収入のない専業主婦が、カードローンの審査に通過するのは難しい？

「収入がない専業主婦でもお金を借りられる？」
「旦那にバレずに借りられるカードローンは？」

この記事を読んでいる方は、このような疑問をお持ちかもしれません。

生活費や旅行、趣味、住宅ローンの支払いなどに使うお金が足りず、足りない分を旦那にバレずに借りたいという方は多いではないでしょうか。

そこでこの記事では、専業主婦でも借りられるカードローン5選や、専業主婦が旦那にバレずに借入する方法などを解説します。

専業主婦でも借りられるカードローン5選

カードローンの中には、専業主婦が利用できるものと利用できないものが存在します。

ここでは、専業主婦でも利用できるカードローン5選を紹介します。

イオン銀行カードローン

イオン銀行カードローンは、収入のない専業主婦の方でも、配偶者に安定かつ継続した収入があれば申込可能です。

ただし、申込者自身に収入がない場合は、限度額が50万円までになる点には注意が必要です。

口座開設の申し込みはオンラインのみで手続きが完了し、郵送物のやり取りが不要なので、家族に知られにくいのもイオン銀行カードローンのメリットです。

契約後はイオン銀行ATM・セブン銀行ATMなどで、ATM手数料無料で借入できます。

セブン銀行カードローン

セブン銀行のカードローンも、収入のない専業主婦でも申込できるカードローンです。

職業選択時に「主婦・家事手伝い」を選択することで、審査を受けられます。

申込は専用のスマホアプリから24時間365日行えるので、最短翌日の借入が可能です。

契約後はセブンイレブンのATMからの借入であれば、手数料が一切かかりません。

セブンイレブンの利用機会が多い方は、セブン銀行カードローンを選ぶのもよいでしょう。

楽天銀行スーパーローン

楽天銀行スーパーローンは、安定した収入がなくても50万円まで借入可能です。

ネットのみで申し込みできるので、来店や書類提出は一切不要です。

また、申込で楽天ポイントがもらえるサービスもうれしいポイントです。入会だけで1,000ポイントが付与され、さらに利用残高に応じて最大30,000ポイントがもらえます。

