消費者金融系
クレジット系と消費者金融系は、貸金業法が適用されるため、総量規制の対象となります。
一方で銀行系は、銀行法が適用されるため、規制の対象にはなりません。
しかし、規制がないからといって返済能力を越える借り入れはできず、銀行ごとに設けられたルールのもと限度額が決まります。
金利の低さ
初めてのカードローンを選ぶ際に確認したい部分として、金利の低さもあげられます。
金利とは、借入額に対してどれくらいの利息(借り入れに対する対価)が発生するかを示した用語です。
例えば20万円を金利10%で借りた場合、返済する際は元金(20万円)にプラス2万円の利子を支払わなくてはなりません。
金利は種類や会社によって異なりますが、低いものを選ぶと返済額を抑えられます。
消費者金融系は金利が高い傾向にあるため、クレジットカード系や銀行系を選ぶのがおすすめです。
注意点として、金利は一般的に「15.0%〜18.0%」と幅広く設定されています。
必ずしも下限の金利が適用されるわけではない点に留意しておきましょう。
審査・借り入れまでのスピード
「支払い期日が迫っている」「学費を払わなくてはならない」など、急いでいる場合は、審査や借り入れまでの期間がスピーディーな会社を選びましょう。
できるだけスピーディーに審査や借り入れを行いたい場合は、消費者金融系がおすすめです。
消費者金融系のサービス提供会社によっては、最短30分程度で借り入れできます。
一方で銀行カードローンは、初めての方であれば審査や借り入れに時間がかかるため、急いでいる方にはおすすめできません。
なかでも銀行は、警察庁のデータベース照会やコンプライアンスチェックなどが義務付けられているのが特徴です。
警察庁のデータベース照会は最短でも翌日以降になるため、金利が低いものの、すぐに借り入れはできないのです。
消費者金融系は、借り入れまでの時間が短い傾向にありますが、金利の高さには留意しておきましょう。
また審査や融資までの時間が短いと「審査が甘いのでは?」「誰でも通るのでは?」と考えている方もいるのではないでしょうか。
銀行系に比べると、審査内容は厳しくありませんが、決して甘いわけではありません。
金融庁に登録している業者は、法律に則って融資を行っているため、しっかりとした審査を行っています。
初めてでも安心!審査に通過するポイント
初めてカードローンを利用する方は、まず審査に通過する必要があります。
基本的に安定した継続収入がある方を前提にしており、収入がない方は審査に通過するのは難しい傾向にあります。
専業主婦の方は、ご主人の収入を基に審査を行うケースもあるため、一概に通らないとは言い切れません。
ここからは、初めてでも審査に通過するためのポイントを2つ紹介します。
収入に見合ったお金を借りる
初めてカードローンを利用する際は、収入に見合ったお金を借りるのがおすすめです。
収入に見合っていない過度な借り入れを希望すると、返済できないと判断されて審査に落とされてしまいます。
目安としては、多くても年収の三分の一程度です。
初めて利用する場合は、継続しているケースに比べると大きい額は借りづらい傾向にあります。
年収に基づいた目安や借入額のバランスを踏まえ、できるだけ少ない額を借りるようにしましょう。
信用情報を確認する
初めてカードローンを利用する方で、信用情報に事故情報が掲載されている可能性がある方は、自分で信用情報を確認しておくのがおすすめです。
カードローンの審査では、利用者の信用情報を確認して行われます。
信用情報とは、クレジットカードやローンなどの利用に関する過去から現在までの取引を記録した情報です。
延滞や債務整理、クレジットカードの強制解約などがあると、審査で落とされる可能性があります。
他にも携帯電話の支払いを延滞していると、事故情報が掲載されるので、注意が必要です。
信用情報は、シー・アイ・シー(CIC)や日本信用情報機構(JICC)などの信用情報機関に開示請求すると確認できます。
次の記事ではカードローン借入先おすすめランキングを紹介
初めてカードローンを利用する方は、まず審査に通過しなくてはなりません。
審査では属性情報と信用情報が確認され、継続収入の有無や信用情報に事故情報はないかなどが確認されます。
審査時間はカードローンの種類によって異なります。
消費者金融系は審査や借り入れまでの期間が短い傾向にあるため、スピーディーさを求める方におすすめです。
カードローンは、自分の希望に合わせて金利の低さや借入先の種類など複数の項目を比較しましょう。
次の記事では、カードローンのおすすめな借入先を忖度なしで紹介しています。
初めて利用する方や借入先に悩んでいる方は、ぜひご覧ください。
監修者プロフィール
10種の金融資格と中高の教員免許を持つ異色のファイナンシャルプランナー。NISA、住宅ローン、社会保障制度などが複雑に絡み合うライフプランを明快シンプルに紐解きます。中でも《菱村式老後資金計算法》は将来に不安を抱える子育て世代に好評。生命保険と金融サービス業界の最高水準として世界中で認知されている独立組織MDRTの正会員。『お金のエキスパート』として講演や営業マンの育成など幅広い領域で活動している。
【資格情報】
・住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー
・日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー
・生命保険協会認定トータルライフコンサルタント
・CCAA クレジットカードアドバイザー
・相続診断協会認定 相続診断士