カードローン審査がどこも通らないときの対策方法!原因と借入会社の選び方
カードローン審査がどこも通らない人には、何らかの理由があります。
原因がわかれば対策も立てやすく、次の審査を通過できる可能性が高まるでしょう。
この記事では、カードローン審査がどこも通らない原因と対策をわかりやすく解説します。
借入先の選び方もお伝えするので、今度こそカードローンを利用したいという人はぜひご確認ください。
カードローン審査がどこも通らない理由5つ
「カードローン審査がどこも通らない!」という人は、以下の原因に当てはまらないか確認してみてください。
- 信用情報に問題がある
- 収入が安定していない
- 勤続年数が短い
- 他社の借入が多い
- 申し込み内容に不備がある
原因を整理することで、この後紹介する対策方法も頭に入りやすくなります。
①信用情報に問題がある
自身の信用情報に問題があると、カードローンの審査に通りにくくなります。
信用情報とは、個人のクレジットカードやローンの利用状況・滞納履歴などをまとめた情報のことです。
信用情報は以下の3つの機関に登録され、銀行や消費者金融といった金融機関同士で情報を共有しています。
- JICC(株式会社日本信用情報機構)
- CIC(株式会社シー・アイ・シー)
- JBA(全国銀行協会 全国銀行個人信用情報センター)
過去に延滞や債務整理をした人は、一定期間(当該取引終了から5〜7年)ブラックリスト状態になります。
また、短期間に複数社に申し込むと「申込ブラック状態」となり、審査に通りにくくなるので注意が必要です。
②収入が安定していない
収入が安定していないのも、カードローン審査がどこも通らない理由の1つです。
カードローン審査では継続して返済する能力があるかを重視し、利用者の安定した収入を求めています。
そのため「収入が毎月変動する」「単発バイトしか収入源がない」という人は、審査で不利になりやすいのです。
他にもフリーランスや会社経営者、水商売の人なども収入が安定していないと判断されやすいことを覚えておきましょう。
③勤続年数が短い
勤続年数が短いと、カードローン審査に通りにくくなります。
勤続年数は継続安定した収入を測る重要な項目になるため、短期間だと収入が不安定とみなされるからです。
一般的に審査に通りやすくなるのは「勤続年数1年以上」といわれ、1年未満の場合は審査に落ちやすくなります。
勤務歴で不利にならないよう、1年以上の勤務実績を作ってから申し込むようにしましょう。
➃他社の借入が多い
他社の借入が多い人は、カードローンがどこも通らない状態になりやすいです。
カードローンでは総量規制を超える貸付ができないため、審査では他社の借入状況も調査します。
例えば年収が300万円の人は、100万円までしか借りられないことになります。
さらに、年収の1/3以内ならギリギリまで借りられるかというと、そうとも限りません。
総量規制はあくまで法的な上限であり、一人ひとりの細かい状況は考慮していません。大抵の人は、総量規制より少ない金額までしか借入できないでしょう。
⑤申し込み内容に不備がある
書類不足や入力ミス、虚偽申告などをおこなうと、カードローン審査に落ちやすくなります。
特に虚偽申告は必ずバレますし、過去には詐欺罪に問われたケースも存在します。
審査もより時間がかかるようになるので、申し込む際は入念に申込内容を確認することが大切です。
カードローン審査にどこも通らないときは、以下の対策方法を試してみましょう。
- 信用情報を確認し改善する
- 少額融資で申し込む
- 期間をあけて1社ずつ申し込む
- 申し込み先を変えてみる
確実に通過できるとは限りませんが、何もしないより通れる確率を大幅に上げられます。
信用情報を確認し改善する
ごく稀に、自身の信用情報に誤った事故情報が記載されるケースがあります。例えば、以下のようなケースです。
- クレジットカードを持っていないのに利用歴がある
- 債務整理をしていないのに履歴が残っている
間違った事故情報が登録されている場合は、信用情報機関に訂正や削除を求めることができます。
以下は、国内の信用情報機関と情報開示の方法をまとめたものです。
消費者金融機関名 | 主な加盟カードローン会社 | 情報開示の方法 |
---|---|---|
JICC(株式会社日本信用情報機構) | 消費者金融など | インターネット・郵送・窓口 |
