きな場所から返済できます。また手数料もかからないので、長い目で見てもお得といえる返済方法です。
返済方式は「毎月返済」が原則
カードローン(キャッシング)の返済方式は、毎月返済が基本です。
返済方式には毎月決まった金額を返済する「約定返済」と、任意のタイミングで追加返済する「臨時返済(繰り上げ、一括返済)」があります。
約定返済、つまり月々の返済さえ行っていれば、基本的には問題ありません。
しかし、約定返済だけでは借入残高が減るスピードは遅く、完済まで時間がかかります。カードローンは早めに返済・完済することで利息総額を抑えられるので、余裕があるときに臨時返済もすることをおすすめします。
ここからは、約定返済と臨時返済の違いについて、詳しく解説していきます。
約定返済の種類
カードローンにおける約定返済は、主に「元利定額返済方式」と「残高スライド元利定額返済方式」の2種類です。
それぞれの違いは次の通りです。
元利定額返済方式
元利定額返済方式は、元金に利息を含めて計算し、毎月一定額を返済していく方式です。
例えば毎月の返済額が2万円だった場合は、2万円の中に元金と利息が含まれます。
借入残高がいくらでも毎月の支払い額は一定なので、返済計画が立てやすいのがメリットです。
一方、借入額が大きいと返済までの期間が長引くため、利息が大きくなるのがデメリットといえます。
そのため元利定額返済方式では、貯蓄に余裕があるときに繰り上げ返済や一括返済をしたほうが良いです。
残高スライド元利定額返済方式
残高スライド元利定額返済方式は、「残高スライド方式」と「元利定額返済方式」を組み合わせた返済方式です。
残高スライド方式とは、借入残高に応じて毎月の返済額が変動(スライド)する方式を指します。
残高スライド元利定額返済方式も基本的に毎月一定額を支払いますが、借入残高が減るごとに支払い額も減少するのが特徴です。
残高スライド元利定額返済方式の返済額の一例を紹介するので、参考にしてみてください。
借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|
50万円以下 | 1万円 |
51万円〜100万円以下 | 2万円 |
101万円〜200万円以下 | 3万円 |
201万円〜300万円以下 | 4万円 |
臨時返済(繰り上げ返済、一括払い)のやり方と注意点
臨時返済とは約定返済とは別に、任意の金額を「繰り上げ返済」または「一括払い」することです。
約定返済は返済金額が元金と利息に充てられるため、利息が大きいと元金はなかなか減りません。
一方、臨時返済はすべて元金に充てられるので、その後に支払う利息を減らしたり返済期間を短縮できたりします。
臨時収入が入ったときやお金に余裕ができたときは、こまめに臨時返済をして支払い総額を抑えるのがおすすめです。
カードローン会社によって臨時返済の方法や手数料が異なるので、事前に確認しておくと良いでしょう。
主なVISAカードの返済方法と返済額
ここでは、主なVISAカードの返済方法と返済額について解説します。
返済方法や返済方式、約定返済額などを確認して、自分に合ったカードローン(キャッシング)を利用しましょう。
三井住友カード(NL)の場合
返済方法 | 自動引き落とし、ATM振込、スマホATM取引 |
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返済方式 | 元利定額返済方式 |
三井住友カード(NL)は、三井住友フィナンシャルグループが提供するナンバーレスのクレジットカードです。
券面にカード番号がないためセキュリティ性が高く、最大7%のポイント還元率もお得なクレジットカードです。
返済方法は自動引き落としが基本ですが、都合に合わせてATM振込も利用できます。
エポスカードの場合
返済方法 | 自動引き落とし、ATM返済、インターネット返済(ペイジー)、コンビニレジ返済(PAYSLE) |
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返済方式 | 元利定額方式、残高スライド元利定額方式 |
エポスカードは、株式会社丸井グループが提供するクレジットカードです。
世界中のVISA加盟店で使える利便性の高さと、ネットショッピングでポイント最大30倍という還元率の高さで人気があります。
元利定額方式と残高スライド元利定額方式のどちらにするか、ユーザー側が選択可能です。途中で変更もできるので、返済しやすいほうを利用しましょう。
モビット VISA-Wの場合
返済方法 | 自動引き落とし、ATM返済、インターネット返済、銀行振込、ポイント返済 |
---|---|
返済方式 | 残高スライド元利定額方式 |
モビット VISA-Wは、SMBCモビットが提供するカードローンとクレジットカードの一体型カードです。
カードローンの利用限度額は800万円と高いため、まとまったお金が必要なときも安心できます。
「クレジットカードとカードローン両方の良いところ取りをしたい」という方におすすめです
まとめ
この記事では、VISAのカードローン(キャッシング)の返済方法から返済方式の違いまでを解説しました。
カードローン(キャッシング)の返済方法は、次の通りです。
- 口座振替(自動引き落とし)
- ATM返済
- 銀行振込
- インターネット返済
契約する際は返済し忘れないように、自分に合った返済方法を選択することが大切です。