審査や融資速度の速さも大きな魅力で、最短当日で審査結果が出る旨が明記されています。

さらに、申込時に「振込融資ご希望金額」の欄に借入希望金額を記入すれば、カードローンが自宅に到着する前に借入できます。

審査・融資のスピードが大きな魅力なので、すぐにお金が必要なときに楽天銀行スーパーローンを利用するとよいでしょう。

SBI新生銀行カードローン

SBIネット銀行は申込条件が「本人または配偶者に安定した収入があること。」となっており、専業主婦でも申し込みが可能なカードローンです。

SBI新生銀行の口座を持っていなくても申込ができるので、これまで銀行を使っていなかった場合でも借入が可能です。

申込はオンラインもしくは電話で行えるので、店舗を訪問する必要なく申し込みが可能です。

セブンイレブンやローソン銀行、イオン銀行などのATMで手数料無料での借入が可能なので、お金が必要なときにすぐに引き出せます。

ベルーナノーティス

ベルーナノーティスは収入がない専業主婦でも借入できる、消費者金融です。

ほかの消費者金融では、申込者本人に安定収入があることが申込条件になっている場合が多いので、ベルーナノーティスは貴重な存在と言えます。

銀行のカードローンは審査に時間がかかり、早くても借り入れは翌日以降になる可能性が高いですが、ベルーナノーティスなら最短即日の借入が可能です。

ただし、申込には配偶者の同意者が必要のため、「旦那に内緒で」というわけにはいきません。配偶者の同意が得られるのであれば、利用を検討してみてもよいでしょう。

カードローンなら旦那に内緒で借り入れできる？

専業主婦の方がカードローンを利用するにあたって、「旦那に絶対にバレたくない。」という方も多いのではないでしょうか？

そこでここからは、専業主婦が配偶者にバレずに借入できる方法について詳しく解説します。

銀行のカードローンなら借入できる可能性がある

銀行のカードローンは、収入がない専業主婦でも、配偶者に安定収入があれば申込可能な場合があります。

専業主婦が申し込む場合、借入可能金額は一般的に30万円や50万円などに制限されるのが一般的ですが、少額の借入であれば配偶者の同意なしで申し込めます。

また、原則旦那の職場に在籍確認の電話が来ることもないので、審査の過程で旦那にカードローンの利用を知られる心配も少ないでしょう。

もちろん、すべての銀行カードローンが専業主婦でも申し込めるとは限らないため、利用するローンは適切に選ぶ必要があります。

専業主婦は旦那に内緒で消費者金融のカードローンで借入できない

銀行のカードローンとは違い、消費者金融は旦那にバレずに利用するのは不可能です。

これには以下の2つの理由があります。

• 総量規制に引っかかる
• 旦那の同意を書類で示す必要がある

それぞれを簡単に解説します。

総量規制に引っかかる

消費者金融などの貸金業者からの借入は、年収の1/3を超えてはいけない、というルールが定められています。

この規制により、旦那に内緒で消費者金融の審査に申し込んでも、年収がゼロの専業主婦は審査に通過できません。

年収ゼロの専業主婦が銀行のカードローンに申込できるのは、銀行カードローンが総量規制の対象外だからです。

旦那の同意を書類で示す必要がある

もしも収入が0円の専業主婦が消費者金融でお金を借りるには、「配偶者貸付制度」を利用する必要があります。

配偶者貸付であれば、配偶者の年収の1/3から、申込者と配偶者の合計借入総額を引いた金額を借入できます。

ただしこの制度を利用するには、以下の書類を提出し、配偶者から借入の許可を得ていることを示す必要があります。

• 配偶者の収入証明書
• 融資の同意書
• 夫婦関係を証明する書類

配偶者に知られることなく、これらの書類を準備するのは通常は不可能です。

そのため、旦那に内緒で専業主婦が消費者金融のカードローンでお金を借りるのは、非常に難しいのが現実です。

専業主婦がカードローンを利用する際の注意点

専業主婦がカードローンを借りる際には、押さえておくべき注意点が存在します。

注意すべき点を守らないと、審査に落ちやすくなったり、配偶者や家族に利用が知られやすくなったりします。

ここからは4つの注意点を紹介するので、カードローン利用時には気を付けるようにしましょう。

希望限度額は高くても50万円以下にする

専業主婦が銀行のカードローンを家族に隠して借りる場合、希望限度額は高くても50万円以内にすべきです。

多くの場合、希望限度額が50万円以下であれば、配偶者の同意不要で申込できるからです。

この場合、配偶者の年収情報については申込時に記入するだけで審査を受けられます。

一方、希望限度額が50万円を超える場合には、配偶者の収入証明書や、配偶者が記入した同意書の提出を求められる場合が多くなります。

こういった書類を用意するには、配偶者にカードローンを利用することを伝える必要があり、確実に利用がバレることになるので避けるべきです。

バレることなくカードローンを利用したい場合は、必要最小限の限度額を希望し、高くても50万円までにするようにしましょう。

特に郵送物でバレないよう気を付ける

カードローン会社から送られてくる郵送物は、家族に借金がバレる大きな要因となるので、気をつける必要があります。

カードローン利用中に送られてくる郵送物には、以下のようなものがあります。

