カードローンや住宅ローンの審査には信用情報が大きく関係する
カードローンの利息を調べるには、利息計算が必要不可欠です。
「カードローンの利息計算ってどうやるの?」
「返済シミュレーションで計算できる?」
「金利って何をする時に使うの?」
このような方は、利息の計算方法を知ることでカードローンにおける金利の仕組みを理解することができます。
この記事では、カードローンの金利から利息計算をする方法や利息を抑える方法を解説しています。
カードローンの利息・金利とは?
カードローンにおける金利とは、借りたお金に対して借入手数料がいくら発生するのか割合を表す数値のことで、利息や利子を計算するときに使用します。
年利、利率、借入利率と言い換えることもあります。
カードローンの金利は貸金業者により異なりますが、利息制限法などの法律で定められた上限金利を超えて設定することはできません。
利息計算をすることにより上限金利を超えた場合には借入金額を見直す必要があります。
利息制限法などについてはこちらをご覧下さい。
引用:金融庁「多重債務者対策・貸金業法等について| 貸金業法のキホン」
https://www.fsa.go.jp/policy/kashikin/kihon.html
カードローンの金利と利息計算の関係
金利は利息計算をする時に使用する
カードローンの金利は、借入れや預け入れ、借金、投資などのさまざまな場面で使用され、利息を受け取ったり手数料として支払う際の利息計算に利用されます。
借入れの場合、住宅ローン、カードローン、教育ローン、マイカーローン等のさまざまなローンがあり、それぞれの貸金業者によって金利も異なります。
カードローンの金利は、利息計算をする際に使用される%で表された指標であるため、関係があります。
カードローンの利息計算方法
基本的な計算式
カードローンの利息は、借入金額と金利、借入日数から計算できます。
計算式は次のとおりです。
利息=借入残高(円)×年利(%)×借入日数(日)÷365
※うるう年は366日で計算
たとえば、実質年率15.0%で100万円を30日間利用した場合は
1,000,000×0.15÷365×30=12,328円
利息は12,328円となります。
自身でカードローンの利息計算をすることも大切ではありますが、借りたお金を何回かに分けて返済する時には利息計算が複雑になるため、利息計算を間違えてしまう可能性もあります。
カードローンを扱う貸金業者のホームページで返済シミュレーションを利用しながら利息計算をしましょう。
返済シミュレーションでも利息計算できる
返済シミュレーションでは、借入金額や金利、返済期間などを入力することで、自身で利息計算をしなくても月々の返済額や返済期間の目安を自動的に利息計算をすることができます。
正確な返済シミュレーションを立てることにより、無理のない返済計画を立てやすなったり、毎月の利息と元金の減り方を確認することができます。
また、カードローンの完済までの期間や返済金額も把握できます。
カードローンの利息計算は、分割返済の場合元金が毎月変わります。
元金が変わるとその都度利息計算をすることとなるため、利息計算は自身で計算するのではなく返済シミュレーションを頼るのも一つの手であるといえます。
利息を抑えるための確認ポイント
借入期間を短くする
返済期間が短い場合、支払う利息の総額が少なくなり金利の優遇を受けられる可能性があります。
例として、フラット35では返済期間が20年以下の方が金利が低く設定されています。
一方、返済期間を短くすると月々の返済額が高額になるデメリットもあります。
月々の家計にも影響がある他、万が一の出費が発生した場合にはカードローンの返済が困難になるリスクがあります。
事前に返済計画を立てた上でカードローンの金利の優遇を検討するようにしましょう。
繰り上げ返済を活用する
繰り上げ返済とは、毎月の返済額とは別でボーナス時など資金に余裕ができた際にまとまった額を任意で繰り上げて返済する方法です。
繰り上げた返済額は全て元本のみに充てられます。
その分支払う予定だった利息が消え、カードローンの総支払額を減らすことができます。
カードローン利用時の注意点
返済計画を立てる
返済計画を立てるメリットは、次のようなものがあります。
利息計算による返済計画は、将来的な支出や日常生活の急な出費に備え定期的に見直す必要があります。
無理のない借入額を設定する
無理なく返済するために守るべきポイントは、次のようなものがあります。
- 返済負担率を20%程度に抑える
- 返済負担率が高くなった場合には、返済期間を長くしたり繰り上げ返済を利用して借入額を減らす
返済負担率とは、カードローンやキャッシングなどのローンを含めた年収に占める年間の返済額の割合を指します。
返済負担率の計算方法は、次のとおりです。
年間返済金額 ÷ 年収 × 100 = 返済負担率
住宅ローンの審査において金融機関が実際に確認する指標です。
カードローンやキャッシング、住宅ローンを含めて返済負担率が基準を超えた場合、返済負担が重くなり返済が滞るリスクが高まるため、返済負担率を参考にすることで無理のない借入額を設定することができます。
利息計算の方法を理解しておく
利息の計算方法を理解するメリットとしては、金利が返済額に直結することを理解できることが挙げられます。
金利が高くなった場合には、借りた金額に対する利息額が増えて返済額も増えます。
一方、金利が低ければ利息額は少なくなります。
利息計算の方法を理解することで、金利が低いカードローンを選ぶことの重要さを知ることができ、返済の負担を減らすことができるため有利になります。
よくある質問
Q.利息計算の方法は?
利息額の計算は、利息額=借入残高×利率×借入期間により求めることができます。
Q.返済シュミレーションはどこにありますか?
銀行や消費者金融の公式ホームページに掲載されています。詳しくはご自身が借りる予定の貸金業者のホームページをご覧下さい。
Q.独自審査は怪しいですか?
大手消費者金融であるアコムやプロミスも独自審査を採用しているため、怪しいということはありません。安心してご利用いただけます。
Q.一括返済と分割返済の違いはなんですか?
一括返済と分割返済の違いは返済の回数です。一括返済は借りたお金に利息を上乗せして1回で返済する方法です。分割返済は、元金と利子を複数回に分けて返済する方法です。
Q.返済を遅延してしまいました。どうすれば良いでしょうか?
遅延は信用情報に大きく影響があります。ご自身が借入中の賃金業者に早急にご連絡することが望ましいです。
Q.借金は良くないことですか?
借金が良くないとされている理由として、借入れのしすぎや高金利のリボ払いが挙げられます。無理のない返済計画を立て、適切な利用と返済を行なっていれば借金自体に全く問題はありません。
記事のまとめ
この記事では、カードローンの金利から利息を計算する方法や、利息を抑えるポイントなどを解説してきました。
カードローンの利息を抑えるためには、借入期間を短くしたり繰り上げ返済を積極的に行うことが最も効果的です。
そして、定期的に利息計算による返済計画を行い、将来的な支出や日常生活の急な出費に備えて見直す必要があります。
調べる際には利息計算を自身で行うこともできますが、返済シミュレーションを使用してより正確に利息計算を行うことがおすすめです。
利息制限法により借入金額に応じた上限金利が定められているため、これらの情報を理解し、計画的な利用を心がけましょう。