CIC(株式会社シー・アイ・シー) | 信販会社、クレジットカード会社など | インターネット・郵送 |
JBA(全国銀行協会 全国銀行個人信用情報センター) | 銀行や信用組合など | インターネット・郵送 |
ただし、事故情報が正しいものであれば、自分から抹消する方法はありません。登録期間(取引終了から最大7年程度)が過ぎるまで待つ必要があります。
少額融資で申し込む
カードローン審査がどこも通らない人は、少額融資から試してみてください。
審査では借入希望額に対して継続返済できる年収なのかを判断し、年収に釣り合わなければ審査に落ちてしまいます。
そのため最初は高額融資を希望せず、まずは10万円程度で申し込みましょう。返済実績を積めば、将来的に増額申請を受けることもできます。
期間をあけて1社ずつ申し込む
短期間で複数のカードローン会社に申し込んでいる人は、期間をあけて1社ずつ申し込みましょう。
複数社への申し込みは「経済的に切羽詰まっている」と疑われてしまい、貸し倒れリスクの高い人と判断されます。
申込情報は信用情報機関に半年間残るため、先述した申込ブラックにならないよう半年間は申し込まないように心掛けましょう。
申し込み先を変えてみる
カードローンの申し込み先を変えることで、審査を通過できる場合があります。
どのカードローン会社も審査基準は公開していませんが、それぞれ重視するポイントが若干異なります。「A社では審査落ちしたがB社では借りられた」というケースは少なくありません。
大手で落ちたら中小企業のカードローンに、銀行で落ちたら消費者金融や信販系のカードローンにするなど、申込先の規模や業種も
変えてみましょう。
審査に通りやすい借入先の選び方
ここでは、カードローン審査に通りやすい借入先の選び方を解説します。
自身の状況に合わせて、適切な借入先を見つけてみてください。
銀行よりノンバンク(消費者金融や信販会社)のほうがおすすめ
一般的に、銀行よりノンバンクのほうが審査に通りやすい傾向にあります。
消費者金融や信販会社のカードローンは銀行より金利を高く、貸し付けのリスクもある程度許容しているからです。
さらに銀行は2017年に発表された「銀行カードローンに関する全銀協の取り組みについて」に則り、審査を厳格化しています。
また、利用者の少ない中小は大手より柔軟に対応してもらえる傾向があるので、大手に通らない場合は利用を検討しましょう。
低所得者世帯なら公的貸付制度も検討
低年収や無職などさまざまな理由でお金が必要な人は、公的貸付制度の利用も検討しましょう。
公的貸付制度とは、生活が苦しい人を対象にした国の融資制度です。
- 総合支援資金
- 緊急小口資金
- 母子・父子・寡婦福祉資金
- 求職者支援金
母子・父子・寡婦福祉資金を例にすると、生活資金の月額15万円程度を無利子または年利1.0%で融資してもらえます。
貸付限度額は自治体によって異なりますが、条件を満たせばカードローンより好条件で借りられます。
公的貸付制度はさまざまな種類があるので、カードローンがどこも通らない人は市役所に相談してみると良いでしょう。
「審査がどこも通らないが貸してくれるローン会社」には要注意!
「他社で落ちても確実に融資します」「どこも通らない人でも100%融資」などとうたうカードローン会社は注意が必要です。
金融庁は平成15年に貸金業法を改正し、誇大広告の打ち出しを禁止しています。
第十六条 貸金業者は、その貸金業の業務に関して広告又は勧誘をするときは、貸付けの利率その他の貸付けの条件について、著しく事実に相違する表示若しくは説明をし、又は実際のものよりも著しく有利であると人を誤認させるような表示若しくは説明をしてはならない。
引用:https://laws.e-gov.go.jp/law/358AC1000000032|e-Gov法令検索「貸金業法」
「審査なしでキャッシング可能」などとうたう業者は、高確率で闇金業者です。
カードローンは誰でもお金を借りられるわけではなく、必ず審査を通過しなければなりません。
闇金を利用すると法外な利息を要求されて生活が崩壊する恐れがあるので、絶対に近付かないように気をつけましょう。
まとめ
カードローン審査がどこも通らない人は、勤続年数や申し込み内容の不備などを確認してみてください。
少額融資で申し込んだり借入先を変えたりすることで、審査に通過する確率を上げることができます。
この記事の対策方法に再度目を通して、闇金に注意しながら理想のカードローンを利用しましょう。