• ローンカード
• 利用明細書
• キャンペーンなどの案内

これらの郵送物が送られてくると、旦那や家族が郵送物に気が付き、カードローンの利用に気が付く可能性が高くなります。

特に利用明細書を見られてしまうと、嘘をついてごまかすのも難しくなってしまうでしょう。

郵送物から利用がバレるのを防ぐには、WEB明細の利用やアプリでの借入によって、郵送物が発送されないようにするのがおすすめです。

ローンカードの発行が必須の場合は、サポートに連絡して配送時間を指定し、家族がいない時間帯に受け取れるようにするなどの工夫が必要となります。

滞納しないよう気を付ける

カードローンの返済で滞納しないように気を付けるのも重要です。

滞納してしまうと督促の連絡が電話やメールで連絡が来るので、カードローンの利用を家族に知られるリスクが高くなるからです。

はじめのうちは自分の携帯電話の番号に連絡が来るため、家族にバレずに済む可能性が高いでしょう。

しかし滞納を放置すると、郵送物での督促が始まり、家族に見られてしまいバレる可能性が高くなってしまいます。

返済の滞りは家族に借金がバレる大きな原因になる恐れがあるので、確実に毎月の期日までに支払うのが重要といえます。

ローンカードや通帳を見られないように気を付ける

ローンカードや通帳を配偶者に見られ、カードローンの利用がバレるケースも多いので、絶対に見られないようにする工夫が必要です。

特にローンカードを財布に入れておくと、お金を支払った拍子などで見られてしまいバレやすくなるので、避けたほうがよいでしょう。

また、通帳の記帳内容からカードローンの利用が発覚するのもよくある話です。

そのため、適切な対策によって、ローンカードや通帳を配偶者に見られないようにする必要があります。

ローンカードは財布に入れず、普段は隠しておき、持ち運びは利用時のみにするのがおすすめです。

また、通帳はオンライン明細に切り替え、紙媒体の通帳を発行しないようにするのが一番です。

これらの対策を行い、ローンカードや通帳から借金がバレ、トラブルに発展しないよう対策しましょう。

専業主婦のカードローン利用についてよくある質問

ここでは専業のカードローン利用について、よくある質問とその回答を紹介しています。　

ブラックでも借りられるカードローンはある？

信用情報に事故履歴が記載されている、いわゆる「ブラック」といわれる状態では、残念ながら借りられるカードローンは原則として存在しません。

カードローンの審査の際には、必ず信用情報機関の情報が確認され、ブラックだとその時点で審査に落ちてしまうからです。

もしも、「ブラックでもOK」などとうたうカードローンがある場合は、違法に運営されている闇金の可能性が高いので利用してはいけません。

審査が甘く必ず借りられるカードローンはある？

銀行・消費者金融のいずれの場合も、しっかりとした審査があるので、だれでも通過する審査が甘いカードローンはありません。

審査では、信用情報や年収などの情報に基づいて、融資可能かどうかが判断されます。そのため、どのカードローンに申し込んでも、個人の状況によっては審査に落ちる可能性があります。

SNSでの個人間融資など、審査なしで融資する業者もないわけではありませんが、違法業者の可能性が非常に高く利用は極めて危険です。

カードローンで100万円を借りるには年収はいくら必要？

カードローンで100万円を借りるために、必要な年収は300万円です。

総量規制により、借入できる金額は年収の1/3までに制限されているため、300万円以上の年収がないと原則として100万円を借りることはできません。

記事まとめ

専業主婦がカードローンを利用するには、配偶者の収入を根拠に申込できるカードローンを選択する必要があります。

銀行カードローンや消費者金融のなかには、配偶者の収入があれば専業主婦でも借入可能な商品があります。

専業主婦がお金を借りる場合は、こういったカードローンを選んで利用するとよいでしょう。

もしも、「旦那にバレずに利用したい。」という場合は、配偶者の配偶者の収入証明書や同意が不要な、銀行のカードローンがおすすめです。

当記事内では、専業主婦が申込できるカードローンを厳選して紹介しています。記事内で紹介したカードローンを参考に、自分に合ったものを選んで、申し込んでみるとよいでしょう。

菱村真比古

ファイナンシャルプランナー

10種の金融資格と中高の教員免許を持つ異色のファイナンシャルプランナー。NISA、住宅ローン、社会保障制度などが複雑に絡み合うライフプランを明快シンプルに紐解きます。中でも《菱村式老後資金計算法》は将来に不安を抱える子育て世代に好評。生命保険と金融サービス業界の最高水準として世界中で認知されている独立組織MDRTの正会員。『お金のエキスパート』として講演や営業マンの育成など幅広い領域で活動している。

【資格情報】
・住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー
・日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー
・生命保険協会認定トータルライフコンサルタント
・CCAA クレジットカードアドバイザー
・相続診断協会認定 相続診断士