ゆうちょ銀行カードローンのメリット・デメリットは?金利や審査基準も紹介
ゆうちょ銀行カードローンのメリット・デメリットは?金利や審査基準も紹介
fin_user

ゆうちょ銀行カードローンは現在新規受付はしていない?詳しく解説!

ゆうちょ銀行のカードローンがあるのか、気になる方もいるのではないでしょうか。

ゆうちょ銀行は2018年10月までカードローン「したく」を提供していましたが、2024年11月時点、新規受付は行っていません。

カードローン「したく」自体はスルガ銀行が提供していますが、既存会員のみサービスを利用できます。

本記事では、以前ゆうちょ銀行が提供していたカードローンを詳しく解説します。

カードローン会社を比較する際の手助けとしてぜひ最後までご覧ください。

サービス内容

サービス内容

ゆうちょ銀行カードローン「したく」は、提携ATMが多かったり、スルガ銀行でも契約できたりするのがメリットです。

ここからは、ゆうちょ銀行カードローン「したく」のサービス内容を詳しく解説します。

金利について

ゆうちょ銀行カードローン「したく」の金利は、7.00%〜14.90%です。

参考:スルガ銀行「商品概要・ご返済方法」
https://www.surugabank.co.jp/ks/cl/outline.html

お金を借り入れる際には「利息」と呼ばれるお金を貸してくれる方に対して支払う対価が発生します。

金利は借り入れ額に応じて、どのくらいの利息が発生するかを示した数値です。

金利は日割りで計算され、下記の計算式で求められます。

【借入金額×金利×利用日数÷365日】

ゆうちょ銀行カードローン「したく」で1ヶ月間10万円を借りた場合の利息は1,225円です。

金利は借入額によって左右されるため、借り入れの前に利息を含めた返済額を確認しておきましょう。

審査に通りやすい?

ゆうちょ銀行カードローン「したく」は、審査に通りやすいとはいえません。

カードローンはサービス提供会社を問わず、安定した収入の有無や勤続年数、信用情報の事故情報などを踏まえて審査を行います。

安定した収入がなかったり、信用情報に傷があったりすると審査に落ちる可能性もあります。

銀行内で設けられた基準に則り審査を行っているため、決して審査に通りやすいとはいえません。

即日融資は対応している?

ゆうちょ銀行カードローン「したく」は即日融資には対応していません。

ゆうちょ銀行をはじめとした銀行系カードローンは、社内で設けられた審査基準に加え、警視庁にデータベース照会を行います。

警視庁のデータベース照会には、最短でも1日かかるため、即日融資はできません。

即日融資を希望している方は、消費者金融系カードローンがおすすめです。

ゆうちょ銀行カードローン3つのメリット

ゆうちょ銀行カードローン3つのメリット

ゆうちょ銀行カードローン「したく」は提携ATMが多く、借り入れや返済がしやすい傾向にあります。

他にもメリットがあるため、詳しく解説します。

提携ATMが多く利便性が高い

ゆうちょ銀行カードローン「したく」は、提携ATMが多く利便性が高い傾向にあります。

提携ATMは下記の通りです。

  • スルガ銀行
  • セブン銀行
  • EnetコンビニATM
  • イオン銀行
  • 全国の提携金融機関ATM・CD(キャッシュディスペンサー)

提携金融機関ATM・CD以外のATMは借り入れのみに対応しており、返済は対応していないので注意が必要です。

近隣のATMで借り入れや返済ができるため、手軽にカードローンを利用しやすいのがメリットです。

ゆうちょ銀行とスルガ銀行で申し込める

ゆうちょ銀行カードローン「したく」は、スルガ銀行でも申し込めるのがメリットです。

どちらの銀行でもカードローンの申し込みや契約ができるため、近隣にゆうちょ銀行がない方でも利用しやすい傾向にあります。

地方銀行ではないため、全国どこに住んでいてもカードローンを利用できる点もメリットといえるでしょう。

月3,000円から返済できる

ゆうちょ銀行カードローン「したく」は借入残高が10万円以下の場合、返済額を月3,000円から設定できます。

10万円以上の最低返済額は下記の通りです。

10万円超20万円以下6,000円以上
20万円超30万円以下9,000円以上
30万円超40万円以下12,000円以上
40万円超50万円以下15,000円以上
50万円超100万円以下20,000円以上

参考:スルガ銀行「商品概要・ご返済方法」
https://www.surugabank.co.jp/ks/cl/outline.html

注意点として、最低返済額に設定してしまうと返済期間が長引く可能性があります。

利息は日割り計算のため、返済期間が長いと返済額が大きくなります。余裕のある月は多めに返済しましょう。

ゆうちょ銀行カードローン3つのデメリット

ゆうちょ銀行カードローン3つのデメリット

ゆうちょ銀行カードローン「したく」は提携ATMが多かったり、スルガ銀行からも申し込めたりしますが、デメリットも伴います。

ここからは、ゆうちょ銀行カードローン「したく」のデメリットを3つ紹介します。

現在は新規受付を行っていない

ゆうちょ銀行カードローン「したく」は、現在新規受付を行っていません。

新規受付は2018年10月31日で終了しています。

新規受付を行っていない理由としては、スルガ銀行が金融庁から行政処分を受けたためです。

ゆうちょ銀行カードローン「したく」の利用を検討している方は、他のカードローンを検討しましょう。

大きい額は借りられない

ゆうちょ銀行カードローン「したく」は大きい額を借りられないのがデメリットです。

他の銀行カードローンは800万円まで借りられますが、ゆうちょ銀行カードローン「したく」の最高借入限度額は500万円です。

年収の1/3までしか借りられない「総量規制」があるとはいえ、大きな額を借り入れたい方には向いていません。

収入証明書類の提出が必須とされている

ゆうちょ銀行カードローン「したく」では、50万円以上の借り入れを行う場合は収入証明書類の提出が必須とされています。

収入証明書類は、給与明細書や源泉徴収票、確定申告書などがあげられます。

審査の際に収入証明書に不備があると希望するタイミングで借り入れできない可能性もあるため注意が必要です。

よくある質問

よくある質問

ここからは、ゆうちょ銀行カードローン「したく」に関するよくある質問を紹介します。

気になる点を残したまま契約してしまうと後悔する可能性があるため、疑問や不安は必ず解消しておきましょう。

Q1.申込方法はどんなものがある?

ゆうちょ銀行カードローン「したく」の申込み方法は、新規受付を行っていないため、公式サイトには記載がありません。

一般的にカードローンの申込み方法は、Webや電話、窓口による申込み方法があります。

申込みから借り入れまですべてオンライン上で完結するカードローン会社も増えています。

Web上から本人確認書類や収入証明書類をアップロードできるため、好きな時間や場所から申込めるのがメリットです。

Q2.勤務先に在籍確認の電話がかかってくる?

一般的にカードローンは、審査の段階で勤務先に在籍確認の電話がかかってきます。

担当者の個人名で電話をかけたり、カードローンの利用は伏せたりなど申し込み者のプライバシーに配慮されているのが大半です。

基本的に申し込み者ではなく、同僚や上司が「◯◯は席を外しています」「今日はお休みです」など在籍確認が取れれば問題ありません。

※カードローン会社によっては本人が出なくてはいけないケースもあります

Q3.返済方法は?

ゆうちょ銀行カードローン「したく」の返済方法は、ATMによる振り込みで返済を行います。

ゆうちょ銀行やスルガ銀行をはじめ提携ATMから返済できるため、利便性が高い傾向にあります。

ただし返済には手数料がかかるため、余計なコストを抑えたい方は、できるだけ少ない回数で返済するのがおすすめです。

Q4.申し込み〜利用までの流れを教えて

一般的なカードローンの申し込みから利用までの流れは下記の通りです。

  1. Webや電話、窓口から申し込み
  2. 審査通過後に契約
  3. 専用カードが届き次第利用開始

申し込みや契約の際には、本人確認書類や収入証明書類が必要です。

本人確認書類は運転免許証やマイナンバーカード、収入証明書は給与明細書や確定申告書を用意しておくとスムーズです。

記事のまとめ

記事のまとめ

ゆうちょ銀行カードローン「したく」は、現在新規受付を行っていません。

既存会員向けにサービスを提供しているものの、ゆうちょ銀行ではなくスルガ銀行と契約を結ぶ形になっています。

メリットは多くありますが、新規受付を行っていないため注意が必要です。

ゆうちょ銀行以外にも多くの銀行でカードローンは提供されているため、金利やメリットなどを比較して選びましょう。

監修者プロフィール
菱村真比古
菱村真比古
ファイナンシャルプランナー
10種の金融資格と中高の教員免許を持つ異色のファイナンシャルプランナー。NISA、住宅ローン、社会保障制度などが複雑に絡み合うライフプランを明快シンプルに紐解きます。中でも《菱村式老後資金計算法》は将来に不安を抱える子育て世代に好評。生命保険と金融サービス業界の最高水準として世界中で認知されている独立組織MDRTの正会員。『お金のエキスパート』として講演や営業マンの育成など幅広い領域で活動している。

【資格情報】
・住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー
・日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー
・生命保険協会認定トータルライフコンサルタント
・CCAA クレジットカードアドバイザー
・相続診断協会認定 相続診断士 
記事URLをコピーしました